隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

夏の風物詩? オバケのロックで漫遊記

2021年08月03日 16時36分17秒 | スピッツ

2021.08.01
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
 FM TOKYO



 草野くんの財布には、「1円玉から500円玉まで、常に10枚くらいは入っているかな」。
 それがこの間、「きれ~に使い切ってしまった瞬間があった」。
 レジで「788円です」と言われて、ぴったり小銭で支払えたとか。
 これ、微妙にうれしかったようで、「ぞろ目で『2,222円です』と言われたときに近いかな」。
 草野「今後、キャッシュレス化が進むと、こういうことも減るのかな」
 草野くん自身は、コンビニでの少額の買い物はSuica利用らしいです。
 将来的に神社のお賽銭もカードでピッ!となるのかと調べてみたら、「すでにあるみたいです」。

 今日は、【オバケのロックで漫遊記】。
 夏と言えば、夏祭り、花火、かき氷などなどだが、お盆とのからみで「オバケ」も風物詩のひとつ。
 今日は「ロック大陸的なお化け屋敷」で楽しんでいただこう、と。


 オンエア曲
 01 死神の岬へ(スピッツ)
 02 Black Sabbath(Black Sabbath)
 03 ゴーゴー幽霊船(米津玄師)
 04 稲荷(ばちかぶり)
 05 Gorgon(Angel Witch)
 06 妖怪エンジン(ミノタウロス)
 07 Wuthering Heights(Kate Bush)
 08 お化けのロック(郷ひろみ & 樹木希林)
 09 醒めない(スピッツ)


 漫遊前の一曲は、「テツヤの作曲で」、「死神の岬へ」(1991年、1stアルバム『スピッツ』)。
 「ちゃんと調べたわけではないけど、スピッツでオバケと言えば、これかな?」と。
 (なんという若い声、かたくて他を寄せ付けない?歌い方。いろいろ思い出してしまうほど時間の流れを感じてしまいます)
 ソロのオルガンは、イタリアのファルフィッサのオルガンを使用。
 (VOXのオルガンとどちらが?という論争などもあり。60年代にはピンク・フロイドが使用・・・と)

 最初の曲は、「ブリティッシュ・ヘビーメタルバンドのレジェンド」、Black Sabbathの「Black Sabbath」(1970年、メジャーデビューアルバム『Black Sabbath 黒い安息日』)。
 バンド名Black Sabbathの由来が、60年代のホラー映画!
 アルバムジャケットはコチラ(好きなジャケット)。
 
 サタニックメタルの元祖、ロックにオカルト要素を持ち込んだパイオニア的なバンド!
 60年代のイギリスでは、オカルトがブームで、こういうバンドがほかにもあった。
 「有名どころでは、ユーライア・ヒープ、アメリカではブルー・オイスター・カルト」など。
 そんな中で長く第一線にいたのがBlack Sabbath。
 印象的な不気味なフレーズを弾いたあとで、「このトライトーン(三全音)はメッチャ不協和音」と。
 この不協和音はかつて「悪魔の音程」と呼ばれて、「曲を作るときに使わないように避けられていた。『Black Sabbath』では、あえてそれを使っている」。
 草野「今となっては、(この不協和音は)不気味さがベタな気がしますけど」

 そして次は、米津玄師の「ゴーゴー幽霊船」(2012年、ソロデビューアルバム『diorama』)。
 それまで「ハチ」という名義で創作活動していて、初めて「米津玄師」でリリースしたアルバムに収録された作品。
 草野「『ハチ』のころから注目していましたが、このアルバムを聴いて、マジでヤバい人じゃないか、と思いました、クォリティーが高すぎて」
 草野くんは子どものころ、東映映画『空飛ぶ ゆうれい船』(原作 石ノ森章太郎)が大好きだったので、「ゴーゴー幽霊船」というタイトルから「もう、つかまれましたね」。
 この映画、宮崎駿さんがスタッフとして参加していることでも有名だそうです。
 予告編がコチラ。
1969年7月20日 『空飛ぶゆうれい船 (劇場版)』 予告編


 次は、ばちかぶりの「稲荷」(1985年、2ndアルバム『一流』)。
 ばちかぶりは、以前にも曲をかけたことのある(ココ)、今は俳優として活動している田口トモロヲさんのバンド。
 草野くんは、すごい好き」で、上京した頃、ライブにも行ったそうです。
 「稲荷」はこっくりさんの曲。
 草野くんが小学校のころ流行っていて、つのだじろうさんの『うしろの百太郎』で、こっくりさんのエピソードを読んだときは、「背筋がぞわわ~っとするくらい怖かったんだよな」と。
 (アニメになってる??)
うしろの百太郎 こっくり殺人事件 1991
 草野「この曲は、こっくりさんをおちょくっているようで、最後は怖いかもしれない」


 メッセージコーナー。
 今でもオバケがちょっと苦手と言うリスナーさんから。
 全国をツアーで回るバンドマンの中には心霊体験をしたことがある人が多い?ときくけれど、「マサムネさんは不思議な体験をしたことがある? 軽めの話があったら教えてください」。
 「軽めね(笑)。でも軽めも重めも、そういう体験がないんですよね。霊感とか第六感っていうのがないんだと思う」と。
 だけど怖い本を読むのは嫌いじゃなくて、ツアー先でホラー小説とか読むとすごくよく眠れる、とか。稲川淳二さんの怪談をサブスクで聴いたり・・・。
 草野「若いときに心霊スポットとか行っても、野犬とか暴走族のほうが怖かったりするもんね。草むらに入ってマムシ踏んじゃったらどうしよう、とかね。(心霊体験の話とかなくて)ご期待に沿えなくてすみません」


