2014.10.3
FM802 25th Anniversary FM802 GO! Special Program
YOUR RADIO 802
http://funky802.com/yourradio/
FM802開局25周年を記念して、縁のあるアーティストが毎週DJとして出演しています。
今週と来週はスピッツ 草野マサムネ。
ココにも書きましたけど、隔世の感ありの最近のラジオ事情!
かなりたくさんのラジオ起こしやってきましたけど、もうそういう必要はなくなってしまったんですね~。
YouTube に「前編」「後編」でUPされています。
でも、聴く時間がない人と、ずっと先になって読むかもしれない「ワタシ」のために、簡単に残しておこう。
(録音したものを聴き返さずメモを頼りの覚書なので、あんまり正確じゃないかも、です。編集してるし。
■変わらんなあ
ライブでのMCとは違う口調。これは1990年代半ばにFM802でパーソナリティーをしていたときとまったく変わらない。
口調ってそういうものかもしれないけれど、この世界に慣れてしゃべることも多くなればちょっとは変化がありそうだけど。でも変わんないなあ。一瞬、20年近く前にタイムスリップしてしまった雰囲気。46なのになあ・・・。
タイトルコールさえ、照れているのか、おぼつかない(笑)。
本人も番組のそこここで言っていましたね。
「まだまだかたいですね。いつもどおりにやればいかって思ったけど、『いつも』がない。5年ぶりですから」
「ペーパードラーバー状態・・・」(ウマイ!)
「一人でしゃべるっていうのが(難しい)。大きなぬいぐるみをもってきて(それに向かって)しゃべればよかったかな」(えーっ! 何を狙ってるの?)
番組の最後で、
「ライブのMCはハラハラするけどラジオは落ち着いている(というメッセージ)というけど、自分的には緊張してます。ライブは目の前の人にしゃべってるし。昔は2時間の生放送、よくやったなと思います」
■ダジャレ
「秋といえばアンジェラ・アキ」と言いながら、
「原稿に書いてあるんだけど。この前ケンミンshowで、大阪の人はダジャレを言わないていうのがあって・・・。(こんな原稿渡されて)驚いているんですけど」
■スピッツの近況
・・・ってことで、大阪で行われた「ロックロックこんにちは 市場ロック」の話題。
「18回目」ってことで、1と8で「市場」だったのね。知らなかった・・・。
商店街の店主のコスプレを楽しんだことを説明していました。
ウルフルズは以前からオファーしていたんだけれど、同じ時期(8月末)に毎年ウルフルズはイベントをやっていたし、そのあと活動休止になってしまったし、
「ようやく実現できてうれしかった。ジョンBとかサンコンとか、ピンでは出てもらってたんだけど」
仲がいいわりには、同じイベントとかでもなかなか一緒にならず、「20年ぶり」とか言ってたけど(クレームがあって、あとで調べるって回答してました)。
2003年8月16日(たぶん)のRISING SUNで、同じステージに立ってます。スピッツは真夜中、ウルフルズはトリで夜明けに。
思い出深いイベントだったなあ・・・。これ、誰か参加された方といつか語り合いたいです。夜中のスピッツ、最高でしたから。
今年の打ち上げでは、古いなじみってことで、「アホなことばかりしゃべってました」
2日目の打ち上げはビルの屋上でバーベキュー。盛り上がったそうです。
「今年は、バーベユーとか海とか花火とか、夏らしい遊びをできなかったから、楽しかった!」
■「気になる人」
マサムネくんが紹介したのは、『付箋レシピ』の著者、辻村哲也さん。
http://www.earthstar.jp/detail.php?media=book&item_id=978-4-8030-0494-6
私は偶然、知り合いにもらったのですが、さすがデザイナーと思われる発想がステキな本です。
この放送後、一時Amazonが「在庫なし」になったという「スピッツ経済効果」?
最近は、「なんにでもナンプラーをかけてしまう」らしいです。
それにしても、ノンフィクションとか、いろんな本を読んでいる人が、ここであえて「レシピ本」を紹介しちゃうと、「かわいいのよね~」の声がまたまた高まってしまうのでは?
■ツアー中のオフの日は?
メールじゃなくハガキのメッセージに、「うれしいなあ」と反応。
2月に大阪でオフの日があったそうで、千里のみんぱく(国立民族学博物館)に行こうとしたけれど休館日で残念。4月に閉館になった鉄道博物館には行けたそうです。
神戸の鉄人28号のデカさはすごかったけど、「そのわきを地元の人が素通りしているのを見て、驚いた。慣れちゃってるんですね」
http://www.feel-kobe.jp/sightseeing/spot/?sid=348
できたら、奈良には行ってみたいそうです。
■「初恋の女の子に・・・」
生電話のテーマは「秋だから、○○なことを話したい」
選ばれた幸運なお嬢さんは、緊張のあまり言葉もでない? いいですね~。
草野「緊張してますか?」
★「はい。すみません・・・」
草野「ぼくも緊張してます。なんか、初恋の女の子に電話してるみたいな・・・」
こんなこと言われたら、よけいに緊張しちゃいますか?
