2016.7.29(金)
佐川急便のお兄さん(わが家のほうはおじさんですけど、いつも汗かいて走って慌てて届けてくれるのです)、27日の遅くに届けてくれて、結局その日は仕事の締め切りもあって聴けず、昨日の早朝にiTuneに入れて・・・。
まだゆっくりおしゃべりはできないけれど、話したいことがたくさんつまった、本当にうれしいアルバムを、今回も作ってくれました。
50近いとか、いろいろ言ってはいても、気持ちのいい疾走感と、ん?というおかしな言葉は盛りだくさんで、気持ちのよさと居心地に悪さがバランスよくて、そして、バンドサウンドにこだわった音とアレンジは落ち着きなんて排除したかっこよさで・・・。
今はこんなアバウトな言い方しかできないけれど、今もファンでいてよかった、と思わせてくれる3年ぶりの私たちへのプレゼント。たくさん味わって、浮遊して、そのうちポツポツと感想書きます。
ありがとう、スピッツ! しばらくはコレで生きていくぞ。
時間があるときに、出演ラジオのようすを・・・。
●「it!!」bay FM(7/26)
https://twitter.com/bayfm_it/status/757836467158691840
ラジオの生放送6年ぶりのメンバー。そんなにたった気がしない彼ら。
マ「1年生が6年生になったくらいですから」
に「それ、すごいですよ」とツッコまれる。
リリース前日の心境は「春くらいにはもうある程度の形になっていたので、『やっとだな、やっと聴いていただける』」。
ジャケットは「謎の生物?」とMCの春原さんに聞かれて、
マ「そうですね。前回が『小さな生き物』だったので、今回は大きな生き物(笑)。俺らの世代だと、『ネバーエンディング・ストーリー』のファルコン?」
草野自身は、トトロに近いイメージを描いていたらしい。「抱きついたらでっかいモフモフ・・・みたいな」(笑)。
田「ジャケットの中にはちっちゃいモニャモニャもいるもんね」
小さいときのモニャモニャらしい。
今回のアルバムでは、最初にテーマやストーリーをもたせたいという作者の意図があり、
マ「そこまで貫けなかったけど」
という発言に対して、メンバーの誰かが、「でもそういう部分が残っているよね」的なフォローをしているのが印象的。今回もそういうフォローがあり。
スピッツのアルバム制作では、こういうふうにテーマありきで始められるのか、という春原さんの質問に、今回が初めて、と。
テ「最初からマサムネがこんなふうに強く言ったことはない」
田「でもオレらがきいたのは途中だよね」
マ「そうだね」
テ「え、言ってたよ。・・・まあ、ぼそぼそっと言ってた」
春「ぼそぼそ(笑)」
マ「ひとりごとみたいにね」(オイオイ)
テ「こうなればいいなあ、みたいな感じでね」
田「そうそう、そういう感じなら言ってた」
(相変わらずですな)
テ「今回、(マサムネが)曲順はオレが考えたいって言ってたから」
崎「言ってた言ってた」
いつもは最初の曲を迷うことがあったけれど、今回は最初の2曲と最後の曲くらいは決まっていたと。
田「だってさ、前回は最初の曲、オレと草野の案、却下されたからね」
マ「却下された」(笑)
最初の曲「醒めない」は最後に作った曲。アルバムの核になる曲?と春原さん。
マ「最初の曲はちゃんと作りたいという気持ちがあって・・・」
アルバムのタイトルは『醒めない』で決まっていて、タイトルありきで初めて作ったというのが「醒めない」という楽曲だとか。
「醒めない」の感想を聞かれて、
テ「だいたいレコーディングの最後にアルバムの核になるような曲をマサムネが作ってくることが多いので、今回も来た来た!という感じかな」
本人が少し時間がほしいということで、レコーディングの時期をずらしたというエピソードも。
「醒めない」は強い決意?という問いかけに、
マ「うーん、決意、そうでしょう(笑)」
と言いつつも、決意というより、
マ「大人になったら(ロックへの気持ちが)醒めちゃうのかと思っていたら全然醒めないし」
「醒めないぞ!」ではなく、「な~んだ、醒めないんだ~」というほうが近いのかも。
「さらに 育てるつもり♪」という歌詞には、「ライブが浮かんでいるんですよね」ということ。
「夏休み」というキーワードに、
テ「(子どもたちは)浮かれてるかな?」
マ「入口だしね」
なんてナイスフォローもいい感じ。
「将来の夢」というテーマ。
オフィシャルサイトに上がっているのは?
