隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

世の中がキツイとき、スピッツは適度にやさしい

2021年11月03日 20時29分42秒 | スピッツ

2021.11.03(水)



 気持ちよく晴れ渡った秋空に、思いきり洗濯物を空をバックに並べて、悦に入る。
 最近は安上がりな生き物になったようだ。
 世の中のため?、私のため?、日曜祝日はできるだけ部屋で仕事。それができるのだから、続けていこう。

 街路樹のイチョウのグラデーションが毎年美しい。
 虫対策なのか、風通しをよくするのか、かなり大胆に枝を切り落としているので、昔のような壮観さはないけれど、これで木々は長生きするのだろうか。
 そうだったらいいけど。
 

 近くの公園の入り口に、パンパスグラスがあった。
 こんなところにあったっけ? 記憶にない・・・。
 
 
 尾根を越えて、街道を下ったところに谷戸緑地があって(長いこと住んでいるけれど、隠れていて気づかなかった)、ホタル同好会の古いボードがあったので、シーズンには再び来てみたい。
 この手作りの危なっかしい橋の下にチョロチョロときれいな水が流れている。
 
  
 
 春に比べたら、全然ウキウキしないし、生きる力を与えてくれない季節だけれど、それでもちょっと振り返ったり、しみじみしたりできるくらいには、私のほうが大人になって秋に寄り添うようになりました・・・かな??  


 映画『きのう何食べた?』の主題歌、スピッツの「大好物」が配信スタート。
 草野マサムネ氏は誰かの歌詞を褒めるとき「小物使い」のうまさを挙げるけれど(松本隆さんに対しては、とくに)、それは私たちファンが彼にこそ感じていることだろう。
 それも、こういうものをロックナンバーで使う?みたいな。
 今回も、のっけから「つまようじ」~「だるま」です。ガクッとなって、じわ~っとしみ込んでくる。そんな魔術にまたやられました。
 そして、「吸って吐いて」とか「生からこんがり」とか、なんだろう・・・、日常や人生さえも隠れているような表現。
 
 小さくても温かいものを大事にしたい・・・そう思いつつもそれがとても困難な毎日。
 そんなときに、君が大好きなものならば、ボクだってたぶん・・・と言える優しさと覚悟が、甘い言葉と心地よいメロディーと、クセになるリズムとサウンドに包まれて、私たちの地上に降りてきてくれた。
 いつもスピッツに救われる。
 私も新しいキャラの一人として踊れるだろうか?
 (そういえば、「ティンパニが使われているロックナンバーって意外に多いんですよ」って、この前しら~っと言ってましたよね?(笑))

 世の中がキツイときは、スピッツは「適度に」優しい。「ずっと」ではなく、「もうしばらく」手を離さないで♪と、ベタなごまかしではないから、よけいに心の奥に響く。
 世の中がふわふわと気持ちのいい風に包まれて人間が呑気に愚かに温室に暮らすようになったら、きっと天邪鬼スピッツは柔らかな牙を見せるだろう。
 スピッツにかつてのような、もう少し濃いめの苦さを求めるには、世の中はどのくらい幸福感に満ちていなくてはならないのだろうか。
 そういう平和な時代を、私は生きているうちに味わえるだろうか、そしてそのとき、スピッツはどんな曲を聴かせてくれるだろうか、と、ふっと考えたのです。


 映画『きのう何食べた?』の楽しい話題
 https://thetv.jp/news/detail/1057426/
 https://thetv.jp/news/detail/1057352/
 https://news.infoseek.co.jp/article/newsdwango_65420/


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