2023.03.19
「ロック大陸漫遊記」
FM TOKYO
3月も4週目!
少し前だが、アニメの『サザエさん』でタラちゃんの声を務めていた貴家堂子さんが亡くなり、後任として愛河里花子さんが担当されることになった。
その話題から・・・、草野くんの世代的には、ドラえもんの声は大山のぶ代さんのイメージが強いけれど、今の水田わさびさんになって17年もたつそうだ。今では、「大山のぶ代さんバージョンのドラえもんを見ると、若い人の中には違和感を持つ人もいる」とか。
そして、実は、ドラえもんの声は、大山のぶ代さんは3代目で、初代は男性の声優さんが担当していた。「バカボンのパパで有名な富田耕生さん」だった。
草野くんの幼いころの記憶に「おっさん声のドラえもん」が確かにあって、「思い込みだったのかな」と思っていたが、ネットの普及で事実が判明して、「おっさん声のドラえもん、やっぱり存在したんだ~」と。
番組初期の2か月間だけだったそうだけど、「判明したときはうれしかったですね。オレの記憶、思い込みじゃなかったんだ~」。
ちなみの富田バージョンのドラえもんは、フィルムが残っていないか、権利関係で発表できないかで、今は見られないそうで、「いつか放送されないかなあ」。
(ちなみに、愛河里花子さんのタラちゃん、いつ交代したのかわからないくらい、前任者の貴家堂子のタラちゃんに酷似です)
そして、今日のテーマは、【ギブソンES335で漫遊記】。
ギターの機種縛りの回。
「このギター、使っている人、多いです」、日本では、クリープハイプの尾崎世界観さん、コレクターズのコータローさん、NIGHT HAWKSの青木秀一さんなど。「オレも一時期使っていました。いろんなギターのおいしいとこ取りのギターです」
オンエア曲
01 涙がキラリ☆(スピッツ)
02 Roll With It(Oasis)
03 I'm Coming On(Ten Years After)
04 Room 335(Larry Carlton)
05 Monkey Wrench(Foo Fighters)
06 Not Alone(Bernard Butler)
07 Hurt Myself(Rusty Anderson)
08 FOLLOW ME(andymori)
漫遊前の一曲は、スピッツで、「涙がキラリ☆」(1995年、12thシングル/1995年、6thアルバム『ハチミツ』)。
この曲のビデオクリップで、草野くんが弾いているのが、まさに「ギブソンES335」。
「このころ、ギターは全部テツヤが演奏してたから、音はES335じゃないかも」だそうです。
スピッツ / 涙がキラリ☆
(癒されるビデオクリップ。若~いメンバー。ついこの間のような気がするけれど、30年近い年月が経っています)
最初の曲は、Oasisの「Roll With It」(1995年、2ndアルバム『Morning Glory?』)。
「ES335を弾いている有名なギタリストと言ったら、彼かな~」で、ノエル・ギャラガー! Oasis時代の楽曲。
ただし、本格的にES335を弾き出したのは、この曲の2年後くらいで、このころはエピフォンを使用していた。ただし、「ノエルさんのシグネチャーモデルのES335も出ているし、イメージが強いんですよね」ということで。
草野くんがOasisの中でも好きな曲で、「高円寺のアパートに住んでいるときの目覚ましの曲だった」。だから、「聴いていると、当時の部屋の雰囲気がすごい思い出せる」。
ギブソンES335について。
Oasisにはメロディアスな曲から、「Roll With It」のような激しめ名曲まであるが、「ES335はどちらにも対応できる優れたギター」。
セミアコースティックギター(セミアコ)といって、アコギのように中が空洞の作りになっている。このタイプのギターは「箱鳴り」という音がする。「口で説明しにくいのだけれど、味わいのある、ちょっとアコースティックギターの要素が加わったような音」。
中が空洞だとハウリングを起こしやすいという欠点があるので、それを防ぐために中にセンターブロックという芯になるものを入れている。
だから歪ませたハードな音でもクリーンな音でも味わい深く聴かせることができる。
もともとはジャズやブルースのアーティストに愛用者が多かったそうだ。
次の曲は、Ten Years Afterの「I'm Coming On」(1970年、5thアルバム『Watt』)。
ギタリストは、アルヴィン・リー。
「古い曲を流したいオレとしては・・・」、ES335を使う有名ギタリストといえば、「この人でしょ」。
