隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

真夏の空の下~ROCK IN JAPAN FES. 2010 No.1

2010年08月12日 19時26分29秒 | ライブリポート(スピッツ)
2010年8月7日 (土)
ROCK IN JAPAN FES.2010


 二日目のひたちなかに参加。
 前回のとおりに出発したけど、想定外の渋滞でなかなか首都圏を突破できず・・・。
 氣志團と吉川晃司は見送りました(笑)。ぜひ次回に。

 それにしても、ひたちなかの空は今日もなんて色なんだ! 第一回のときは台風の影響だったか、ずっと曇り空~雨模様だったっけ。
 なんてことを思い出しながら、駐車場から会場までの15分を歩く。いやいや、暑いっす。でもこれからの時間を思うと、自然に胸が高まる。
 2008年のときから2年ぶり(
コチラにレポあり)。
 今回も会場をウロウロはしたんだけど、結局GRASS STAGEのアーティストに集中してしまいました。PARK STAGEで見たかったバンドがあったんだけど、かぶってしまって。そのバンドたちは別のイベントで見られそうなんで、今回はあきらめました。
 ホント、ゼイタクな悩みだ。
 
 画像は、エレカシのライブが始まる20分前のスタンディングゾーンをシートゾーンから眺めているところ。すでにあんな大勢の人たちがステージ前に殺到している。
 さ、私も行かなくちゃ、と思っているところです。
 ライブが始まる頃にはスタンディングゾーンいっぱいに人があふれ、熱気とたまに吹く海風が心地よかったっけ。



 セットリストやクイックレポなどは、RJFのHPで見られますので、コチラをどうぞ。
 私は7日だけだけれど、ほかの日も魅力的な顔ぶればかりだ! 今ふっと思ったけど、大トリのYUKIのパフォーマンス、マジで見たかったなあ。

圧巻!9mm Parabellum Bullet
 このバンド、9mm Parabellum Bulletのすごさをあちこちで耳にしながら、実は私自身は今回のセットリストの中では、シングル「Discommunication」しか知らなかった。
 これはひょっとして、すっごく残念なことだと思っていいのか?という思いを強くするくらい、圧倒的な強さと勢いにあふれたライブだった。
 到着したばかりで、やっと居場所を確保したところでライブが始まってしまったのでシートゾーンでまったりしながら聴いていたんだけど、身体の内側にビンビンと響く(フッ、陳腐です)音の嵐だった。
 スタンディングゾーンにいる若者たちがそれぞれ、うねる波のようになって、ああ、これが旬のバンドの力だな、と。
 後方で暴れまくっているファンの数もハンパじゃないし。
 茶色い土ぼこりがあちこちでふわ~っと舞って、すごかったです。
 その生き生きとしたパフォーマンスに比べて、ボーカルのMCは「いいのか?」っていうくらいに心許なくて。
 こっちがちょっと恥ずかしくなってしまうくらいにトーンダウンしちゃうところが、ま、それもいいじゃん、という感じ(いつもこうなのかは知らないけど)。
 煽ったり盛り上げたりするテクはOKだし、スクリーンに映る姿にはオーラが十分あってセクシーなんだけど、話し始めるとね、普通の人(笑)。
 「昔、ある国に、山本というエキセントリックな娘がおったとさ」という曲紹介で、カバー曲「どうにもとまらない」(
山本リンダという娘なんだね)を披露してくれたんだけど、演奏とボーカル、アレンジはメチャクチャかっこよかったのに、MCはグダグダでした(笑)。
 だけど、ロックだもんね。そんなことはまったく関係ない。
 若いファンをあんなにヒートアップさせるパフォーマンスと力は、見事でした
 上昇気流に乗って、ただただ上へ上へ伸びていく人たちのパワーを見せつけられた気がする。こういうときをへて、みんなそれぞれの色の世界を作っていくんだよなあ。

