隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「1Fのフロアでノリノリだったおじさんはオレ」~「Teenage Fanclubで漫遊記」

2018年07月11日 10時39分33秒 | スピッツ

2018.07.08 21:00~
『草野マサムネのロック大陸漫遊記』
 TOKYO FM


 http://www.tfm.co.jp/manyuki/


 開口一番、前回のホイッスルボイスの話題。
 声の出し方をレクチャーしてくれるサイトを見つけたとかで、やり方を実演してくれたけれど、まだ成功には至っていないようで・・・。
 喉を痛める可能性もあるので、「試してみる方はお気をつけて」ということ。
 彼はどうするんでしょうか、あきらめたんでしょうか。あえて、スピッツの楽曲でホイッスルボイスを聴きたい!というような希望はありませんが。

 今回は、第3回目の「ワンアーティスト特集」(ユーライア・ヒープ、コレクターズに続いて)、「Teenage Funclubで漫遊記」です!

 Teenage Funclub(すみません、以下、TFCでいきます、長いので)、オルタナティブロックと言われることが多いが、
 草野「ジャンル的に○○ロックと括れない不思議なバンド。シンプルなギターサウンドと美しいハーモニーのバランスが絶妙。スピッツが影響を受けたバンドの1つ」
 なんと、ユーライア・ヒープよりもリクエストが少なかった!と、ちょっと驚きの草野氏です。
 リスナーの世代を想像しても、ちょっと不思議かも。

 オンエア曲
 01 小さな生き物(スピッツ)
 02 The Concept(Teenage Fanclub)
 03 Like A Virgin(Teenage Fanclub)
 04 The Cabbage(Teenage Fanclub)
 05 Sparky's Dream(Teenage Fanclub)
 06 Ain't That Enough(Teenage Fanclub)
 07 I Don't Want Control Of You(Teenage Fanclub)
 08 I'm In Love(Teenage Fanclub)
 09 Fall In Love Ooce Again(Sports)

 漫遊前の1曲は、スピッツの「小さな生き物」。
 草野「テイストが(Teeanage Funclubに)近いかも」
 初期の頃の? ゆっくり息をしながら聴いたり口ずさんだりできる、曲が内蔵する「速度」?

 そして1曲目は、「
The Concept」(1991年、2ndアルバム『Bandwagonesque』)。
 草野「6分はこの番組で(流す楽曲として)は長め」
 エンディングがなかなか終わらなくて(笑)、いらいらするタイプ(あ、ワタシのことです)。でも、はっきりしない浮遊感が結構好きで、このアルバムは、個人的にはTFC ベストワン。
 草野「初期の気だるいダラダラした感じがオルタナっぽくて好き、という人は多いかも」
 ああ、そうなんだ~。

 簡潔にTFCについて。
 草野「1989年、スコットランドのグラスゴーで結成。1990年、インディーズデビュー。ひずんだギター、透明感のあるメロディーで注目される。1995年、1997年とヒット作をリリースして日本でも人気が高まる」 
 1995年の『Grand Prix』、1997年の『Songs from Northern Britain』ですね。
 そういえば、グラスゴー出のバンドが好き、という知り合いがいたっけ。オレンジ・ジュースやザ・パステルズ。「グラスゴー」以外にどういう共通項があるのかは不明だけれど、スコットランドを何度も訪れているのはその影響らしい。

 2曲目は、マドンナのカバーで「Like A Virgin」(1991年)。
 2ndアルバム『Bandwagonesque』からシングルカットされた「Star Sign」のカップリングだそうだ。
 レアな音源をスピッツ事務所の社長がもっていたそうで、それを聴かせてくれました。
 草野「久しぶりに聴いたけど、結構いいかも。Hay! がないので、逃げたな、と思ってたけど、一か所ありましたね。ま、そこをせめても・・・ね」
 マドンナの「Like a Virgin  Hay!」聴いてみてください。

