昨日(1月28日)の”テレビ東京・ガイヤの夜明け” の番組
”アパレル業界のタブー” 売れ残ったブランド服 大量焼却の現場の番組を見て
心の底から、”こんなことして、いいの?”と思った。
現役の頃、よく聞いていた話だけれども、
いまだにこんなことが続いているなんて・・・
結局は需要に対して供給が多すぎるってことなのだけども、もっと、計画生産ができないものかしらね?
供給する側の事情の押しつけ
消費者のことを考えている?って、言いたい。
消費者も安いから対して必要でなくても、とりあえず買っておこうと買い、そこらへんに置いておく。
当然、買ったものを大切に扱わない。
現場にいたから、良く分かるけれども、素材発注するにも、工場で生産するにも、コストを下げるには
まとまった着数のほうが良い。でも、不要な数まで生産して、残ったものは破棄・焼却するなんて・・・
プロパーで買った人が、自分の買った商品と同じ商品が残り、破棄・焼却されているか
100円で売られていることを知ったら、どう思うかしら・・・
プロパーで買わなくなってしまうよね。
だから、生産者は在庫しても利益が出るよう抵コストの商品を展開する。
結果、市場には安かろう悪かろうの商品の氾濫。
そんな商品には魅力ないので、マーケットはますます冷え込む。
もちろん、暖冬、大雨、天候に左右されるから服は売れてないのも理由の一つだとは思うけれども、
私は生産者側のデーターに基づいた生産じゃないのが、昨今のアパレル不振の一つだと思う。
去年売れたものは過去のこと。
今年は (全く違った服でも) これを売っていこう!と、計画出来ないものだろうか?
消費者は、今何を欲しがっているのか?
もっと謙虚に耳を傾けて生産して欲しい。
ただ、昨日放映されたことがすべてではない。
””ファクトリーブランド っていう新しい形態の商品も市場に出てきているし、
アパレル業界の組織図が新しく良い方向に変わってきていることも否めない。
環境問題による気候変動が、こんなに騒がれている今日に、廃棄・焼却するような商品づくりは
すべきではない、絶対に・・・