隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

ROCK IN JAPAN FES. 2019(8.12) 前半~ちょっと遅れて到着

2019年08月19日 12時06分15秒 | ライブリポート(音楽)

2019.8.12
ROCK IN JAPAN FES. 2019
at 国営ひたち海浜公園


 http://rijfes.jp/



 自転車並みのスピードで進む台風10号だったので、この日のひたち海浜公園はその影響をまったく受けずに、抜けるような夏空とときおりの気持ちいい風。
 だけど、相方に、「今まで参加した中でいちばん暑かった? 年のせい?」と言わしめた暑さだった。
 無事にくぐり抜けましたが・・・。

 お盆休みはだいたい休まずに仕事、という私たちなので、常磐道のそれなりの渋滞はちょっと認識不足。
 そして、二人になったMONGOL800は見逃した。残念。

 
 これが見えてくると、一気に気分があがります。
 そしてエントランス。
 

 いちばん遠い駐車場(すぐ周辺で「8823」ナンバー数台発見)から歩いて入場してGRASS STAGEに着いたとき(PARK STAGEからは大塚愛の歌声が聴こえてきた)、スキマスイッチのパフォーマンスが始まったところ。すでにテントエリアもいすエリアもシートエリアもいっぱいの人、人、人。
 それでもどうにか場所を確保して、スタンディングエリアに向かう。



★ スキマスイッチ
 01 奏(かなで)
 02 ゴールデンタイムラバー
 03 ガラナ
 04 青春
 05 未来花(ミライカ) for Anniversary
 06 ミスターカイト
 07 Ah Yeah!!
 08 全力少年

 私でも知っている曲ばかり。何度か出ているけれど、「GRASS STAGEははじめて」と、集まった多くのオーディエンスに目を移して、自信に満ちた笑顔を見せる大橋くん。
 盛り上がりを見せる曲と、しっとり聴かせる曲が、いい意味で差を見せつけずに緩やかに変化してこちらの胸に届く。
 相方と思い出話をしながら二人で作ったという「青春」は、気恥ずかしいほどにストレートな言葉が連なり、こんな夏空のもとで聴くと、ふいに胸に迫るものがあったりする。
 「未来花(ミライカ) for Anniversary」は、言葉の1つ1つが野外でもちゃんと届く演奏。常田くんの鍵盤の音もいいなあ。
 「Ah Yeah!!」でみんなのタオルが空に舞ったあとで、最後はやっぱり「全力少年」。大橋くんはステージの右へ左へをランニング。
 大きなうねりでみんなを盛り上げて、ライブは終了。


 そのあと、腹が減って、後方のフードエリアへ。
 以前よりも店が増えたからか、いろいろ工夫をしているのか、行列はあってもそれほど待たずに注文にたどりつける。
 テントの中でちょっと気持ちいい風に吹かれて食べていたら、なにやらにぎやかに東京スカパラダイスオーケストラのパフォーマンスが始まったみたい。

 戻ってみると、「MONGOL800のキヨサク、ありがとう!」の声。
 あ~あ、今日はよほど縁がないんだな・・・。これも残念。「流れゆく世界の中で」だったんだろうなあ。
 それで、そのすきにスピッツのグッズコーナーでタオルを購入しようとしたら・・・。グッズすべてがすでにSOLD OUTらしくて、ショップはそこだけ閉まっていた。
 早すぎるだろっ! とツッコみつつ、オフィシャルグッズで売れ残っていたバタフライタオルでお茶を濁す。かわいいデザインです。

 そしてGRASS STAGEに戻ってシート席まで行こうと、ステージを見ながら歩いていたら、
 「東京スカパラが行き詰っていたとき(こういう言い方だったか?)、救いの手を差し伸べてくれたミュージシャンがいます」
というMCのあとに登場したのが、奥田民生
 メンバーに合わせたのか、グレーのジャケットを着て、ちょっといつもと違う感じ。で、圧倒的な歌唱で、もちろん「美しく燃える森」。まさか、ここで聴けるなんて!
 今、10年前のMVを見てきたら、民生さん、小ざっぱりしたヘアと艶やかな?お肌で、やたら爽やか。で、若~い(笑)。
 このステージではもっとねばっこい大人な「美しく燃える森」でした。
 
出てきたときも退場するときも、「桜井です!」って(笑)。最新作「リボン feat. 桜井和寿(Mr. Children)」つながりのサービスでしょうね。
 
https://twitter.com/kin_drums/status/1161683012838313984?s=11


 次のエレファントカシマシが始まるまでの短い時間、すぐ横のBUZZ STAGEのCzecho No Republicのライブを覗く。
 CDでは聴いているけれど、ライブは初めて。
 「Firework」「Electric Girl」「Forever Summer」の3曲までしか聴けなかったけど、なんて楽しいんだ!
 そして、タカハシマイちゃん(かわいい・・・)の想像以上の豊かな声量と歌い上げてもどこか優しくたおやかな声がステキだった。
 おめでたいこともあって、なんとなくこちらも幸せな気分。
 テントの外にも楽しさが伝わってきて、もっと聴いていたかったんだけど・・・。

★ エレファントカシマシ
 01 ズレてる方がいい
 02 悲しみの果て
 03 デーデ
 04 ハナウタ〜遠い昔からの物語〜
 05 翳りゆく部屋
 06 桜の花、舞い上がる道を
 07 笑顔の未来へ
 08 俺たちの明日
 09 今宵の月のように
 10 ファイティングマン