 次は、Angel Witchの「Gorgon」(1980年、1stアルバム『Angel Witch』)。
 Angel Witchは、70年代末、ニューウェーブ・オブ・ブリティッシュ・ヘビーメタルのシーンから出てきたバンドで、ブラック・サバスの影響を受けた初期型のサタニック・バンド。
 この曲は「蛇女」を歌っているが、「歌詞が、子ども向けの世界の妖怪図鑑の解説みたい」。
 「絶対に彼女の目を見ちゃダメだよ すぐ石にされちゃうから」
 「目をそらしても 逃げ遅れたら 斧で惨殺されちゃうんだからね」
 そんな感じで「脅しまくっています」。
 草野「でも曲自体は、カッコいいメタルロックになっています」
 (いい曲だな、懐かしい。これ、初音ミクもカバーしてるのね)

 次の曲は、ミノタウロスの「妖怪エンジン」(2020年、1stアルバム『肖像』)。
 YouTuberであるみのさん率いるバンド。
 草野くん自身はYouTubeでのみのさんは知らなくて、「去年リリースした1stアルバムが70年代ロックの匂いが強くてメチャメチャ好みだったので、一時期聴いていました」と。
 この曲は、イントロから、おばけロックにふさわしい音、「『ゲゲゲの鬼太郎』みたいな、テルミンみたいなやつが聴こえてきます」。
 みのさんは、最近『戦いの音楽史 逆境を越え 世界を制した 20世紀ポップスの物語』という著書を刊行。
 草野「タイトルからしておもしろそう。なんか気になりますね」

 最後は、Kate Bushの「Wuthering Heights」(1977年、デビューシングル)。
 この曲は、ココのハイトーンヴォイス特集ですでにかけています。
 草野「オレの中ではホラーソングの決定盤。美しい曲」
 エミリー・ブロンテの『嵐が丘』をモチーフにした楽曲。
 亡くなった恋人が窓の外から、「中に入れて」と呼びかけている、「『四谷怪談』『牡丹灯籠』的な歌詞。それを踏まえて聴くと、Kate Bushさんの声もホラーな響きに感じられてきます」。


 特集の最後に。
 今日かけた曲の中で、「実際に怖かったのは、ブラック・サバスだけだったかな」。
 先ほどの心霊現象のお話の続きで。
 昔スピッツのレコーディングで、録音したはずのない子どもの声が入っていて、「大騒ぎになったことがあった」。
 ただ、音を一つ一つ検証していったら、ドラムのタムの音とギターの音の倍音が絶妙に合わさって、子どもの声みたいになっていた、と判明。
 草野「あんまり解明してもつまらない気がするけど、あのときはみんな必死に解明していましたね」


 そして、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 (「ブチ」のイントロで)今日は、郷ひろみの「お化けのロック」(1977年、シングル「帰郷」のカップリング)。
 郷ひろみ & 樹木希林のデュエット曲と言えば、「林檎殺人事件」のほうが有名だが、これはその前年にリリースされた郷ひろみさんのシングル「帰郷」のカップリング曲だそうだ。
 「林檎殺人事件」はコレ。
 林檎殺人事件 (1978)

 「お化けのロック」はTVドラマ『ムー』『ムー一族』の劇中歌。。

 このドラマ自体は小学校1年生だった草野少年の記憶にはないはずだが、「このお二人のデュエットって声のマッチングの妙もあって、すごく印象に残る」。
 映像で見ると、「お二方ともかわいいです。希林さんもね」。
 (ノリのいい、楽しい楽曲です)
 サブスクも配信もないのでオンエアは無理かと思っていたら、「さすがTFM、音源がありました!」。


 そして来週は、「ミュートカッティングが印象的なナンバーで漫遊記」。

 ギターのテクニックのひとつだそうです。
 あとで、「ピックを持つほうの手でブリッジ付近をミュートする」・・・と訂正が入り、「ブリッジミュートのズンズンロックで漫遊記」となりましたとさ。
 (詳しくは来週教えてくれるでしょう)

 「草野さ~ん、蚊に刺されたその上をまた刺されちゃいましたー」



                              


 な~んか今年は涼しいよ~なんて呑気なこと言ってたけれど、一昨日あたりから、本物の夏がやってきた感じ。
 熱帯夜のニュースもそろそろかな。

 それでもどうにか生きています。
 いら立つことがあるから、ここをくぐり抜けて、始末をつけなくては。

 コロナの「軽症」「中等症」「重症」の定義について、医療関係者と政治家や自治体との間でかなりの齟齬がある。
 「自宅療養」というと、言葉がやわらかで前向きな印象さえ与えるけれど、今の自宅療養はつまり「病床逼迫のため入院不可」ということだ。
 「中等症」でもかなりの苦しさときく。
 現状はどんどん悪くなっているのに、記者会見のコメントの中身も口調も大して変わらない。
 相変わらず、質問に真正面から答えない。答えられない??


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