「どんな本を読んだらいい?」という質問に、
ツアー中などは、「読みやすい本」「ベストセラー的なもの」を読むことが多いとかで、東野圭吾、宮部みゆき、京極夏彦などの名前を。
番組の最後で改めて紹介したのは、東野圭吾の『毒笑小説』。ブラックユーモア的な短編集です。
これも一時、Amazonで在庫なしになっていましたね。
■「秋といえば栗」
「秋といえば、母親の作ってくれた渋皮煮」というメッセージに食いつく男。
「うちの親は、こんなしゃれたもの、作ってくれなかった」
縄文人や貝塚の話から、栗やドングリは「日本のsoul food」ではないか、と。
記憶のDNAに「栗」があるのではないかと力説。
栗蒸し羊羹や栗粉餅は「おいしいです」の言い方、さいたまアリーナでの「アボカド+海苔の佃煮」の言い方まんまでした(笑)。
ライブの前とかは焼き肉は食べないから、「焼肉、そろそろ行きたい! 戦いに行きたい!」と言ってました。
■「お粥は米のスープ」
機材車にギターなどと一緒に炊飯器を積んでもらって、ライブ前にはお粥を食べるロッカーです。
ステージに上がる前はちょっとおなかがすいているくらいがちょうどいいそうで、だからお昼にはお粥。
「お粥は米のスープ(名言!)だと思っているから、味にこだわりはない」らしい。
うめぼしやつくだ煮があれば・・・。
「でも、(ツアー中に食べ過ぎちゃうか)家ではほどんど食べない」 そんなもんだろうな。
■ポケットラジオ
私も感慨深いけど、「インターネットでラジオが聴ける」ってすごい。
昔はホテルの窓のところにポケットラジオを置いて、福岡でのホークスの実況を雑音交じりで聴いていた、と。
今回聞きのがしてしまったみなさん、次回は10月10日(金)、21:00からです。
流れた曲
○ チェリー
○ 夕陽も笑う キミも笑う
○ Forever Blue(キナ・グラニシス)←気になる一曲
○ 稲穂(生電話の方のリクエスト)
○ あーだこーだそーだ(ウルフルズ)
○ 楓
○ エンドロールには早すぎる
■■小さな音楽祭 in 陸前高田■■
http://mirai-shotengai.jp/news/2014/10/post-13.html
雨、大丈夫だったようですね。
主催者サイドからも、またメンバーからも2日前の告知、ということで、大きな混乱もなく、多くの人たちが集まってくれたようです。
スピッツサイドからの「撮影OK」ということで、ツイッターにステキな画像がたくさんUPされていますよ。
シンガーソングライターの加藤貴之さんは、ライブが始まる前、主催者のみなさんの前でご挨拶?している4人の姿もUPしてくれています。
陸前高田のゆるキャラ、「たかたのゆめちゃん」のツイートでは、合奏をした保育園児たちとの集合写真や、ゆめちゃんとのほのぼの画像もあります。
「普通の人」な4人がいいです(笑)。探してみてください。
客席も、ステージに近いところは、出演する子どもたちの保護者たちの席、その後ろが一般の人たち・・・と配慮されていたそうです。演奏時間も、みんな同じくらいだったとか。本当に「地元のお祭り」だったのですね。
● 空も飛べるはず
● 魔法のコトバ
● 春の歌
● ロビンソン
● チェリー
ENCORE
● 運命の人
● 空も飛べるはず(会場の皆さんと一緒に)
ある意味、「ザ・スピッツ」なセットリスト。その場の空気が想像できて、あったかくなります。
「これなら歌えるでしょ?」ということで、ラストはみんなで・・・。これも、普段のスピッツにはないものです。
曲間に自分たちでチューニングする様子も、今では新鮮ですよね。
たくさんのTLだけで、ちょっと幸せになりました。
「いっぱい買って、いっぱい食べて帰ってね」と草野くん。昨夜は美味しい地酒を味わえたそうです。
そして、高田一中3年生の合唱の曲目の中に「空も飛べるはず」があって、すばらしい合唱だったそうです。
アンコールの「運命の人」の間に、ステージ脇のプレハブの2階の窓から、地元の人たちの「ありがとう スピッツ」の手書きの紙が張り出されて、観客の皆さんもほっこりしたそうです。その画像もUPされています。
テツヤくんはよく、あの風貌だし、小さい子にはすぐに泣かれるっていうけど、今日は大丈夫だったらしい。
保育園児たちは鼻ピアスに興味をもったみたいで、その子らに「牛にもついてるでしょ」って言ったらしい(笑)。優しいおじさんだ~。
大げさではなく、でもどこかに自分たちのポリシーをもって、これからも歩いていくんだろう、スピッツ。
陸前高田のみなさんの胸にはどんなスピッツが残っただろうか。