 Madonna - Like A Virgin
 久々に聴いちゃった。セクシーというよりすべてかわいい。

 そして、「The Cabbage」(1993年、3rd『Thirteen』)。
 草野「シンプルなコード進行、ギターソロの1本のフレーズ(とZO-3で実演)。で、ふられた男の『どシンプルな』歌詞。でもなぜかひっかかる。彼らの魅力(と言ったかな??)がつまった一曲」
 Cabbageというタイトルが、日本人の私たちにも刺激的で想像をかきたてる。「キャベツ」のイメージ、裏の意味のイメージ。リフレインが悲しい。

 TFCのファンの方からのメッセージ。
 1人目は、TFCがまさに「青春のテーマソング」という方。「特集」はうれしかっただろうなあ。
 「サマソニで見たとき、ノーマン(・ブレイク)がおじいちゃんになってて驚いたけど、色褪せないサウンド」と。
 2005年? 2009年のサマソニ? もっとあとに来てるのかな。
 草野「オレたちとそんなに変わらないんですけどね・・・(年齢が・・・ね)」
 もうお一人は、ご夫婦でTFCの来日公演に行かれた方。
 草野「たぶんオレも同じ会場にいた。スタンディングで、1Fのフロアの真ん中あたりでノリノリのおじさんがいたと思うんですけど、それ、オレです。知ってる曲ばっかりで。彼らもいい感じでおじさんバンドになってて、演奏もMCもゆるくて、ああ、これでいいんだ~と安心した。貴重な夜でした」
 すごくうれしそうなコメント。よほど楽しかったんだろうな。
 同じ会場だったかどうかは不明ですが(笑)、私もTFCファンの知り合いに誘われて、去年の3月のライブ、楽しみました。たしかコレクターズ at 武道館のあと、間もない頃で。東京と横浜で1回ずつありましたよね。
 (知り合い、すごく楽しそうで、思い出話とかたくさんしてくれたな。初期のアルバムしか持っていなかったので、残りを借りて、でも聴ききれなかったので、ライブ後にiTuneに入れました! 中期以降のアルバムを楽しむこと多し)
 ライブのポスターが、新譜『Here』のジャケットで、水彩画っぽい風景がすごくいい!

 そして、「Sparky's Dream」(1995年、4th『Grand Prix』)。
 なんとも心地よいサウンド。TFCを聴くたびに思うのだが、10代で知っていたら絶対にはまってただろうな。そういうバンド、実はたくさんあるけど(-_-;)。

 次は、「Ain't That Enough」(1997年、5th『Songs from Northern Britain』)。
 草野「TFCのアルバムの中ではいちばん好きかも。オルタナとかガレージロック色が薄くなっていて、よりポップになっているけれど、シンプルなギターサウンド、バンドサウンドは変わりなくて、聴き飽きない曲がそろっている。
 14年前に撮影でスコットランドを訪れた際、ずっとこのアルバム『Songs from Northern Britain』を聴いていたそうだ。
 草野「スコットランドの風景にすごくマッチして。自分のイメージでは、田舎と言えば北海道の富良野や美瑛のようなところ」
 夏のスコットランドは白夜でいつまでも明るく、遅くまで外で撮影していて、「あの年のスピッツのアーティスト写真は、明るい写真でも夜10時以降に撮ったものもある」と、楽しい思い出を語ってくれた。
 いい曲だなあ。
 曲終わりで、リクエストしたリスナーのエピソードを紹介。
 昔よく聴いていたのに最近全然聴いてなかったなと探してみたら7枚くらいTFCのアルバムが出てきたけれど、いちばん聴きたかった『Songs from Northern Britain』がCD開けたらからっぽで中身がない! だから・・・とこの曲にリクエスト!
 草野氏、大いに共感。「これ、よくあるよね~」。車の中で聴いてそのまま・・・というのが。

 そして、「オレもこのアルバム大好きなんで、もう1曲」と、「I Don't Want Control Of You」(1997年、5th『Songs from Northern Britain』)。
 「最初から最後まで3人がずっとハモっている曲がいいな、と思って、『群青』を作るきっかけになったし参考にもした」そうだ。
 力の抜けたハーモニーが心地よいですね。
 曲紹介の英語がメタメタで(笑)、「メチャクチャ日本語英語ですけど」と苦笑い。
 リクエストしたリスナーさんのラジオネーム「ツェー・ビガニリニ」?がなんだ?と思って調べたらしい。こういうところが彼らしいんだろうな。興味をそそるラジオネームつけるのも一考?
 「ツェー・ビガニリニ」で正しければ、アリゾナのアンテロープ・キャニオンのことで、ナバホ族のことばで「水が岩を流れる音」という意味らしい。でも「アリゾナの彫刻のことなんですね」と言っていたから、「ツェー・ビガニリニ」じゃないかも。

