隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「チャカポコ チャカポコ」「ちゃわわ~ん」で漫遊記

2022年09月26日 20時07分15秒 | スピッツ

2022.09.25
「ロック大陸漫遊記」
FM TOKYO



 9月最終週。そして10月です!
 ところで、「最近流行ってるフレアパンツ。昭和の時代で言えば、ラッパズボンね」。
 でも「もう履けないな」と思う草野くん。「ちょっと恥ずかしい」
 50代にもなると、トレンドは2まわりも3まわりもしている。
 フレアパンツについていえば、「70年代の子どものころ、流行ってました。オレも履いてた。子どものズボンもちょっとフレアというか、ラッパズボンだった」。
 で、次は90年代のブーツカット、「このときも履いてました。ブーツカットのデニムにエンジニアブーツとか」。
 流行がくるたびに少しずつ変わっていて、「今のは真ん中にプリーツが入っていたりしてね」。
 女性の間で流行ると、1、2年して男性にも流行が来る、という傾向があるが、「そのタイムラグも年々短くなっている」。
 草野「オレが今後フレアパンツ履いてる写真とか見たら、あ、結局トレンドに乗ったのか~と笑ってください」


 そして今週は、【ワウペダルで漫遊記】

 ワウペダルは、ギターのエフェクターの中でも比較的古くから使われている器材。
 (ここで、ZO-3につなげたワウペダルの「ワウワウ」をきかせてくれる)


 オンエア曲
 01 ミーコとギター(スピッツ)
 02 Burning Of The Midnight Lamp(The Jimi Hendrix Experience)
 03 S.M.O(Robin Trower)
 04 Family Affair(Sly & The Family Stone)
 05 Canned Heat(Jamiroquai)
 06 Summertime(The Sundays)
 07 Bulls On Parade(Rage Against The Machine)
 08 星降る夜になったら(フジファブリック)


 漫遊前の一曲は、スピッツで、「ミーコとギター」(1991年、2ndアルバム『名前をつけてやる』)。
 スピッツにもワウペダルを使った曲あるが、「2ndアルバム『名前をつけてやる』や3rdアルバム『惑星のかけら』でよく使っていた。その中で、ワウの効果がわかりやすい曲」ということで、この曲。
 (ワウワウ効果のギターとバックのベースのうねりが気持ちいい)

 最初の曲は、「ワウペダルを使ったギタープレイと言ったら・・・」、Jimi Hendrix Experienceの「Burning Of The Midnight Lamp」(1967年、4thシングル/1968年、3rdアルバム『Electric Ladyland/今回の音源は、1968年、コンピレーションアルバム『Smash Hits』より)。
 (ギターのフレーズだけで、孤独感が漂う)
 草野「この曲での感じが、ワウペダルのスタンダードな使い方でしょうか」


 ワウペダルについて。
 1966年、アメリカの電機会社ワービック電子のブラッドリー・ブランケット氏が発明。
 草野「ジミヘンさんが使っていたこのころには、最新の器材ということだったんでしょうね」
 「ワウ」「ワウワウ」などと言われ、トーンコントローラーをすばやく閉じたり開いたりする仕組み。
 あたかも人がしゃべっているような効果が得られるが、口を掌でふさいで声を出しながら掌を開け閉めするときに出る「ワウワウ」という音。これが「ワウワウ」。(草野くん、実演でわかりやすい)
 マイケル・シェンカーのような特徴的な音が出る使い方も、ZO-3で紹介。
 ギターソロで「ワウワウ」いわせる感じ、バッキングで「チャカポカ」いわせる感じが多いかな、と実演しながら。
 ギター以外では、キーボードや管楽器でワウペダルを使う場合もある。


 次は、Robin Trowerの「S.M.O」(1976年、4thアルバム『Long Misty Days』)。
 Robin Trowerさんはジミヘンのフォロワーのギタリストとして有名なので、「ワウペダルの使い方も、とてもジミヘンさんに近い」。
 Robin Trowerさんは、「見た目はさえないおじさん風なんだけど、ギタープレイはぶっ飛んでてカッコいい」。
 ワウペダル、使いまくりで、「こんなにワイルドに使えたら気持ちいいでしょうね」。
Robin Trower - Rock Me Baby - 3/15/1975 - Winterland (Official)


 メッセージコーナー。
 新車を「青い車」にしたというリスナーさん(娘さんの名前は「つぐみちゃん」だそうです)。
 「草野さんは、小説や音楽に憧れて何か購入したことありますか?」
 草野くんが小さいときはスーパーカーブーム。福岡で行われたスーパーカーショーに行って、座席に座らせてもらった思い出も・・・。
 山口百恵さんの「プレイバックPart 2」の「真っ赤なポルシェ」に憧れてプラモデル買ったことも。
 でも大人になると、「荷物が載せられる車がいいな」とか燃費のこととか考えて、「いまだに(ポルシェは)助手席にすら乗ったことないです」。
 「誰か、ポルシェ持ってる人、乗せて」って。「でもそれくらいかなあ。矢沢(永吉)さんの曲を聴いて、ウィスキーをコーラで割って飲んだりはしましたけどね」
 (「ウィスキー・コーク」か?)


