2013.9.8(日)
M ARENA
yukohama FM 20:00~
MC 新井麻希
http://www.fmyokohama.co.jp/onair/program/Marena
いつものように、適当に編集しているところあり。
雰囲気だけ味わっていただけたら。
バックには、「ヒバリのこころ」「ロビンソン」「渚」などが流れていました。
例によって、自己紹介から始まる。削除(笑)
「スピッツは旅人のイメージ」と言われて、「そうですか?」と少々照れたあと、
「今年の夏はどこかへ?」に対しては、
草野「夏のイベントで東北のほうへ・・・」
MC「変わらないですね~」
草野「いえいえ、変わってるんですね~(笑)」
テツヤ「ちょっとずつね」
草野「ちょっとずつね(笑)。でも、ま、がんばってます」
31歳の新井さん(以後MC)はまさに高校の頃スピッツを聴いて青春を過ごしたそうで、
草野「あ、来ないほうがよかった?」
MC「いえいえ(笑)。今の私くらいのみなさんを、高校の頃に聴いていたんだなと思うと、私はまだまだ子どもですね~」
草野「子どもですね(笑)」
爆笑
田村「スゴイね」
MC「否定してくれてもよかったのに(笑)」
「さらさら」流れる
■■38枚目!
曲の紹介で「38枚目のシングル」と言われて、
草野「38枚目ってすごいね」
テツヤ「改めてきくとね」
草野「ふだんは考えてないんですけどね」
テツヤ「じゃ、18枚目はなんだ?」
草野「わかんないね~」
「スカーレット」という発言のあとに「冷たい頬」という回答あり。
MC「パッと出てこないですか」
テツヤ「出てこない、出てこない」
草野「デビューと最新しかわかんない」
新井さんは軽く、「さらさら」と「僕はきっと旅に出る」の印象の違いを述べたあと、「美しいメロディーは天下一品!」と。
「恥ずかしいですね」と照れる46歳ソングライター。
「なぜこの2曲が先行シングル?」という問いかけに、例によって(笑)、メンバーが、というよりスタッフが選んだ、と。
田村「たいがいそうだよね、シングルって」
崎山「そうだよね」
何曲が提示して、「この中からなら、どれでもいいよ」という感じ。
スピッツの曲つくりの過程をあまりご存知ではない新井さんに、軽く説明を。
草野「曲はうかんだときに、ICレコーダーなんかに、『フフフ~』とか入れておいて、それをまとめるのが曲づくりの期間で」
それを去年の秋から始めて、最初のレコーディングで録った5曲の中の2曲がシングルになった・・・と。
「さらさら」は、
草野「最初のアルペジオのアイディアは前からあって、そこから広がっていった曲」
■■始まりは・・・
新井さんの簡単なスピッツ履歴解説のあと、
草野「改めてきくと、スゴイ昔って感じだね」
その頃の思いでは?と聞かれ、
草野「ライブハウスをいっぱいにできるようなバンドになれれば、それで目標達成みたいな感じ」だったと。
草野「新宿ロフトでワンマンがやれたときに、もう達成しちゃった(笑)。あとは惰性みたいな(笑)」
田村「流れだね」
崎山「そのとき、おみやげにカセットを作って・・・」
お客さんは100人くらいしか来ないだろうと思って、120しかつくらなかったとか。
(ちょっとだけ自慢させてください。これ、持ってます(笑))
それが300人も来てくれて、「それはうれしかったですね」
草野「もらえなかった人にも住所聞いて、あとで送ったんですよ」
田村「ギターがうまいとか、ベースがうまいとかで引き抜かれたんじゃなく、ただの音楽好きが集まって始まって、いまだに続いている・・・」
草野「引き抜きとかあるんだ~?」
田村「あるでしょ、ビジュアル系とか。・・・引き抜かれることもなく(笑)」
■■「女の子の好みは・・・」
MC「趣味とか、合うんですか?」
テツヤ「趣味って・・・。趣味が音楽だからね」
草野「趣味の延長っていうか。バンドが好きなんで。そういうものを中学・高校と聴いてきたから、そういうところでは合いますね」