Ten Years Afterは、前にもココで流しています。
「シールをべたべた貼ったES335がイカしてます」と。
Ten Years After - Sweet Little Sixteen - 8/4/1975 - Winterland (Official)
1960-70年代にかけて、ES335を使っていたロックギタリストは多い。たとえば、リッチ・ブラックモア。エリック・クラプトンは今ではストラトキャスターがトレードマークみたいになっているが、ストラト以前はES335を使っていた。
Steppin'Out Live Cream Volume II (1972)
次は、Larry Carltonの「Room 335」(1978年、ソロ3rdアルバム『Larry Carlton 夜の彷徨』)。
「オレよりちょっと上の世代の方は、『ES335と言えば、Larry Carltonでしょ』と言う人が多いかもしれない」と。
ロックではなく、ジャズやフュージョンのカテゴリーだが、「ギタープレイがとっても気持ちいいので」。
(90年代に、誘われて来日ライブに行ったことがある。今でもあの浮遊感が体のどこかにある)
メッセージコーナー。
ウルトラマンの生みの親、円谷英二さんの故郷、福島県須賀川を訪れたというリスナーさん(町はいたるところ怪獣だらけで、まさしくウルトラマンの聖地!だったそうです)。
「草野さんは漫遊中に、円谷プロの特撮作品の話題を出すことがあるけれど、その分野に詳しい?」
草野くん的には、『ウルトラマンセブン』や『帰ってきたウルトラマン』を「再放送でメチャメチャ見た世代」なので、そのあたりのは記憶に強く残っているかな」。
リアルタイムでは、『ウルトラマンエース』や『ウルトラマン80』くらいまで。「『ウルトラマン80』と言えば、「隊員だった石田えりがステキでした」。
『ウルトラマンセブン』の「ノンマルトの使者」という回は、悪者だと思って攻めていた相手が実は先住民で、こっちは「侵略者だった」という「すごいオチのお話」。
「狙われた街」という回では、ウルトラマンセブンと地球に侵入してきたメトロン星人が「ちゃぶ台をはさんで話をするというシュールな場面」が印象に残っていて、今でもそのシーンが記憶にあるそうだ。
またダリーという怪獣が出てくる回には、10代のころの松坂慶子さんが出演していて、「すごいきれいでした。そういう基準で印象に残っている、というのもありますけどね(笑)」。
さて、ここからちょっと新しめのギタリストをご紹介。
次の曲は、Foo Fightersの「Monkey Wrench」(1997年、2ndアルバム『The Colour and the Shape』)。
ギタリストは、デイヴ・グロール。彼の使っているのは、正確に言うと、ES335をベースに作られた彼のシグネチャーモデルで、名前の頭文字をとって、「DG335」という。もともとは、60年代に活躍したトリニ・ロペスのシグネチャーモデルをバージョンアップさせたもの。
(トリニ・ロペス・・・。すっごい久しぶりにきく名前。「天使のハンマー」? 2020年にコロナ感染症で死去、と書いてある)
「グランジ以降のギタリストにも愛用者が多いギター、と言える」と。
フェンダーのギターのように、ペグが6つ、まっすぐに並んだヘッドのデザイン。
Foo Fighters - Rope (Live on Letterman)
(ヘッドデザインに注目)
草野くんとES335
ES335は、1958年に発売された、世界初のセミアコースティックギター。
Wikiによると、ESはElectric Spanishからきているとか。「オレ、知らなかった・・・」
草野くんはインディーズのころはもっぱらアコギを弾いていて、デビュー後にエレキを弾くことが多くなった。
はじめはエピフォンとかテレキャスターを人に借りて弾いていたが、3rdアルバムのころに「ここらでちゃんとした自分のギターを買おう」と決心して、「なぜか、ES335を買ったんですよね」。
それまでテツヤくんから借りて弾いていたエピフォンのカジノというセミアコが「すごいいい音だったんだけどハウリングがすごくて、それがないセミアコを買おう」というのが、その理由だった。そして、新宿の楽器屋「KEY」で購入。
ところが、ES335はエピフォンカジノに比べて重くて、「オレ、重いギターって持たなくなるんですよね。なので、335を使っていたのは、ほんの一瞬でしたね」。