田「もう10年以上前(に書いたんだよ)」
テ「見ればね、あ、こんなこと書かなきゃよかったって思うんだよ(笑)」
田村君「楽器屋」は今も変わらず。「10代のころから」(マ)
崎ちゃん「コーラスのうまいドラマー」も変わらず。
田「え、美味しいトウモロコシを作る、じゃなくて?」というツッコミも入る。崎ちゃん、どんだけトウモロコシ栽培にご執心なんだ(笑)。
マ「ヘンな曲作りたいっていうのは変わんない」
ヘンな曲というのは、「あんまり聴かない曲だよね、と言われるのに意外とポップ」という曲だとか。振り切って「おかしな曲」というのではないんだよね。
春原さんに「今まではできていないのか」と聞かれて、「まだまだいけるんじゃないか、と」。
テツヤくんは「70過ぎても・・・」。
テ「これはね~,もうご想像に任せるというか・・・」
に草野氏は「お昼よ、お昼(笑)」と牽制(笑)。
テ「スピッツ的にはね・・・あえて言わないよ」
田「テツヤってさ、小学校のときの卒業文集に、キカイダーって書いてたよね」
おもしろいこと書いたけど、
テ「残るからね・・・。出されたくないね(笑)」
・・・で、
テ「70過ぎても元気で、とか、縄跳び100回できるとか、いろいろ変えられるじゃん」ということ。
田「70も近くなってるよ」(まだ遠いでしょ)
春原「いや、近くなってはいないと思いますけど(笑)」
小さいころの夢は、
マ「漫画家。自分の考えていることを形にしたいという意味では、今につながっている」
田「楽器屋以外に、アイアン・メイデンのベーシスト」
崎「野球場のボールボーイ」野球少年だったのに「プロ野球選手じゃなく」というところが崎ちゃんらしい。「野球選手が近くで見られるかな」って(笑)。
放送の合間には、それぞれ思い思いに過ごしていたようで、昔、ららぽーとの公開録画でお世話になった人が編成の(えらい?)人になっていて思い出話に花が咲いたり、27階からの眺めについて語ったり。
テ「オレはね、老眼を治すために(窓から)砂浜の砂を数えてた(笑)。遠く見たほうがいいんだよ。筋肉の衰えだから」
老眼って?という問いかけに、
テ「ばりばり老眼ですよ。崎ちゃんはまだだけど。崎ちゃんはね、1キロ先の動物までわかるからね」
といつもの話題。
リスナーからのメッセージ
「ヘンな曲を作りたいという夢は今回のアルバムでかないましたか?」
マ「永遠に叶わないんじゃないですかね、次、次・・・って。でも今回もヘンな曲はあると思います」
田「大の大人が『子グマ!子グマ』だよ(笑)」
「グリーン」では、たぶんロックバンドでこの言葉は使われたことないんじゃないかという言葉を使ったとか。「火焔土器」(笑)。
田「歌うとしたらレキシ」
マ「あ~、レキシが歌うかもしんない」
田「まだ歌ってないんじゃないか」
マ「(レキシは)縄文時代はまだかも(笑)」
春「結成30周年ということで、スピッツに年齢は関係ない・・と思ってたんですけど・・・もうそんななんですね(笑)」
マ「そんななんですよ~。30になるときはイヤだったけど、40、50はおんなじかな、と。ロックは20代まで、という勝手な思い込みがあって」
田「あんまりそういうバンドもいなかったし」
マ「Don't trust over thirty. と言うけど、オレらも信用されない側にいっちゃうのかな、と」
30になっても劇的に変わるわけでもなく、ま、いいか、ということになったそうだ。
変わったのは、マ「次の日を考えて行動するようになったこと。明日はライブがある、とか、今帰ったら何時間眠れるか、とか。明日のことは明日考えればいいや、と若いときは考えてたんですけどね」
春「え、三輪さんはどうですか?」 外見から想像したんだろうな(笑)。
テ「オレはそういう考えがいちばん早かったからね。オレ、見た目と逆だから」
マ「こう見えて早寝早起き」
「えーっ」と驚く春原さんに、
テ「太陽とともに起きるからね」
マ「ネタじゃなくてホントの話」
とファンならみんな知ってる話題。
ライブ後の食事ですでに眠そうになり、田「座敷とか危ないよね。もうい寝てる。子どもかーっ」と。
春原「じゃ、もうずっとそういう姿勢で」
テ「姿勢っていうか・・・体質だよね」