 そして最後は、「10年くらい飛んで、2016年リリースのアルバム『Here』から」、「I'm In Love」。
 草野「さらに爽やかになったけど、シンプルなギターサウンドに美しいハーモニーという彼らの路線は変わらない」
 「どこかひっかかる」というところが、Teenage Funclubの曲の大げさに広げたりしない「深さ」なんだろう。


 今までの楽曲のリマスター盤が夏にリリースされるそうだけれど日本での予定は今のところないらしい。そのリリースでツアーもあるそうだ。
 最後に、
 「ユーライア・ヒープ同様、息の長いバンドでいてほしい」と。
 10代20代でTFCにはまっていた人にとっては、珠玉の曲ばかり。きっと思い出にひたれて、いい時間だったでしょう。でもTFCはまさに現役バンドです!

 曽我部恵一さんが一昨年の『Here』リリース時にこんなインタビューを受けています。前にご紹介したと思うのですが、あえて再度。
 今回の草野マサムネ選曲の番組を聴いたあとで読むと、またおもしろい。好きなアルバムが同じだったり、上がっている曲が共通していたり。
 http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/12136


 最後は、「ちょっぴりタイムマシーン」のコーナー。
 今回は、Sportsの「Fall In Love Ooce Again」。
 2001~2007年に活動していたSportsというバンド。
 面識もなく詳しくはないのだけれど、2006年リリースのアルバム『PUZZLE』がすごくよくて、「当時ヘビロテでした」。
 「TFCに通じるようにシンプルなギターサウンドで、このアルバムはサウンドもとても良くて、空間が見える」
 「埋もれさせるのは惜しいので、せめてオンエアさせてください」
 会報のCDコーナーで紹介していたかもしれないですね、当時。
 ほかの曲も聴いてみたくなる楽曲。


 そして来週の予告。「シャッフルのリズムで漫遊記」。
 草野「シャッフルというと、トランプを‟混ぜ混ぜ”したり、音楽をランダム再生したりで使うけれど、音楽用語でいえば、三連の跳ねたリズム」
 ということで、ZO-3で「ハニーハニー 抜けがらの街で 会おうよ~♪」を歌ってくれました。
 草野「『たんたんたこたこ』に続いて、リズムしばり第2弾!」
 こういうのは企画として大歓迎。期待してしまおう。

 そして、「夏、サマーがタイトルに入っている曲、教えて」に対して、「夏っぽいロック」「夏に合う曲」のリクエストも来ているらしく、あくまで「タイトルに『夏』『サマー』が入っている曲」がご所望だそうです。
 「サマーヌード」や「夏の日の1993」とか・・・。



                             



 昨夜は熱帯夜。今日も暑くなりそう。
 昨夜の宿泊客が早朝出勤だったので、今朝は早くから活動開始。
 暑い夏でも、朝の風はまだどこか心地よい。早くからの活動で、貴重な時間を有意義に使えました。

 被災された方々が炎天下で作業をすることや、寝苦しい夜のことを想像すると、私でも胸が痛む。
 

★楽天クラッチ募金 平成30年西日本豪雨被害支援募金
 https://corp.rakuten.co.jp/donation/nishinihon201807_ja/nishinihon201807_ja.html

★ふるさと納税で
 https://www.satofull.jp/static/oenkifu/oenkifu_201807.php

★梅雨前線による豪雨災害緊急支援金 CAMPFIRE
 https://camp-fire.jp/projects/view/86991#return__section

★Save the Children
 http://www.savechildren.or.jp/lp/childemergencyfund/?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_campaign=yahoo_ss

★ドラえもん募金
 http://www.tv-asahi.co.jp/doraemonbokin/

★赤い羽根共同募金
 https://www.akaihane.or.jp/saigai/2018_july_gouu/


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