田村「具体的には言わないけど、女の子のタイプは違うね」
(こういう、ファンが喜びそうな話題にちょっとだけ触れる、っていうのは、やっぱりリーダーだな、と納得です)
草野「そういうのは(長続きさせるのに)大事かも」
「具体的に・・・」とうながされて、慌てるように、
草野「具体的にどうこうとかって、言いにくいよね~。でもパッと見たら、これ、田村の好みかなってわかるよね」
「そう、そう」とメンバー。
田村「これ、草野、絶対好きとか・・・」
テツヤ「オレ、ファラ・フォーセットだね」
世代の違い? ファラ・フォーセットを知らない新井さんに、TVドラマ「チャーリーズ・エンジェル」から説明をする草野(笑)。
MC「・・・。じゃ、けっこう派手な感じが(好き)」
テツヤ「ソフィー・マルソーも好きだね」
田村「もう同年代しかわからない会話になってきたよ。(笑)」
「僕はきっと旅に出る」流れる
■■ミリオンの頃
「ロビンソン」でブレイクした頃の話へ。
「150万枚の大ヒット」を受けて、
草野「あの頃、ミリオンヒットとかたくさん出てたよね」
崎山「ぼんぼん出てた」
草野「今はそんなにCD売れないですからね、時代だと思いますね」
ダウンロードとかYouTubeの話など。
MC「さみしさを感じますか」
田村「それはしょうがないね」とあっさり。
草野「基本はライブですから」
「ハチミツ」の大ヒットで「日本を代表するロックバンドの代表・・・」という解説に、
草野「え、そうなんですか? なんかくすぐったいですね」
MC「(笑)なんか、年下に言われたくないという感じですかね~」
草野「いえいえ、そんなことはないですよ」
MC「スピッツの唯一無二の世界観というか。私は自分で音楽を奏でない人なんですが、スピッツの曲ってクオリティーが高いなあ、って」
草野「自分で音楽を奏でない人のほうが強敵なんですよ。意外なところに気づく。全体的に元気ないね~とか言われて、ドキッとしたり。細かく聴く人のほうがそういうところに気づかなかったりして」 へ~。
■■いつものことながら「長いね~」の話題
結成26周年という話題に。
テツヤ「それももうわかんないね。26年? 27年?とか」
草野「10歳過ぎると、もうわかんない(笑)」
年数を意識しないのか?と聞かれて、
草野「まわりの人に言われて、ああ、そうなんだ~とかね」
テツヤ「ま、ボケないように思い出すけどね」
(爆)
草野「老化防止でね」
若さをキープするために努力はしているか?には、
草野「別にしてないですね~」
テツヤ「生卵だね」
田村「また、わかりにくい(笑)」
黄身か白身か?には「メレンゲです」って(笑)。
ちゃんと反応してくれる新井さんに、
草野「あんまり真に受けないほうがいいですよ。そういう役回りなんで」(「役回り」って・・・)
(笑)
MC「だって三輪さんだけ、髪の毛がふざけてますよね」
(爆)
テツヤ「実験、失敗したの。ドリフ的だからね」
MC「一時期、怖いときもありましたよね」
草野「変化があるからね」
テツヤ「まあね~。ここからはハトは出ないよ、アメは出るかもね~」
26年を振り返ると・・・。
草野「でもこんなにこんなに長く音楽を続けられるとは思ってなくて、昔は。だから幸せだと思いますよ、やらせてもらえて。だから、そこにあぐらかかないでやりたいな~とは思っていますけどね」
これから・・・と尋ねられて。
草野「昔は、40、50、60でロックをやっている人なんてあんまりいなかったんですよ。ま、ロック自体の歴史もあんまりなかったし。でも今は、矢沢永吉さんにしても・・・」
現役で曲つくって、ステージに立ってエレキを演奏する加山雄三を例にあげる。
草野「だから、まだまだだと思いますね、オレたちなんて」
田村「実際さ、昔のオレたちより今のオレたちのほうがいいじゃん」
(リーダーってさりげなく、こういうクサイことを言えちゃうんですよね~。これも役割?)
