昨日は太陽が眩しい真夏日だったが、以外にも湿度が低く心なしか涼しく感じた。
こうして一歩一歩夏に近づいていくのだろう。
毎朝視ている、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『らんまん』、松阪慶子さん演じる実家のおばあちゃん槙野タキさんが亡くなって物語も折り返しとなった。
神木隆之介さん演じる主人公・槙野万太郎の東京行きに反対で「許さんぞね」と言いつつ心の中では許していたタキさん、孫の姉・槙野綾(佐久間由衣)と番頭の息子井上武雄(志尊淳)、そして弟の万太郎(神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)、二組の祝言を終えてナレ死した。
金曜日の朝イチでは、槙野タキを演じた松阪慶子さんが登場、鈴木奈穂子アナウンサーは番組冒頭からハンカチを離せず泣いていた。それにしても松阪慶子さんは明るくてお茶目だなと、あの重みのある凛としたタキさんとは大違い、流石の演技力と感心した。
前作『舞いあがれ!』の高畑淳子さんが演じた五島のばんば才津祥子さん同様、若い人にビシッと言う、言葉の一つ一つに人生の何が詰まっている。恐れ入りましたと頭を下げるしかない。
さて、今どきの大卒新入社員は3年以内に3割が辞めるが、その内大卒新入社員の1割が一年以内に退職するらしい。
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ここにも「大学を出たけれど」がある。せっかく厳しい就活を勝ち抜き念願の会社に入ったのではないのか、一体何があるのだろう。
記事によると、入社一年以内の早すぎる離職、最近浮上しているのが「職場での成長の機会がないことだ」そうだ。
今、働き方改革かわからないが、若社員を大切に扱い、いわゆるホワイト企業でありたいため、若手社員を"お客様扱い"し、成長につながる負荷の高い仕事を与えられず、失望して離職、転職していくらしい。
ちょっと理解できないが、厳しく接するとパワハラだぁとか言う一方、お客様扱いすれば、緩すぎると会社を辞める、人を雇って育てることはつくづく難しい。
昔のことを言うつもりはないが、今の高齢者の皆さんは大なり小なり、上司の圧を感じながら、下積みをして多くの人は定年までほぼ同じ会社で過ごしたと思う。
会社全体での運動会や忘年会があり、いわば家族ぐるみの会社人間であった。それが良いかどうかはわからないが、オール〇〇マンとして会社人生を過ごし、退職金を手にした。
もっとも自分は途中から四流社員を目指していたので、出世とは無縁の会社人生であったが、多くのお客様や先輩に出会い、それなりに満足している。
もちろん悔しいと思ったことも少なくなかったが、そんな時、話しを聞いてくれる先輩がいて、最後まで走り切ることができた。
入社後3年位は何が何だかわからないまま、言われた通り仕事をしていたが、モデルとなる良き先輩、上司に出会えれば、人事異動もあり、また違った目標が出来、人は成長するものである。
そうならないのであれば、1年以内での離職もあり得る。会社にも迷惑がかかるし、リクルターの人たちにも失礼と思う。せめて内定辞退をしてくれれば、違った学生を採用出来たのにと嫌味を言われるかも知れない。
もう一度自分を見め直し、再チャレンジも悪くはないが途中下車したことは今後の面接でも必ず聞かれるだろう。
五島の祥子ばんばが言っていたように「自分に出来ないことがあるのならば出来ることを探せば良い」し、自分の好きなことを仕事に出来るのであれば、それも良い、ただ生活出来るかどうかはわからないが。
親などが「許さんぞね」と言っても親の附属物ではないので、ご自由にと言うしかあるまい。
若い方が読む訳ないと思いつつ、またこんな戯言を書いてしまった。どうかご放念願いたい。
今日も良い一日を・・・