2012.7.12 (木)
SHINJUKU LOFT 35th ANNIVERSARY -
ROCK OF AGES
新宿LOFT35周年のイベント。
7月12日はスピッツ、懐かしの初ロフトワンマンの日だし、出るかもね・・・と思って、VINTAGEの先行でチケットをとっておきました。
2006年のロフト30周年のときも、The GROOVERSの藤井君が「ピーズとスピッツというすごいメンバーに加えてほしくて、で、この上のキャバクラにロフトの店長と、ピーズのハル君と、スピッツのマサムネを招待して、無事OKをもらいました」なんて話で出演してたし。
ココに書いてます。よかったら・・・。
http://blog.goo.ne.jp/kakera1221/e/ca2aab7cf0f4e604cd5d7bfe1f3813f9
チケットはとれたけど、そのあとでap bankの出演も発表になったし、なんとなく日程的になさそうだな、と思っていたので、先日の発表には驚きましたよ。
やっぱりライブハウスっていうと、この広さ以下のものが浮かぶ世代なので、ここで再びスピッツを聴けるのはうれしい。
OPENING ACTは、よしむらひらく君。(ココ)
「暗い歌ばかり続くんで」とか言ってたけど。
「海の見える街」は出だしの歌詞が印象的。
好きな声です。
O.A.で誰かの心をつかんじゃうってこともあるから。
GOINGのファンと思われる男の子たちが
「ロフトでスピッツが見られるっていうのはスゴイ! ありえないけどミスチルがロフトでやるのより、俺にとってはスゴイこと」
と自説を展開させていた。どこが「スゴイ」のかは、イマイチよくわかんなかったけど。
★若手バンドみたいに
のんびり油断してたら、ゆっくりとステージに変化が。
暗転の中、数人の姿が現れて・・・、「え、スピッツ?」と隣の女の子。
そこでみんな気づいて、「おおお・・・」という波のような声が。
はい、例によって、「いつの間にか」の登場でした(GOINGの楽しい芝居がかった登場とは対照的で)。
最初にセットリストを。
この程度の曲数でも自信ないので、どこはほかで確認してください。順番も。
○ 海とピンク
○ けもの道
○ 夕焼け
○ 初恋に捧ぐ(カバー)
○ 運命の人(打ち込みバージョン)
○ 恋する凡人
○ 8823
○ 涙がきらり☆
テツヤ君側の脇からだけど、やたらよく見える。
ボーダーTの草野。最初キノコ頭に見えて、ドキッとしたけど(なんか、これで夏イベ?とか思って心配になって(笑))、ライブハウスのせいか、若返ってみえたような。顔の色つやが健康的だったな。
セットリストはそれほど「おおっ!」というものではないけれど、このくらいの曲数で選ぶのって至難の業だろうな。
でも、世間で言われる「これぞ、スピッツ!」というセトリじゃないけれど、「こんなふうにいろんな楽曲のあるバンドなんですよ」というプレゼンみたいな感じだなあ。
ほんとうに「いい曲」だらけで・・・。
いきなりの「海とピンク」。
最近よく演奏するけど、オープニングにはぴったり。一気に盛り上がる感じ。
フロント3人がお互いにいつもより近いから、いっぺんに3人の動きが見えて、それがこっちの気持ちを高まらせる(崎ちゃんがちょっと見え隠れ状態なのが残念)。
「けもの道」のベースのイントロは短めであっさり本編へ。そして当たり前だけど「東京の日の出~♪」。
好きだなあ、ラスト近くのテツヤ氏のギター。ここだけ聴いて十分に盛り上がれるワタシです。
草野の声もいつもより荒削りな感じで(悪い意味じゃなく)、こっちに迫ってくる強さもあって、やっぱりライブハウスで生まれたバンドですよ!って思う。
さっき友人にメールしちゃったけど、「最後は小さな小さなライブハウスに戻ってきてほしいバンド」って。アリーナもホールもZeppクラスのライブハウスもいいけど、今夜の彼らはなんだか「水を得た魚」状態でした。
それともいつもそうなの? 最近席に恵まれなくて遠目でしか見てないんでね(-_-;)
そして、意外に人気のある「夕焼け」。切ないですよね、歌詞が。そしてメロディーラインの哀愁が秀逸。
