素直なきもちで・・・ありがとう!

思うまま、日々感じたこと、写真の画像加工をupしています。
ハンドルネーム :Kaigowearと申します。

こんなこと!興味ありませんか?

2020-02-25 16:13:57 | 日記

『工業用パターン』

そうなんです。既製服では、ほとんどこの『工業用パターン』を

使用しています。

『工業用パターン』とは、縫い代を付けたパターンです。

そのパターンを裁断し、縫い代幅の内側が出来上がりの線なのです。

表地・裏地・別布・芯地などすべてです。

合い印などは、ノッチといって少し切り込みを入れます。

ノッチどうしを重ねて縫っていくわけです。もちろん、工場によって

多少の作業の違いはあるかとは思いますが、上りパターンに基づいて

切印を付けたりは、時間のロスになるので、ほとんどないと思います。

重ね裁断といって、数着分生地を重ねて裁断する場合

生地の一番上側と下側では生地の厚さによって

多少の誤差が必ず出ます。

だから、パターンの1mm幅もおろそかにできないので、パターン作業にはとても気を配る訳です。

 

とはいっても、今は私個人の1着分のパターンですが・・・

長年の習性で、1mm幅・ちょっとしたカーブ・会い印がとても気になり

消しゴムの出番の多いこと

他は、全く ”いいかげんモード” の私なのにね~

縫製仕様書といって、平絵と縫製指示を記したものを付けて

出来上がりです。

でも、このことで、ずいぶん学びました

 仕事の作業には多くの人達がかかわっている・・・

 自分の作業をいいかげんにしていると、次の作業の人達がスムーズにいかないし、

 とても迷惑をかけてしまうことを・・・

 だから、説明書きは、どこのだれが見ても分かりやすくしなくてはいけない、ってこと!

これって、すべてに通じますよね

 

 

 

 


¨ロンシャツ¨ のトアルできました。

2020-02-24 10:02:16 | 日記

勝手に ¨ロンシャツ¨ とネーミングしました。

ロンTと同じで、長いシャツだから・・・

シーチングで右半身をドレーピングします。(立体裁断で・・・)

前身頃・後身頃・側面の欲しい分量バランスをまず、軽くピン打ちします。

イメージどおり出来るまで、シーチングの縫い代を多めに取ります。

イメージ通り出来上がったら、縫い代を内側に入れて、袖の大体の形をアームホール

の寸法から割り出し、袖の傾斜から袖山の寸法を割り出し、

平面パターンで袖の形を作ります。

   興味ない方には退屈ですよね・・・

でもね

いろいろ、ピン打ちして、イメージが近くなって、だんだん形が出来ると

そうです  何年も携わっている今でさえ、嬉しいのです・この瞬間は・・・

 

今回の¨ロン シャツ¨は、綿先染めストライプの生地を使用するので、

地の目によって、ストライプの色が変わって見える事を年頭に置いて

あえて、肩ヨークは後中心に接ぎ目を入れて、スコバイ地の目使用します。

すると、斜めストライプになりますので・・・カフスも同様のスコバイ地の目

衿は後を少し抜きかげんにして、今っぽく。

袖はタック分量を多くとって、ふんわり袖に。

前の裾ラインと、後の裾ラインはあえて変え、脇に三角マチを入れて、

デザインポイントにしました。

袖口のカフス付けも、折り返して着用した時の

見栄えを考えて、袖したにスリットをいれ細いタブ止めにしました。

¨シャツ¨ という、メンズのイメージのアイテムを

パターンの分量バランスや、ちょっとした工夫で女性らしい

¨シャツ¨が出来ると思います。

この後、裁断用パターンにして、仕様書を描いて・・・

出来上がるのが楽しみです

 

 

 


