●すぐれもの?●4月26日 東京競馬場
●私の競馬歴?●
競馬好きの方や競馬通の方は、ここ、読まないほうがいいです。こんなこと知ってるよ、え、違うんじゃない?というような記事になっていますから。すみません。
私の競馬歴は短くはないのですが、でも深くも濃くもない。たまたま身近に競馬好きの人が何人かいて、たまに府中に行ったり(以前は中山競馬場にも行ったっけなあ、G1の馬券を買ったり…、とその程度です。
自分の名前と同じ牝馬の複勝で、けっこう高い馬券をあてたり(ま、複勝としては高い、ということだけど)。でも最近はいろんな種類の買い方ができますよね。今はいちおうワイド馬券で、たまに思い入れのある馬(名前がいい!とか、パドックで私のほうをチラッと見た、とか)の複勝を買ったり、です。
「勘のいい女の子が好き」という人と競馬場デートして、おおっ!っていうような馬券を当てたりすると、一気に盛り上がるかも、ですね。
それでは、グランドオープンした東京競馬場をちょっとだけレポ-トします。
●競馬場内 ア・ラ・カルト●
上の写真は、競馬場の入り口付近と、出口付近って感じでしょうか。撮影はしなかったのですが、入場券を購入するところも、ちょっと様変わりしていました。
以前はもっと雑然としていたし、とにかく雑多なイメージだったんだけど、若い子も増えて少しはオシャレになったような。環境としては、緑豊富なところですし。
この日も新緑と風と光のコラボが心地よかったです。
下の3枚の写真は、フジビュースタンド内のようす。これを趣味がいいとするか、イマイチじゃんとするかは個人の自由として、どっちにしてもかつての「競馬場」の雰囲気は皆無です。一掃されました。
おじさんをはじめとする高齢の人が多いな、というところがほかではみられない特徴だな。それに、ふだんは絶対にそんなことしないだろうと思われるような普通のおじさんやおばさんが地べたに座り込んで新聞を見ているという光景が、洗練されたはずの施設内で相変わらず残っている競馬場臭だけど(笑)。
でも禁煙が徹底されて空気がきれいになったし、清掃にも力を入れているのか、あるいはおじさんたちのマナーがよくなったのか、たばこの吸殻やハズレ馬券が落ちていないのは驚き。かつては、レースが終わるたびに、どよめきとともにハズレ馬券が花吹雪のように舞っていました。今でもそう? あんまり見なくなったけど。
●ハドックで見る夢?●
次に、競馬場で私がとくに好きなところは?と言えば、やっぱりここかな、「パドック」です。
発走前のサラブレットたちが厩務員につれられて、ここを何周も歩き、最後には実際に騎乗する騎手が乗って、そのまま馬場へ進みます。
ここでの馬の状態からレースの行方を予想するプロもいるんだろう。
ま、プロアマを問わず、ここではみんな、競馬新聞とボールペンを携えて、馬を見る目は真剣です。
でも、ド素人の私にも、ここの光景は楽しい。入れ込みすぎて、今にも走っていきそうで、二人の厩務員にしっかり引かれている馬、落ち着いていて、ほぼ頭を動かさず、瞑想しているかのような黒い目を見せる馬、私の前を通り過ぎるとき、ちょっと目を上げて私を見て、「お嬢さん、ボクは走るよ」と訴えかける馬。そうかと思うと、目の前ででっかい糞を落としていく馬(その馬の複勝を取ったことがありました。笑)。
余談ですが、あそこを大きく硬くして歩いている馬を見て、唖然として「ああいうのはどうなの?」と同行者に聞いたら、「レース前にあれじゃ、走らないね」とこともなげに言われたことがあったっけ。糞の場合とは違って、さすがに私もその馬に賭ける気はしませんでしたけど。
でもね、ここで馬を見ていて、あ、これ!っていう一瞬の感覚にとらわれることがあるの。「この馬、きっと走る」という感覚。で、すごく幸せな気分になって、その馬が夢をもたらす使者のように思えて。それで夢がかなったときは後世まで語り継がれるようなエピソードにしちゃったりするんだけど。
でも、たいていはそんなことななく、はかない夢と消える。それが当たり前。そして、そういうときは、パドックで感じた幸福な感覚なんて、すっかり忘れているんだけどね。
●すぐれもの?●
この写真はどこだと思います? 競馬を知らない方にとっては、ちょっと競馬の殺伐としたイメージからは程遠くないですか。トレーディングルームみたい?(なわけないか)