低いところのハスキーな声も健在。
CDどおりと思われる演奏もすばらしい。この曲ではギターとベースの絡み合いに聞き惚れる。
夏イベ恒例の「カバー曲」は、今夜は「初恋に捧ぐ」。
今年は「おるたな」からセレクトなのかなあ、それとも別に用意するのかなあ。
「おるたな」のカバー曲ではこれがいちばん好きなので、勢いのある若い演奏といつもより?力強いボーカルを楽しめたな。
ギターのカッティングの心地よさに酔いました。
この曲は、スピッツの楽曲にありそうでなさそうな感じ。メンバーは一貫して楽しそうに演奏していたっけ。
打ち込みバージョンの「運命の人」。
初めてだったら「ん? 何?」って思うけど、ゴースカで披露ズミだから。
このアレンジにしてから、この曲、ちゃんとやってくれるようになったのかな。
「恋する凡人」「8823」は、やっぱりハンパじゃない盛り上がり。
狭いキャパならではの熱って、やっぱりある。
周りのGOINGファンと思われる男の子たちがものすごい盛り上がりで、「やば~い」って(笑)。
田村君、狭いステージでジャンプし続けてました。
ラストは「涙がキラリ☆」。本当に夏にピッタリの一曲。
イントロが華やかな夏の夜を思わせてくれる、いつも。実は、なぜか「ものすごく好きな」一曲。
歌詞も、かわいくて、青臭い男の子のH度もさりげなく盛り込まれてて、こういう歌詞を書かせたら天下一品と思わせてくれる。
こんな歌詞が無理なく歌えて演奏できる40代バンドよ、永遠なれ!って感じです。
「じゃ、最後まで楽しんでいって」というようなことをさりげなく行って、メンバーたちはあっさり(笑)去っていきました。
OPENING ACTのあと、まるで若手バンドのように、イベントの導入の盛り上げ任務をきっちりかっこよくつとめてくれた・・・そんなスピッツでした。
こういうスピッツ、最近はどのイベントでも見られないから、新鮮でホントによかったです。
★楽しめました!
次がPERIDOTS。コチラにオフィシャルページ。
申し訳なく予習なしなんですが(前から興味はあったのですが)、思いがけず楽しんでしまった。
タカハシコウキを中心としたプロジェクトで、ソロ、デュオ、バンド形式と、いろんな形で活動しているらしい。で、今夜はバンド。
曲調にちょっと不思議な浮遊感があって、でも最後は「今年はバンドでやるのはこれが最後かもしれないから」と、バンドっぽく盛り上げてくれました。
楽しかったー!
演奏もコーラスもうまくて、聴かせどころ満載な感じ。
「今日はたのしいね。スピッツのあとに演奏する時が来るとは・・・」と笑いを誘っていました。
そしてトリはもちろんGOING UNDER GROUND。
スピッツは割り込み的な参加(笑)だから、たぶん先行でチケットをとった人は大半がGOINGファンだったはず。
デビュー間もないころにイベントで聴いて以来のライブ。
松本さんの容姿からは違和感あり(すみません)のボーカルと、楽しい雰囲気。タオル回しとかもお約束であるんですね。
オーディエンスをきっちり盛り上げるところ、さすが年季が入っている。
改めて思ったのですが、メンバーはみんなかっこいいんですねえ(笑)。
「スピッツとは久しぶりだったけど、相変わらずいい曲ばかりで・・・。僕らもずっといい曲をつくっていきたいなと思いました」と松本さん。
★少しですが、MCも
狭いステージと狭いフロア。
改めて、昔はこんな至近距離でスピッツを聴いてたんだなあと思い出します。
いろいろ言われているけど、今はMCだってちゃんとお客とコミュニケートできているんだから、大したもんです(笑)。
彼らが出ていたのは古いLOFTで別の場所にあったんだけど、「雰囲気はこんな感じです」。
「23年前の今日、LOFTで初ワンマンでした」と。ワンマンって、やっぱり当時は感動でした。
「LOFT出演が最終目標のバンドだったから、あれ以降は・・・惰性?(笑)」とも。
メジャーデビューはカッコ悪い、インディーズで続けていくことの意味を考えていた時期もあったみたいだし。
LOFTのステージの床が「なぜか、市松模様で。この上に立つと盛り上がる」。緊張する、だったかな?
