隠れ家-かけらの世界-

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「ロックバンドなのにディスコかよ!」な時代も・・・今週のロック大陸漫遊記

2021年07月14日 14時26分11秒 | スピッツ

2021.07.11
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
FM TOKYO



 だいたいオンエアの2週くらい前に録音しているから、「今は梅雨の真っただ中。オンエアされる頃には、梅雨が明けている地域もあるかな?」。

 (うーん、その間にいろいろあったからなあ)
 草野「雨の日って、なんか眠いですよね」
 だけど、子どもの頃は「眠い」という感覚を知らなかったという。
 草野「親から寝なさい、と言われるから寝るのであって、言われなければいつまでも起きていたい、という子どもでした」
 眠気を知ったのは中学生になってから。「寝ずに勉強しなくちゃ、と思うと、とたんに眠くなる」
 (これ、学生のあるある?)
 今は、「寝ないといけないと思うと目がさえて眠れない。寝てはダメというときはメチャメチャ眠くなる」。
 草野「これ、どうなんでしょうか。普通のことなんでしょうか。これが一生続くと思うとつらい気が・・・」
 (程度問題で、結構誰にでもあるかも?)

 今日は、【ディスコビートのロックナンバーで漫遊記】。
 今でこそ、Cold Playとかサカナクションとか、ディスコビートの曲を奏でるロックバンドは当たり前。でもそれが非難されていた時代も・・・、「ロックバンドなのにディスコかよ!」と。
 そんな時代、20世紀のディスコビートのロックナンバーで漫遊!です。


 オンエア曲
 01 エンドロールには早すぎる(スピッツ)
 02 Da Ya Think I'm Sexy?(Rod Stewart)
 03 I Was Made For Lovin' You(Kiss)
 04 Heart Of Glass(Blondie)
 05 Goodnight Tonight(Wings)
 06 Shine A Little Love(Electric Light Orchestra)
 07 FEVER(TRICERATOPS)
 08 醒めない(スピッツ)


 漫遊前の一曲は、スピッツで「エンドロールには早すぎる」(2013年、14thアルバム『小さな生き物』/映画『横浜サンセット』のエンディングテーマ)。
 この番組では基本的に打ち込みは避けているが、「スピッツでディスコビートの曲と言うと、これになっちゃうかな」ということで。
 (切なくて懐かしくなってしまう曲。ヘビロテしたくなる。歌詞も草野マサムネらしくなくて、ある意味、新鮮)

 最初の曲は、「1978年の大ヒット曲」、Rod Stewartの「Da Ya Think I'm Sexy?」(1978年、35thシングル/1978年、アルバム『Blondes Have More Fun スーパースターはブロンドがお好き』)。
 (これも、しみじみ懐かしい。私もまだ自由な時代でしたっけ?)
 イギリスのロックンロールヒーローだったロッドさんがディスコな曲をリリースしたということで、「当時はかなり批判された」。
 草野「今の感覚からすれば、なに、かたいこと言っちゃってんの、ということですが。ま、新しいことをしようとすることに批判する人が出てくるのは世の常。オレも心が狭くならないように気をつけよう」
 (だけど、全英全米第1位だったのよね)
 草野少年のRod Stewart初体験は、小学6年のときにテレビで見た映像。「小学生の目には、ロッドさんはちょっとヘンなおじさんに見えちゃった。ピチピチの衣装着てたし」。
 (ココでも、Rod Stewartの曲を取り上げ、語っています。)
 草野「むしろ、そのわきで演奏している東洋人のベーシストがカッコいいなあ、と思っちゃった」
 そのベーシストはフィル・チェンという人で、「彼のベースラインがこの『I’m Sexy』で重要な役割をしている」と。
 フィル・チェンはジャマイカ育ちで、「そういうこともノリに出ているのかな」。
 (セッションベーシストとして、相当なプレイヤーときいています)

 そして次は、Kissの「I Was Made For Lovin' You」(1979年、7thアルバム『Dynasty』/35thシングル)。
 リアルタイムでKissを聴き始めたときに、最初に聴いたのがこれなので、草野くんにとって「Kissと言えば、Lovin' You」。
 (ココでも語っていますね)
 リリース当時、批判的な意見が多かったらしい。作品自体も、外部のコンポーザー(当時売れっ子だった、デズモンド・チャイルド)に発注している。
 草野「これは、スピッツが小室哲哉さんに依頼するような感じ」
 (これは・・・、批判されるかも?)
 草野「でも、ロックナンバーとしてもかっこいいし、ディスコサウンドとしてもノリノリな曲」
Kiss - I Was Made For Lovin' You

 「日本ではベストテンに入っていたような記憶があります」(ラジオからもかなり流れていました)


 ディスコビートの曲は基本的にディスコで踊ることを前提にしているので、「尺は長め。お体が暇な方は、ぜひ踊りながら聴いていただきたいです」。
 (お体が暇って・・・)
 草野くん流の説明によると、「ディスコビートは、ドンドンドンドンという四分音符の強いビートの上に、ツクツクツクツクという16分音符を感じるビート。ドラムで言えば、2拍目と4拍目にスネアが入ることが多い」。
 これが1970年代後半に世界的なブームになり「猫も杓子もディスコビート」という時代があった、と。