 次の曲は、Sly & The Family Stoneの「Family Affair」(1971年、5thアルバム『There's a Riot Goin' On 暴動』)。
 この曲は、「ジミヘンさんのようなロック的な使い方以外に、バッキング中心にややおしゃれな使い方もあるよ」という代表的なナンバー。
 おしゃれなワウ使いというのは、「わりとソウルフルな曲に多いかも」。
 このバンドにゲストとして参加したギタリストのボビー・ウーマックがジミヘンにワウペダルの使い方を伝授した、という説もあるらしい。

 次は、「90年代はメチャメチャ人気だった」、Jamiroquaiの「Canned Heat」(1999年、5thアルバム『Synkronized』)。
 「最近のファンキーっぽいシティーポップにもかなり影響を与えている」と思われる。
 この曲もかなりファンキーで、「先ほどのSly & The Family Stoneよりさらに細かくチャカポコいわせていて気持ちいいです」。
 ギタリストは、サイモン・カッツ。


 メッセージコーナー。
 娘さんが初アルバイト経験中のリスナーさん。娘さんはオーダーをきくとき、マスタードを「マスカット」と言ってしまった、と。(言っちゃいそう・・・)
 草野くんがこのときの客だったら、「『マスカットで』って言っちゃいそうね。ナゲットにフルーツ味のソース、おいしそう」と。
 で、「草野さんの学生時代のバイトで思い出は?」
 看板屋さんでのバイトで、ちょっと発音に特徴のある先輩から「ちょっとマジキリもってきて」と言われて、「ン?」と思って「マジキリってなんですか?」と尋ねたら、「マジックリン」のことだったとか。
 ゲーセンでバイトしていて、閉店で電源を落とすとき、間違えて下の階の、まだ開店中のパチンコ屋の電源も落としちゃった・・・。(え、たいへ~ん!)
 顔面蒼白になったらしいけど、店の客が全部出たあとだったので、事なきを得たそうだ。
 今でも思い出すと冷や汗が出るくらいの失敗!


 そして次は、「ちょっとおしゃれな感じのワウ使い」、The Sundaysの「Summertime」(1997年、3rdアルバム『Static & Silence』)。
 「残響が気持ちいい曲」(ココ)、「アルペジオのロックな曲」で漏れた曲(ココ)、「美メロのナンバー」(ココ)、それぞれの特集で、The Sundaysをかけています。
 ネオアコ的な楽曲でワウをおしゃれに使っている。
 草野「泡のお風呂に入っている感じ。ちゃんわんわ~ん ちゃわちゃわ~。」
 「なんか、よくわかんないけど、聴いてください」と早口で。
 (あとで曲を聴いたら、たしかに草野くん説明どおりの感じ。ハリエット・ウィーラーさんの声がホントに心地よい)

 最後の曲は、Rage Against The Machineの「Bulls On Parade」(1996年、2ndアルバム『Evil Empire』)。
 90年代以降だと、このバンドのギタリスト、トム・モレロさんもよくワウペダルを使用。
 彼も70年代の古いロック、ファンキーな楽曲、先ほどのジミヘンやSly & The Family Stoneなどからの影響も受けているだろうが、「彼の場合は、それをさらにアップデートして取り入れているところが、すごいギタリストだなあと思います。古いエフェクターや器材を使っても古臭さを感じさせない」。
 トム・モレロモデルの赤くペイントされたワウペダルがあったそうで、ほしくなってしまった草野くんです。

 
 特集の最後に。
 ワウペダル、70年代は本当によく使われていたが、「最近は忘れられがちなエフェクターかもしれない」。
 草野「でも効果が大きいし、使っていて楽しいので、古いロックが好きな人間としては、これからも使っていきたいなと思います」


 「ちょっぴりタイムマシン」のコーナーは、フジファブリックの「星降る夜になったら」(2008年、3rdアルバム『TEENAGER』)。
 (イントロは、ワウペダルを思いきりきかせて、「不死身のビーナス」)。
 今日はここもワウペダルを使った曲で。
 平成以降のJポップでは、「ワウペダルを使った曲はちょっと少ないかも」。
 そのなかで、この曲は「ワウペダルが効果的に使われている。懐古趣味のサイケ、といった感じではなく、ちょっとおしゃれな、コミカルな要素を加える効果になっているかな」。
 (このアルバムも、よく聴いたな。また聴きたくなってきた)

 来週は、【『ミュージックライフ 1966年11月号』で漫遊記】です。
 最近、古本屋で見つけたそうで、値段も手ごろ。「自分が生まれるちょっと前、というのも興味深いな」ということで、「久々に、音楽雑誌『ミュージックライフ』を地図に漫遊します」。
 (雑誌の見ながらの特集。結構好きです)

 「草野さん、私、ラーメンはチャーシューいらない派です」
 (うーん、あったほうがいいかな)





 明日も秋晴れだったら、尾根を越えて少し足をのばして、花の里まで行ってみるか。
 さっき仕事がひとつ片づき、明日は一日休めそう。

 静岡市内の断水はまだ続いているんだろうか。
 自衛隊の出動要請はその後順調に進んだのだろうか。


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