「当時のLOFTは、なんかヤバイ雰囲気もあって、楽屋に有名なAV女優さんとかが来てたり」
対バン相手の知り合いだったらしいけど。
「今だったら話しかけたりしちゃうけど(ここでフロアから、「えー」の黄色い声数人。「えー、ヤダ~、マサムネくん、そんなことするの?」的な声。オイオイ、アイドルじゃないんだぞ)、当時は見て見ぬふりしてました」
って。「劇団ひとりのコントみたいに」
ステージの斜め上の突き出たPAにダイブして流血騒ぎもあったとか。
「スピッツのライブで流血って、普通はありえないでしょ」とテツヤ。
当時のスピッツ貯金の暗証番号が「0712」(初ワンマンの日付)だったとか。
草野 「さすがに今は使ってないでしょ」
田村 「600円くらい入ってるよ」
草野 「じゃ、今度入金しとくわ」
田村 「よろしく」
こんなおかしいやりとりも。
草野「もっと熱くなっていいかな~?」
に客は「きゃ~」と叫ぶと、
「新宿なんだから、『いいとも~』でしょ」と草野。
きっちりやり直してました。
こんなところでしょうか。
またまたグダグダですみません。
でも、さすがに一般発売ではチケットは2分くらいで完売だったというし、行きたくて行けなかったファンの方もいらっしゃると思います。
LOFT35周年と7.12にこだわってチケットをとっておいてよかったけど、せっかく行ったのにこんなつたないレポで申し訳ないです。
「狭いキャパで生き生きしていたスピッツ」だけ、お伝えします。
読んでくださってありがとうございます。
昨夜、一気にまとめたので、おかしなところはご勘弁ください。
コメントありがとうございます。
恥ずかしいものばかりですが、読んでくださってうれしいです。
もう少し文章力とかあるといいんですけどね。
でも、ま、スピッツファンのみなさんは想像力豊かな感じだから、あのレポでもいろいろ妄想してくれてるんだろうなあ、なんて。
今回はたまたま「大当たり!」でしたが、打ち明けてないだけで、外したこともあったような記憶があります。
今回も、まさか、と思いましたけど。
メンバーはみんな(崎ちゃんは見えなかったんですが・・残念)本当に生き生きしてましたよ。これからまだまだやってくれそうですね、いろいろと。
アルバムも(いつになるかわからないけど)楽しみです。
読んで楽しくなったと聞いて、とてもうれしかったです。ありがとうございます。
こちらこそ、よろしくお願いしますね。
おやすみなさい。
いつもお邪魔しているのですが、書き込みは初めてです。
ロフト、やっぱり行かれていたのですね。
しかも発表前に「でるかもね…」でチケット取ってらしたなんて…さすが。
貴重な記念ライブのレポ、ありがとうございました。
生き生きしていたスピッツ(笑)を詳しく書いてくださって、読んでいてとても楽しかったです。
こちらもつられて生き生きしてきたような…。(笑)
初期の初期からずっとスピッツを見守って来た方ならではのレポですよね。
これからも楽しみにしていますので、よろしくお願いいたします。
もう出発しちゃったかな?
できることをゆっくりやっていきましょう。若いあなたには時間はたっぷりありますから。
昨夜は夢みたいな時間でしたよね。
つらいことが山ほどの日々から、たまには浮遊して別世界に行くのもいいよね。
音楽って、そしてスピッツって、ちょっとそういう存在ですよね。
あなたともう一人、長い間私の若いスピ友さんで日々頑張っているY子さんのどちらかにお譲りしようと思っていました。今回はあなたに…。
Y子さんは新木場に行かれるそうです。
Y子さんを蹴落として(笑)のチケットですから、ほんとうに貴重ですよ。
ではまた!
パワーアップして、秋に戻ってきてくださいね。
ご両親によろしくお伝えください。
昨夜はもうメチャクチャ楽しかったです。スピッツ一生ついてきます。
なんとなく悶々の一年だったんでいつもかけらさんにグダグダ言って迷惑かけてたけどこんなご褒美までもらって。
大学もどうにかなったんで今日これから福島に帰ります。俺も秋まで少しは助けになんなくちゃ。
またメールします。
チケットありがとうございました。
レポよく書けてますよ!(^^)! 付け加えるなら四人とも四十代は信じられない。十分俺の友達になれますww