ここは、フジビュースタンド1階にある「イーストホール」。いわゆる馬券売り場です。このイーストホールで馬券を買うと、すぐに馬場に出られるという利点があります。たくさんの画面からは、いろんなレース(ほかの競馬場のデータもあり)のオッズ、馬体重、レース結果などがわかります。
ここには、こんな自動券売機が設置されています。
マークシート方式の用紙に記入して、それをこの券売機に挿入して買う、というわけ。
もちろん機械が苦手の人や高齢の方のために、窓口対応もされていて、ベテランの女性たちが手際よく対応してくれます。
それでも、この機械はすぐれもので、全国の競馬場のどのレースでも買えるってもんです。
もちろんこの券売機は、イーストホールだけではなく、フジビュースタンド、メモリアルスタンド、馬場中央の広場など、どこにでも十分な数だけ設置されています。昔みたいに長蛇の列になるってことはありません。少なくともイーストホールでは、並ぶことなど絶対にない。
下の写真、男性二人の頭は無視してください。お見せしたかったのは、「マルチ画面ターフビジョン」。
昨年の秋にお目見えしたそうで、高さ11.2m、幅66.4m(2651型)は見事。世界最大の映像スクリーンらしいです。
高画質で鮮明なハイビジョンで、レースのときには全画面が馬たちの疾走を追います(ふだんは、レース結果やオッズなどが掲示される)。
結構な迫力! これもすぐれものかと思われますね。
東京競馬場へのアクセスについては、こちらをどうぞ!
エリアガイドは、こちらを!
このほかにも、馬場中央の広場では子どもたちを遊ばせながら馬券が買えるし、日本庭園もあるし、競馬博物館なんかもおもしろいです。
まあね、競馬はあくまで賭け事ですから、違和感や嫌悪感を抱く方もいらっしゃるでしょうね。
それでもちょっとだけ、現在の競馬場のイメージをお伝えできたら。
ちなみに、私のこの日の戦果は上の馬券のみ。詳しくは言いませんが(笑)、マイナスの成果であったことは事実です。まあね、購入金額はかわいいもんですから、豊富な緑の美しさと青空と、レース前のドキドキだけで、十分満たされましたけど。
連れは午前中の早いレースで高いのを当てて、夕食をごちそうしてくれましたとさ。
●私の競馬歴?●
競馬好きの方や競馬通の方は、ここ、読まないほうがいいです。こんなこと知ってるよ、え、違うんじゃない?というような記事になっていますから。すみません。
私の競馬歴は短くはないのですが、でも深くも濃くもない。たまたま身近に競馬好きの人が何人かいて、たまに府中に行ったり(以前は中山競馬場にも行ったっけなあ、G1の馬券を買ったり…、とその程度です。
自分の名前と同じ牝馬の複勝で、けっこう高い馬券をあてたり(ま、複勝としては高い、ということだけど)。でも最近はいろんな種類の買い方ができますよね。今はいちおうワイド馬券で、たまに思い入れのある馬(名前がいい!とか、パドックで私のほうをチラッと見た、とか)の複勝を買ったり、です。
「勘のいい女の子が好き」という人と競馬場デートして、おおっ!っていうような馬券を当てたりすると、一気に盛り上がるかも、ですね。
それでは、グランドオープンした東京競馬場をちょっとだけレポ-トします。
●競馬場内 ア・ラ・カルト●
上の写真は、競馬場の入り口付近と、出口付近って感じでしょうか。撮影はしなかったのですが、入場券を購入するところも、ちょっと様変わりしていました。
以前はもっと雑然としていたし、とにかく雑多なイメージだったんだけど、若い子も増えて少しはオシャレになったような。環境としては、緑豊富なところですし。
この日も新緑と風と光のコラボが心地よかったです。
下の3枚の写真は、フジビュースタンド内のようす。これを趣味がいいとするか、イマイチじゃんとするかは個人の自由として、どっちにしてもかつての「競馬場」の雰囲気は皆無です。一掃されました。
おじさんをはじめとする高齢の人が多いな、というところがほかではみられない特徴だな。それに、ふだんは絶対にそんなことしないだろうと思われるような普通のおじさんやおばさんが地べたに座り込んで新聞を見ているという光景が、洗練されたはずの施設内で相変わらず残っている競馬場臭だけど(笑)。
