■怖い夢
怖い夢は いつも見慣れた風景の中
懐かしい顔が鬼に変わって わたしの首をしめる
いつもの駅の階段なのに
のぼりきったところは セットの裏側
気味の悪い足音が乾いた空気を揺らし
近づいたり 遠ざかったり
商店街は落書きのシャッターで
おとなげなく 人の目を拒む
誰かに似ている後ろ姿に 駆け寄り
バリアの中に入れずに凍りつく
名前が浮かんで 声をかけて
そのまま 暗転する街並み
沈みかけの夕方の太陽が逆戻りして
声をなくした自分に気づく
怖い夢は いつも見慣れた風景の中
泣きそうになって ようやく目を覚ます
怖い夢は いつも見慣れた風景の中
懐かしい顔が鬼に変わって わたしの首をしめる
いつもの駅の階段なのに
のぼりきったところは セットの裏側
気味の悪い足音が乾いた空気を揺らし
近づいたり 遠ざかったり
商店街は落書きのシャッターで
おとなげなく 人の目を拒む
誰かに似ている後ろ姿に 駆け寄り
バリアの中に入れずに凍りつく
名前が浮かんで 声をかけて
そのまま 暗転する街並み
沈みかけの夕方の太陽が逆戻りして
声をなくした自分に気づく
怖い夢は いつも見慣れた風景の中
泣きそうになって ようやく目を覚ます