田村「昔、ひどかったじゃん」
草野「そう。今でも、下手くそだなあと思うし。だから、まだまだこれからのバンドマンという感じで」
田村「バンドとしてのカタマリで成長してるのかもしれないね」
草野「演奏力だけじゃなくて、お客さんとのやりとりとかも」
こういう一体感は昔から?という問いに、
テツヤ「だんだんだよね」
草野「でも、昔から似てなくはない」
そして、口々に、「背はいっしょだし」「全員、長男だし」「地方出身だし」と、息もぴったり(笑)。
「話も合う」「テンポ感もいっしょ」
田村「とりあえずは争いごと、キライだしね」
草野「そうね(笑)」
テツヤ「すぐあやまるよ」
ケンカは?には、「小さい争いごとは昔はあったけど、いわゆるケンカはない」
テツヤ「ケンカって、どうやったらいいか、わかんないもん」
ここでも「ふぐちり・てっちり」論争が例にあがるくらいだから、ほんとうにないんだなあ。
MC「1年にどれくらい一緒にいるんですか」
草野「年によって違うけど、レコーディングもツアーも一緒だから、時間にしたらスゴイよね」
田村「長く休んだこともないよね」
草野「1ヵ月以上離れてたことはないかも」
テツヤ「離れたこと!」
田村「なんか、ヤらしいね(笑)」
MC「バンド活動以外で、一緒にご飯食べようとか、そういうのはないですか」
草野「そういうときはね、なんか深刻な話があるときじゃないですか」
(笑)
テツヤ「今はほとんどないね。ツアー先でもほとんど一緒にメシ食うから、プライベートまで約束して、っていうのはね」
草野「好きな外国のアーティストが来るから一緒に見に行こうっていうのはあるかもしれないけど」
「レッチリ」とかは一緒に行ったそうです。
「ハチミツ」流れる
■■マイエプロン
草野氏はハチミツ好きで、料理にも使う、と。
「料理はレコーディングに近い」ということで、ここ数年は、趣味として料理をしている。
草野「美味しいかどうかはおいといて」
ツアー中は包丁が使えないので、そうでないときに。
「料理はレコーディングに近い」というのには、崎ちゃんも反応。
テツヤ「オレはやんないけど、この3人はけっこう(料理を)やるんだよ。エプロン持ってるし」
草野「持ってる、持ってる」
テツヤ「え、持ってるの?」
草野、「かぶってさっと後ろでしばるエプロンがいい。ボタンだと面倒。女性用だとちょっと小さいし。ジャストなやつがあまりない」と、思いがけずエプロンを語る。
テツヤ「オレは首の回りだけだけどね」(笑)と。スタイかい!
草野「食べる専門だからね」(笑)
「未来コオロギ」流れる
ああ、また聴いてしまった。言葉もメロディーもギターの音も心の奥に響く。
■■「楽器間のすきま」を大事に
最初に録音したのは「小さな生き物」で、それから仮タイトルのままアルバムタイトルになった、と。
草野「アルバムを象徴している言葉だし、昔から生き物が出てくる曲って多いんですよ」
ここで、例によって「オパビニア」のお話。「今はそれに近い生き物がまったくいない」と。
草野「オレも好きなんだけど、けっこう熱狂的なファンもいて。ぬいぐるみとかもあるんですよ。(へ~)で、一ファンとして使わせてもらいました(笑)」
田村「ファンなんだ」
新井さんによるアルバムの各曲の簡単な説明。
MC「難しい言葉も全然ないんですけど」
草野「むずかしいのは『オパビニア』くらいで(笑)」
でも、深みがあって、いろいろな意味にとれるものばかりだ、と。
アルバムにこめられたメッセージとは?と聞かれて。
草野「2011年は自分も心が弱っていた時期もあって。そういうときに自分が歌ってほしいと思った曲を自分がつくる・・・みたいな。心が軽くなるような」
新井さんは「ランプ」がいちばん好きみたいです。
レコーディングでこだわったことは?
草野「バンドのサウンドとしては、最近はずっとそうなんですけど、シンプルに、楽器間のすきまとかが見えるようにしたい、と」
「楽器間のすきまが見える」とは?