 次は、Blondieの「Heart Of Glass」(1978年、3rdアルバム『Parallel Lines 恋の平行線』)。
 Blondieはパンクバンドだけれど、ほかにスカの曲もあるし(ココでかけました)、ハードロックな曲もあり、「とても引き出しの多い柔軟なバンドだと思います」。
 「え、そんな意味だったの?で漫遊記」(ココ)、「映画ロックで漫遊記」(ココ)でも、Blondieをかけている。
 フワフワしたメロディーで、ボーカルのデボラ・ハリーさんのミステリアスな雰囲気も合わさって、最初に聴いたときから耳に残っているそうで、「Blondieの曲の中ではいちばん好きかも」と。
 こちらが「Heart Of Glass」のMV。
Blondie - Heart Of Glass (Official Music Video)


 ディスコブームのときはまだ小学生だったので、「ちゃんとはわかっていなかったんですが、世界的な大ブームになったのは、映画『サタデー・ナイト・フィーバー(Saturday Night Fever)』の影響が大きかったのかな」と。
 草野「おちゃらけた映画かと思ったら、真面目な暗い映画なんですよね」
 『サタデー・ナイト・フィーバー』は、1977年公開の、ジョン・トラボルタ主演の映画。
『サタデー・ナイト・フィーバー(Saturday Night Fever)』 予告編 Trailer 1977.

 「後半もまだまだ、ディスコビートな曲で『フィーバー』しましょう!」って。


 次は、Wingsの「Goodnight Tonight」(1979年、Wingとしては23th、ソロとしては27thのシングル)。
 ポール・マッカトニーは「ビートルズのころから、好奇心旺盛というか、新し物好きなイメージがある。だからトレンドだったディスコを取り入れるのも自然な流れだったのでは?」。
 草野「だからこの曲も違和感なく、ディスコ界隈の人だっけ?と思わせる。ベースがかっこいいんだよね。もちろんベースはポールさんが弾いていると思うけど」
 (彼が制作主演した映画『(GIVE MY REGARDS TO BROAD STREET ヤァ!ブロード・ストリート)』の一場面のバックで流れていたような気がするんだけど、サウンドトラック盤に入っていないから、私の記憶違いだな)

 最後は、Electric Light Orchestra「Shine A Little Love」(1979年、8thアルバム『Discovery/22thシングル』)。
 ELOは、Kissなどに比べたら、「ディスコビートな曲をやってもなんらおかしくない音楽性」。
 これは、「Disco Hitsのオムニバスに入っちゃってるような曲」だそうだ。
 草野「シンセのアレンジも、拍手も、フ~!という合いの手も、ディスコで流れてたらえらい盛り上がったんだろうな、と思いますね。ミラーボールのキラキラを浴びながら、ね」
 草野くん自身は、大人になったときにはすでにディスコは下火で、「クラブには行ったことあるんだけど、ディスコはないんだよね」。
 草野「今は新型コロナの影響で、踊るところも大変なんだろうね。とりあえずしばらくは、お家ディスコで」


 特集の最後に。
 ディスコって?と思って動画を検索したら、「SAMと踊ろう ディスコダンス」というTRFのSAMさんの動画がおもしろかったそうです。
【初心者必見】SAMと踊ろう!ディスコダンス!
 (楽しい~。運動不足解消にも悪くないかも)
 草野くんはマネするにはレベルが高すぎて、「踊ってるSAMさんを見ているだけ」だったそうです。
 (「ちょっぴりタイムマシン」の「FEVER」も含めて、すべて身体に心地よい楽曲ばかりで、ありがたい1時間でした)



 そして、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。

 曲は、TRICERATOPSの「FEVER」(1998年、2ndアルバム『THE GREAT SKELETON'S MUSIC GUIDE BOOK』)。
 今日はここも「ディスコビートな曲」で。
 日本でディスコビートでロックな曲と言ってすぐに浮かぶのは「ウルフルズの『ガッツだぜ』」と。
 それは以前にかけたのでひとまず避けて、ロック縛りを取りのぞけば、「トシちゃんの『哀愁でいと』とか好きなんですけどね」。
田原俊彦 哀愁でいと
 (このころに比べると、トシちゃん、すごくうまくなりましたよね)
 このトライセラの曲は「タイトルからして狙ってるな。それでいて、ディスコビートというとシンセもストリングスを入れたくなっちゃうところを、ストイックに3人の音で貫いているところが、すごいカッコいいなと思いました」。
 草野「ウルフルズほどファンキーではなく、ディスコロックという感じ。ディスコなロックの新しい形を提示していて、おそらくその後のロックナンバーにも影響を与えた曲ではないか」
 (いつもながら、スリーピースとは思えない重量感。ディスコビートな曲でも、これがなんとも心地よい! お家ディスコ!(笑))


 そして来週は、「The Knackで漫遊記」。
 ワンアーティスト特集。
 1979年に大ヒットした「My Sharona」のインパクトがすごくて、「一発屋扱いされて、『マイ・シャローナ』以外聴いたことがないという人も多いようですが、キャッチーでいい曲がたくさんあるんです」
 時代を追って、The Knackの曲を紹介してくれるそうです。
 ココでは「スピッツはナックっぽいと言われる」と言ってみたり、コチラでは「じゃないほうのThe Knack」をかけたり、コッチでは「短い曲」特集でかけたりしていますね。
 草野くんのThe Knackというバンドへの思いが感じられます。

 そして、「草野さん、旬の桃がうまいッス」


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