次は、Bernard Butlerの「Not Alone」(1998年、2ndシングル)。
彼は、元Suedeのギタリスト。「ギターサウンドはもちろんいいんですけど、見た目もいいし、歌声も魅力的です」
Bernard Butler - Stay (Jools Holland)
最後の曲は、Rusty Andersonの「Hurt Myself」(2003年、自主リリース、2005年、再リリース、ソロデビューアルバム『Undressing Underwater』)。
「今日のラインナップではちょっとマニアックかもしれないが、ポール・マッカートニーさんのサポートとかもされている」。
ポールのサポートギタリストには、このRusty AndersonとBrian Rayの2人がいる。「2人ともメチャメチャかっこよかったんですよね、魅力的で」。
おもにラスティさんがES335、ブライアンさんがグレッチを弾いていて、「どっちか真似したいな」と。「ラスティさんは音がテツヤにちょっと似てるな、と思って、だったらブライアンさんが弾いてるグレッチかな~と」。それでグレッチを購入したそうです。「その結果、いろいろな曲でグレッチを使うようになって、よかった」。
でも、「ラスティさんの音、いい感じのES335の音で、すごく気持ちよかったんですよね」
(すごくわかる。ポールのライブDVDを見るとき、ギタリストに注目していることが多いです、昔から。Wingsのころから、ギタリストがカッコいい!!)
Paul McCartney - SGT Pepper's Lonely Hearts Club Band/The End (Live)
(それぞれに使用しているギターの機種は異なるかもしれませんが、3人のギタープレイがカッコいいので)
(ラスティさん、声もいいですね~。ギターのサウンドにぴったり。アルバム、聴いてみようかな)
特集の最後に。
ES335を使っている、ES335が好きなギタリストが多いのは?
サウンドが、(草野くんが)好きなレスポールに近い/音作りにこだわっている感じがいい
ES335、好きだけど、「重いからなあ・・・。自分で使うことはないかな」と。
「涙がキラリ☆」のビデオクリップで使ったES335は、「うちの押し入れにしまいっぱなしです」。
(ギターの機種縛りの回は、いろんなタイプの曲が聴けて、それも楽しみです。今回の選曲、かなりツボでした!)
そして、今回の「ちょっぴりタイムマシン」は、andymoriの「FOLLOW ME」(2009年、デビューアルバム『andimori』)。
(イントロは、今の季節に聴きたくなる「春の歌」。草野くんがあとで教えてくれたけど、これはわかりますよね)
このコーナーもES335で。「この曲のビデオで、小山田くんが弾いてます、ES335」
草野「この曲、最初に聴いたときは衝撃的で、やられたな、すごいな、と思いましたね。オレ、もし小山田壮平くんより若かったら、いろいろ真似してたと思う。ギターとか、服装とか、曲作りとかも」
彼らのデビューアルバムが14年前になるということで、「時の流れにおののきながら聴いてみたいと思います」。
andymori「FOLLOW ME」
来週は、「アイルランドのすごい人たちで漫遊記」。
面積も人口も、北海道を少し小さくした規模の国だけれど、アメリカ、イギリスに負けないくらい数多くのシンガー、ミュージシャンを出している。
そんなアイルランドの有名なアーティストの曲を特集!
(シンガー1人、バンド1つ、俳優1人しか思い浮かばない・・・)
そして、「できればロックの、好きなキーボーディスト」へのリクエストを募集しています!
「草野さん、耳たぶがかゆいです」
WBC優勝! よかったですね~。
大谷選手もすごかったけれど、吉田正尚選手の活躍が印象的で、メジャー1年目、応援します!
https://news.infoseek.co.jp/article/theanswer_312126/
https://the-ans.jp/news/303983/
そして、ドラゴンズファンの知り合いは、若い高橋宏斗投手がクラウトを三振の打ち取ったことを喜び、アメリカの「21歳の壁」に阻まれてシャンパンファイトに参加できなかったことを受けて、「今年はシーズンオフにやれるかも」と淡い期待(失礼・・・)を話しておりました。
「たかがスポーツ、されどスポーツ」くらいの感じが心地よいです。
おめでとうございます!
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