草野「シンセやオーケストラの音でコーティングするのではなく、4人の音が中心にあって、バンドの音を前面に出した音」というものにこだわったと。
草野「昔よりさらに、そっちにこだわるようになっていますね」
田村君が言うには、「シンプルに」というのがなかなか第三者には伝わりにくいと。自分たちは長くやっているので共通認識としてあるんだけど、それをレコーディングスタッフに伝えるのが今回は難しかったそうだ。
草野「シンプルだけど、しょぼくない、とかね」
田村「すきまがあるんだけど、各自の楽器はデカく聴こえる、とか」
新井さんの「でも、やっぱりスピッツだ~という安心感を感じた」と。
草野「昔、聴いてた人が今聴いて、ああ、まだやってんだ~と思ってもらえるような、ね」
田村君が言うには、昔のまま響かせるのは、じつは難しい、と。時代が変わっているから、実際には「そのまま」でななく、変えなくちゃいけない。
田村「だから、スピッツらしさを出すには、昔のままのスピッツではいられない。今の自分たちが出ないと、昔のスピッツらしさは表現できない」
草野「うん、そうね。昔の焼き直しではない。新しいことをやっているつもりだけど、聴く人によっては、褒め言葉として、全然変わってないね、って。それはそれとしてうれしいですけどね」
崎山「美味しい古い料理屋さんで、昔ながらの味、といっても、ちょっとずつ変えてるみたいな、ね」
草野「そう、そう。ラーメン屋さんとかね。昔ながらのラーメン屋さん、と言っても、今の人が感じる『昔っぽい味』を追及してる、っていう」
崎山「そう、そう」
■「サキちゃん」
ここで各盤の説明。拡大鏡の説明も。
田村「ま、ほしい人が買ってくれればいいね」
草野「通常盤でいいという人はそれを買っていただければね」
拡大鏡の話から、「みんな虫が好き?」には、
草野「虫っていうか、オレは生き物好きで。崎ちゃんもわりと好きだよね」
新井さん、その話じゃなく「崎ちゃん」という呼び方に食いついて、
MC「サキちゃん・・・、なんかいいですね、かわいい」
崎山「(照) ありがとうございます」
(笑)
田村「やばいね~(笑)」
テツヤ「崎ちゃん、崎ちゃんって言うと照れるから」
草野「相武紗季ちゃんみたいだね」
テツヤ「そのサキちゃんとは違うから」
「小さな生き物」流れる
■■縄跳び
「横浜サンセット」やツアーの予告など。
草野「ライブが基本のバンドなんで(カッコいい!)、楽しんでやりたいですね。いろんな街にもいけるし」
田村「やっとライブができるか!という感じ」
テツヤ「もうライブモードに入ってるんで、このまま。(「ライブモード」ってなんですか?と聞かれて) ライブモードですか? ライブやりたいっていう気持ちで」
(笑)
テツヤ「レコーディングモードと2つしかないんだけどね。今はライブモードです」
新井さんに「じゃ、崎ちゃんは?」と聞かれて、メンバーが小声で「崎ちゃん」「崎ちゃん」って(笑)。
崎ちゃん!「楽しみたいですね~。楽しむための準備もしておきたいですね」
MC「どんな準備をされるんですか」
崎山「縄跳びですね」
田村「即答(笑)」
(笑)
草野「縄跳びもね、意外とキツイんですよ。1分はかってやってみてくださいよ。けっこうキツイから」
MC「え、みなさん、されるんですか」
草野「最近、買ったんですけどね」
ここでテツヤくん、「おれはダブルダッチだけどね」と、彼の「役割」を遂行(笑)。
MC「え、ウソでしょ、ウソでしょ」
メンバー、笑いながら、「だんだんわかってきた。彼のあしらい方が・・・」って。
最後にひと言。
草野「なんか、ヘンなバンドとして長くやっていますが、これからも丸くなりすぎないように。そしてライブをみなさんにお届けしたい」
「エンドロールには早すぎる」流れる
う~ん、いい!
今週末のライブではやらないかもしれないけど、いつか夏フェスで聴きたいかな。
後ろのほうの余裕のあるエリアで、人目を気にせずに踊りながら聴きたい!!
・・・とこんな感じで。
昨夜遅く、仕事のあいまに軽くまとめました。
誤字脱字、意味不明な個所は、いつものように流してください。
ありがとうございました。
ああ、頭の中を、「エンドロールには早すぎる~♪♪」