ひさびさに・・・

2020-02-21 14:28:29 | 日記

久々のドレーピングは、ちょっと疲れます。

最近のパタンナーさんは、CADで製図するのでそんなに腕を広げたりしなくてもいいのだけれど・・・

何しろ、自宅でコツコツと作業しているので、

すべて、アナログ方式

でも、むかしの人はすごかった。

当時は、CAD導入の会社はほとんどなくて、すべて今の私のようにアナログ方式

上の写真の各アイテム、ジャケット、ブラウス、パンツ、デザイナー (私) がGOサインを出すまで、

文句もあっただろうに・・何度も、トアルチェックさせてくれたな~~

当然、夜遅いのは、当たり前。

こだわれば、こだわるほどにね・・・

だから、今こうして見ても、そんなに時代を感じない服になっている。

そんな仲間には、本当に感謝しています・心から

”コーディネイトで、新鮮さ!を、打ち出せるもの作り” それが、ポリシー

もちろん、少しずつは変化しているけれども・・・ファッションだから。

 

自分の気にいったものを、長く、大事にする。

服だけでなく、いろんな生活用品や家具家電etc.

”ものを大切にできなくて、どうして人を大切にできるの?”

つくずく思います。安かろうで、不要なものをたくさん買って、邪魔だからですぐに捨ててしまう人達。

もっと、これからの地球を考えて欲しい!

さぁ

パソコンに向かって気分転換出来た!

さて、もうひと頑張りしょうかな

 

 

 

 

 

 


『どこか、違うよね・・・』って、思いたいから!

2020-02-20 17:01:35 | 日記

春だから・・・

手持ちのコットンの先染めストライプと、ギンガムチェックを使って

シャツと、ブラウスを作りたくて、デザイン画を描いてみました。

まず、ボディに布を当てて、デザイン全体のイメージをつかみます。

作るアイテム・デザインがイメージできたら、デザイン画。

私は、デザインされた服をどのように着ればステキかなと思いながら、

コーディネイト画を描きます。

ヘアースタイル、靴、そんなものとコーディネイトした絵です。

もともと、イメージするのは好きなので、平絵は速く出来るのですが、

コーディネイト画は、本当に時間がかかって・・・

イラストは不得手なので・・・

でも、シンプルなデザインは、各パーツの分量バランス、ゆとり感が最も大切なのです。

それを間違えば、ユニクロやジーユと間違えられる服になりかねません。

飽きのこない、不変なデザインでも、ゆとり感はデザイナーのこだわりなのです。

自分でも、時々思います。

仕事を離れた、元デザイナーがこだわってどうするの?

出来合い商品を買った方が、手間がかからないし、いいじゃん! って・・・

 

それでも、なぜだかボディに向かっている私なのです。

年齢・時代に関係なく( いいえ、ゆとり感はトレンドと関係はありますが・・・)

出来るだけ長い間、オシャレに見える服を作ろうと

コツコツと作業しています。

 

 

 

 


"シャーベット オレンジ ” のアルバム

2020-02-19 15:00:51 | 日記

『ファッションは繰り返す』・・・確かにそうですね。

いろんな要素を変えて繰り返しています。

服の素材、シルエット、ディテールはもちろん、コーディネイトを変化させたりね。

だから、過去のものをそのままで着たら、<流行おくれ> になりますが、

髪型、メイク、コーディネイトで新しく見えるのも服です。

『ファッションは繰り返す』けれども、服はファッションのパーツなのです。

右の写真を撮影したのは、確か20年以上前です。

”シーヤーベットオレンジを使ったプリント柄”のアイテムはシャツと巻きスカート・スカートの下にはレギンス着用

ベージュのロングジレを着ています。ジレのアームホールの形は、今では少しダサいかも・・・

今これを新しい雰囲気で着るには・・・

以前の作品の写真を見ながら、そんな事を考えイメージを膨らませています。

仕事として、もの作りしていた頃は、苦しい時もありましたが、

他に趣味もない私にとっては、そんな時間がとても好きです。

 

 

 

 

 

結局、過去から踏み出せていない毎日を繰り返しているとも言えますかね~~

数日前から、手持ちの素材を使って

世界に一つしかない洋服:春バージョン・SERIES ONE というくくり で

ちょっと何か作品を、と思い、始めて見ました。

でも、実際の服になるには、どのくらいの時間を要するのか心配。

人って、ギャラが派生しないとそうなのか

私だけなのか

とりあえず、初めて見よう