田「10代のときって遅くまで遊びたいじゃない? それでも眠そうだった(笑)」
テ「最初に盛り上がるんだけど、みんながいちばん盛り上がってるときにはもう寝てるんだよね」
昔はライブ後にカラオケに行って歌ったりして、事務所の社長に怒られたりしたそうだ。
テ「クリスマスの日に岡山でね」
崎「絶叫してたよね」
今回のアルバム。
マ「結果的に、元気な曲、ポジティブなアルバムになったな」と客観的に感じたそうだ。
春原「最後の曲が『こんにちは』で、また『醒めない』に戻って聴きたくなる」
マ「あ、そう言っていただけると。狙いどおりです」
「子グマ!子グマ!」は子どものころに見ていた「クマのこジャッキー」のイメージがあるとか。
ツアーが始まる。ツアー前の気持ちは?
マ「真面目な気持ち、ウフ。頑張んなきゃなとちょっとひきしまった感じ」
テ「ワクワク。オレらが思ってるのと違った反応もあるだろうし。もうワクワクです」
MCは?と聞かれて、
マ「いろいろしゃべっているけど、内容な乏しいです(笑)」
楽屋で話しているようなことをダラダラと。おじさんになってくると話が長くなるらしい。
マ「思いがけないところでドッカーンときたり、来るなと思ったところでそうでもなかったり」
ライブは基本的に、シンプルなんだけど厚みのあるスピッツのバンドサウンドを聴いてほしい、と。いいなあ。
明日リリースのアルバムの説明を受けて、
マ「ま、基本的に通常盤を買っていただければ・・・オレたちがこんなこと言っちゃっていいのかな」
春「なんて控えめな、なんて控えめなアーティストなんでしょう!」
マ「いやいや(苦笑) 握手券とかないんで」
田「オレらがね、オレらが握手されても・・・」
以上、ピックアップ。
春原さんの進行は、的確な指摘や応答があったりで、とても気持ちよかった。
最近はradikoなどでどこでもクリアに聴けるようになったので、こういうの必要ないなと思うのですが、ま、こんなリラックスした仲良し4人組の雰囲気を読んでいると、いろいろ日頃のモヤモヤも少しは解消されるし、と備忘録のような雰囲気でアップしました。
いつも以上にみんな元気で、崎ちゃんをいじったり、田村君がさりげなくフロントマンの言葉を補ったり・・・。いい感じでテンション高めなのは、アルバムへの満足感?
ラジオ聞きのがした方、ネットでアクセスするのもおっくうという方、雰囲気だけどうぞ!
ほかに録音したものについては、時間のあるときに「おもしろいところ」「他では語っていない内容のところ」だけピックアップしてまとめてみます。よかったら、覗いてみてください。
● 田家さんの『醒めない』ライナーノーツ
田家さんの文章は結構好きです。
http://spitz.r-s.co.jp/new_release/samenai/liner-notes.html#readarea
● 竹内修氏のブログから「アナログ盤」について
http://wilsonicjournal.blogspot.jp/2016/07/wilsonic-works-66.html
● 『醒めない』レビュー
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160725-00000017-exmusic-musi
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160728-00000011-mantan-ent
世の中に有用な人と無用な人がいるという分け方はできない。
生まれてきた瞬間に誰もが例外なく「生きる」資格を得る。困難や迷いが生まれても、最初に得た資格には生涯にわたって例外はない。
そういうことを今一度意識する機会を得た。
凄惨な事件がなぜ起きたのか、それは冷静に追及されなくてはならないと思う。
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何とも言えない雰囲気、
長く一緒に生きてきたからこその雰囲気、
なかなかうまくは書けないんですけど。
でもなんだかうれしくなりますよね。
もちろん曲の良さがあってのことなんですけど。
ありがとうございます