 黒のジャケット姿で登場の宮本さん。
 メンバーに蔦谷好位置さん(キーボード)、ヒラマミキオ(ギター)を加えての完ぺきな編成で、何度もエレファントカシマシ+Sの彼らへの信頼とリスペクトを示す。
 ジャケットは早々に脱いで、白シャツが少しずつ汗をしみこませて、最後はもうシャワーを浴びたかのような53歳。
 何と言っていいかわからないけれど、50分間全力で動いて、喉がひきちぎれるように歌うさまは、もう感動的とかそういう言い方では不十分。ひれ伏したくなる(笑)。
 「ズレてる方がいい」から、MAXなパフォーマンス。いつもそうなんだけど、この光と熱波みたいな空気の中では、それはもう尊いものだ。
 「お前ら、いい顔してるぜ。見えてないけど」とお決まりのセリフ。大きなスクリーンの宮本さんが人波を奥の奥まで見渡している。
 そして、毎回気持ちが震えてしまう「悲しみの果て」。この暑さの中で聴いても、なんてせつないんだ。
 そして、「デビュー曲を聴いてください」からの「デーデ」。
 ステージ上を上手へ下手へを動き、ステージ上の柵にあの細くて長い足をかけて我々を挑発するかのような目で見まわす。パフォーマーであり、ある意味、役者。目の動きも手の動きも、コミカルだったり妖しかったり。
 せっかくカッコよく決めても、お尻プ~はやめません。こっちは何度も苦笑い。
 「あったかいステキな曲を聴いてください」で始まったのは、「ハナウタ〜遠い昔からの物語〜」。優しい柔らかい声で、張り上げてもちゃんと話すように伝えるように歌ううまさ。
 オーディエンスに振りを求めるジェスチャーは、往年のファンには隔世の感あり? 今さらだけど。
 そして、「尊敬するユーミン」の「翳りゆく部屋」をやってくれました。
 すごいね。これを聴くたびに、歌唱力ってこういうのをいうのか、と思う。
 高すぎるキーで苦しそうだけど、言葉を大事に伝えて、ささやくように、訴えるように・・・、両方に振れながら歌い上げる。
 光あふれるステージ上に、夕闇迫る部屋がちゃんと見えるような気になってくる。
 ああ、どれほど書いても、感動は一割くらいしか伝わらないだろう。
 そのときだったか、なぜか靴を脱ぐパフォーマンスを見せて、そのあげく「靴下に穴があいてるのに気づきました。まさか靴を脱ぐとは思ってなかったので。こんな大勢の前で穴のあいた靴下を履いている53歳のおじさんをどう思いますか?」と(笑)。
 どう思いますか?って言われてもねえ。

 そして、夏真っ盛りに桜が舞い散る歌が続き、「笑顔の未来へ」のあとで、私たちへの「応援歌」として、「俺たちの明日」。
 爽やかに「今宵の月のように」を歌い上げたあと、最後は「ファイティングマン」で締め。
 どこかでスタミナ切れちゃうじゃないか、と、こちらが心配してしまったけれど、ときどき苦笑いも見せつつ、最後までちゃんとMAXを貫いた53歳ロッカー。
 メンバー紹介では、いつものように、「ダンディー」「兄貴」に続いて、石くんを「相棒」と。
 野外フェスで何度かエレカシ体験をしているが、私の経験では(あくまで、ね)、いちばんのパフォーマンスだったなあ。
 演奏もカッコよかったし、ソロ活動の影響もあるのか、宮本さんのパフォーマンスが際立って光っていた。
 怖さではなく(笑)、お客を包んでひとまとめにして面倒みちゃうぜ的なライブ。
 汗でシャツが濡れて肌があらわになるにつれてドキドキしながら、無事な最後を見届けました。
 相方がしみじみと、「宮本、相変わらず歌うまいよなあ。あんなに声枯らして叫んでも、歌詞がちゃんとわかるもんなあ」と。昭和な男らしい感想?
 こちら、エレカシとスカパラ、ドラマー同士のすごくステキな笑顔。
 https://twitter.com/kin_drums/status/1161684691759407106?s=11


 ポルノグラフィティ・・・、迷ったんだけど、相方が「久しぶりにくるり」と言っていたので、おお、そうだなと思い、急いでLAKE STAGEへ。
 会場の入り口の翼のゲートと奥のGRASS STAGEとの行き来は、以前はそよかぜルートだけだったんだけれど、今回はまつかぜルートも加わっていた(距離はどちらも同じくらい。1200歩あまりらしい)。新ルートは池の周囲を歩けて景色もいいんだけれど、PARK STAGEやSOUND OF FORESTには行けない。

 まつかぜルートで見た大きな木。
 



★ くるり
 すでに始まっていて、あとでわかったけれど、2曲目から聴けたんだな。
 
 01 Tokyo OP

 02 琥珀色の街、上海蟹の朝
 03 everybody feels the same
 04 ばらの花
 05 虹
 06 ブレーメン
 07 東京

 1曲目はどうなんだろう。ファンでなければ、ん?な感じか。
 もともとマニアックな選曲もあったりするイメージだけれど、今回は意外にシングル曲やアルバムでも中心的な楽曲をチョイス。
 LAKE STAGEは上から見ても、気持ちよく全体が揺れていた。
 脇から見ていたので、バンドの編成とかはよくわからなかったのだが。
 好きな曲ばかりで、最後は「東京」。私は東京生まれなのだが、これを聴くとなぜか、若い頃の何人かの友人との会話を思いだしたりする。不思議な曲だ。
 相方は、最近彼らの曲をまったく聴いていなかったので、しきりに懐かしがっていた。
 「アルバム聴くたびに、全然違うバンドになってるよね」と。
 くるり、やっぱりもっと聴きたくなったよ。

 ちょっと腹ごしらえをして、GRASS STAGEに戻る。
 the telephonesACIDMANGOING UNDER GROUND・・・、残念だけど、聴くことはできない。


 すみません。
 この程度でなぜか文字オーバー(-_-;)。
 よかったら、コチラへ。


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