でも禁煙が徹底されて空気がきれいになったし、清掃にも力を入れているのか、あるいはおじさんたちのマナーがよくなったのか、たばこの吸殻やハズレ馬券が落ちていないのは驚き。かつては、レースが終わるたびに、どよめきとともにハズレ馬券が花吹雪のように舞っていました。今でもそう? あんまり見なくなったけど。
●ハドックで見る夢?●
次に、競馬場で私がとくに好きなところは?と言えば、やっぱりここかな、「パドック」です。
発走前のサラブレットたちが厩務員につれられて、ここを何周も歩き、最後には実際に騎乗する騎手が乗って、そのまま馬場へ進みます。
ここでの馬の状態からレースの行方を予想するプロもいるんだろう。
ま、プロアマを問わず、ここではみんな、競馬新聞とボールペンを携えて、馬を見る目は真剣です。
でも、ド素人の私にも、ここの光景は楽しい。入れ込みすぎて、今にも走っていきそうで、二人の厩務員にしっかり引かれている馬、落ち着いていて、ほぼ頭を動かさず、瞑想しているかのような黒い目を見せる馬、私の前を通り過ぎるとき、ちょっと目を上げて私を見て、「お嬢さん、ボクは走るよ」と訴えかける馬。そうかと思うと、目の前ででっかい糞を落としていく馬(その馬の複勝を取ったことがありました。笑)。
余談ですが、あそこを大きく硬くして歩いている馬を見て、唖然として「ああいうのはどうなの?」と同行者に聞いたら、「レース前にあれじゃ、走らないね」とこともなげに言われたことがあったっけ。糞の場合とは違って、さすがに私もその馬に賭ける気はしませんでしたけど。
でもね、ここで馬を見ていて、あ、これ!っていう一瞬の感覚にとらわれることがあるの。「この馬、きっと走る」という感覚。で、すごく幸せな気分になって、その馬が夢をもたらす使者のように思えて。それで夢がかなったときは後世まで語り継がれるようなエピソードにしちゃったりするんだけど。
でも、たいていはそんなことななく、はかない夢と消える。それが当たり前。そして、そういうときは、パドックで感じた幸福な感覚なんて、すっかり忘れているんだけどね。
●すぐれもの?●
この写真はどこだと思います? 競馬を知らない方にとっては、ちょっと競馬の殺伐としたイメージからは程遠くないですか。トレーディングルームみたい?(なわけないか)
ここは、フジビュースタンド1階にある「イーストホール」。いわゆる馬券売り場です。このイーストホールで馬券を買うと、すぐに馬場に出られるという利点があります。たくさんの画面からは、いろんなレース(ほかの競馬場のデータもあり)のオッズ、馬体重、レース結果などがわかります。
ここには、こんな自動券売機が設置されています。
マークシート方式の用紙に記入して、それをこの券売機に挿入して買う、というわけ。
もちろん機械が苦手の人や高齢の方のために、窓口対応もされていて、ベテランの女性たちが手際よく対応してくれます。
それでも、この機械はすぐれもので、全国の競馬場のどのレースでも買えるってもんです。
もちろんこの券売機は、イーストホールだけではなく、フジビュースタンド、メモリアルスタンド、馬場中央の広場など、どこにでも十分な数だけ設置されています。昔みたいに長蛇の列になるってことはありません。少なくともイーストホールでは、並ぶことなど絶対にない。
下の写真、男性二人の頭は無視してください。お見せしたかったのは、「マルチ画面ターフビジョン」。
昨年の秋にお目見えしたそうで、高さ11.2m、幅66.4m(2651型)は見事。世界最大の映像スクリーンらしいです。
高画質で鮮明なハイビジョンで、レースのときには全画面が馬たちの疾走を追います(ふだんは、レース結果やオッズなどが掲示される)。
結構な迫力! これもすぐれものかと思われますね。
東京競馬場へのアクセスについては、こちらをどうぞ!
エリアガイドは、こちらを!
このほかにも、馬場中央の広場では子どもたちを遊ばせながら馬券が買えるし、日本庭園もあるし、競馬博物館なんかもおもしろいです。
まあね、競馬はあくまで賭け事ですから、違和感や嫌悪感を抱く方もいらっしゃるでしょうね。
それでもちょっとだけ、現在の競馬場のイメージをお伝えできたら。
ちなみに、私のこの日の戦果は上の馬券のみ。詳しくは言いませんが(笑)、マイナスの成果であったことは事実です。まあね、購入金額はかわいいもんですから、豊富な緑の美しさと青空と、レース前のドキドキだけで、十分満たされましたけど。
連れは午前中の早いレースで高いのを当てて、夕食をごちそうしてくれましたとさ。