2021.03.11(木)
今日会った二人と、10年前、どうしていたっけ?と改めて話す。
そういえば、彼女のお腹には赤ちゃんがいて、その夏に生まれた女の子は今9歳。今日は社会科見学で市役所を訪れている、と言っていた。
友達がなかなかできないと言っていたのが嘘のように、夕食のときに友達に名前がたくさん出てくる、とママの顔。
小学校では毎日一緒に下校するくらい親しかったのに違う中学に進んでからは年賀状だけ。
その友人が仙台にいて、あの日から1週間後に連絡がついて、それから再び交流が始まった。
今日電話をくれた彼女は「あれからリスタートだね」と笑っていた。
この前の大きな揺れのときは、思い出して震えたと言っていた。
また会いたい。
石巻のKさんたちとは震災後に知り合って、仕事を通じてつながっている。
コロナがおさまったら、また会いに行こう。毎年会えていたのに、そういえば去年は顔を見ていない。
福島出身の友人は実家の近くが津波ですっかり姿を変えた。
あの日から、私の目は被災した知り合いや地域にだけ目が向いて、そういえば彼女のことを、彼女の胸の内を想像することがなかった。
東京での暮らしが長いから、と、それだけで、私は彼女の気持ちを推し量らなかったなあ。虚しさや不安・・・、思いを今はもう想像するだけだ。
それが理由というわけではないだろうけど、それ以来少し疎遠になって今日にいたる。
それでも、私があのとき、もう少し言葉や表情の奥に潜むものを見ようとしていたら・・・なんて思ったりもする。
勝手なひとり相撲だけど。友達は「便りがないのは元気な印」と言いながら元気に暮らしているしね。
みなさんの10年はどんなだったのだろう。
そして、それはきっと区切りではなく、明日からまた普通に時が刻まれて、1年1年過ぎていくのだろう。
記憶が薄れても、忘れることは決してない、と思う。
映像で、まだまだ復興とは言えない現状があることを深く知る。
■失った同級生たちへ~大川小学校
https://news.yahoo.co.jp/articles/068da9d46b0ffb6b38401ed0ddb935391c009043
幼かった彼女の心にも深くへばりついているあのときのこと。
彼女が多くのことを人知れず引きずりながらも、心を解き放って自由に生きられることを願わずにはいられない。
■空からの映像と、NHKカメラマンのその後
https://www.huffingtonpost.jp/entry/hokoitakashi_jp_60469963c5b6e29350b272b5
報道側の人生にも大きく影響していたことを知る。
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