一人でやりたいことがまだまだあるんだね、トータス松本
 トータス松本としてはじめてのRJF。
 ここではトータス松本bandとしてのパフォーマンスで、次の日にはLAKE STAGEで弾きがたりのライブを見せてくれたらしい。
 ステージにトータスが登場したときは,9mmのときに比べてスタンディングゾーンに集まった人は少なくて、なんだかちょっとドキドキしてしまったんだけど、始まればトータスの世界!
 彼はめげない、「そんなこと百も承知、だってあんなに人気のあったウルフルズを休止に導いてしまった張本人なんだから」と彼が思ったかどうかは知らないけど、「おーい.もっと集まってこい!」と後方の人たちに声をかける彼からは、少なくとも表面的には「悲壮感」なんて感じさせない。
 彼のすばらしいボーカルと明るさとあったかさと迫力で、客をどんどん引き寄せる、そして惹きつける。
 バンドのフロントマンとしても、ソロアーティストとしても、どっちでも魅力は発揮される。そういう人なんだなと改めて納得させてくれる時間だった。
 「ストレイト」を聴きながら、そうだよな、この人の心根はいつもまっすぐにこっちに伝えられる。そして、そういう音楽だと思った。
 「涙をとどけて」、そして「ミュージック」。
 「俺は音楽に生かされている。歌で元気になれる。だから、俺の歌を聴いて元気になってくれる人がいるなら、こんなにうれしいことはない」
 とても彼らしい言葉。
 「去年、ウルフルズとしてここに出て、バンドは休止しちゃっているけど、俺はまだまだやりたいこと、やりたい音楽があるんだ」とも言ってたな。
 「あいたい人は誰?」や「よしゃいいのに」ではこちらがうきうきしてくる楽しさをくれたし、曲名はわからないが情感をこめて伝えられたバラードもよかった。
 ソロとして、茨もあるのだろうけど、選んだ道を悲壮感をそっと包んで突っ走っていくんだろう。エール、贈ります。
 最後に遠いシートゾーン?に向けて、「そこのガリガリのやつ、肉食って(たくましくなれよ)」というようなこと言って、何度も「ありがとう」と叫んで去っていったトータスでした。
 一緒に行ったツレが、「貫禄だね~」と。ホントにそう、歌もギターもうまいし、みんなを自分の船に乗せていくツカミも完璧。
 緑のジャケットと細身のパンツ。たくましくてかっこいい! 以前に見た、お尻にハート型の穴をあけたツナギも衝撃的に似合っていたけど、今回はシックでした。
 疾走感といっても、いろんな疾走感があるんだな。9mmからトータス松本への流れはとても味わい深かった。
 経験と若さ・・・。どっちも輝いているってことだけは確かです。

走りまくる40代! エレファントカシマシ
 
どんどん人が集まってくる。スタンディングゾーンは始まる前から熱気。
 だけど、ここではライブハウスと違って、ステージから少し離れれば、気持ちいい風とバンドの音を十分に感じることができる。それに勝手に動ける。
 やっぱり野外はいい。
 エレカシの宮本さん、最初から飛ばしまくっていた。私でさえ、全曲知っているライブです。曲順は定かではないですけど。
 例のもどかしそうな口調で楽曲のポイントや思い出をちょっと語り、客を煽って・・・宮本健在!
 初っ端から「ファイティングマン」ですから、それで盛り上がらないわけがない。
 斜め前の若い男の子は、ステージとスクリーンを交互に見て、この人、次に何やらかすの?というような笑みを浮かべて楽しそうだったな。
 ステージと袖を左右に走って走って、それ見てるだけで元気になってくる。
 「何かいいことはないか?といつも思っている、そういう歌です」というようなコメントで「幸せよ、この指にとまれ」。
 30の頃(「あ、俺はいま44なんだけど」って。44なんて見えない!!)、ドーンとブレイクすることはないのかと思って作った歌、という説明で、私の大好きな「暑中見舞~憂鬱な午後」。ああ、これは胸に染み入ります。メロディーも歌詞も深いのです。
 「テーデ」の前には、「金がいちばん、という歌です。歌詞がおもしろいんで聴いてください」。そして歌い終わったあと、煽るように「稼げよ~」と憎ったらしく(笑)言ったあとで、「俺にも稼がせろ!」って。暴れまくって歌っていました。
 「若い頃に作った歌で、彼女と仲直りしたくて雨の中をずぶぬれになって走っていく歌」は、うわ~「かけだす男」!! これが今、聴けるなんて。苦しいくらいに若い歌詞。知りもしないのに、宮本さんのその頃が見えてきたりする。
 「もっと知ってる歌がいい? いいよね?」と客に確かめるように軽く言って歌いだしたのが「リッスン トウ ザ ミュージック」。ツレは何かを思い出したのか、「井の頭公園、の歌詞で不覚にも泣きそうになったよ」とあとで言っていました。そうだね、東京で青春時代をおくった人で「井の頭公園」での思い出がある人って案外います。 
 胸キュン必至の「悲しみの果て」もちゃんとやってくれました。ああ・・・。
 秋に出る新曲も。バンドサウンドのがちっとした、でもメロディーも印象的な、今のエレカシっぽい楽曲だったかな。
 最後の3曲は、たぶん「FLYER」「ガストロンジャー」、そして応援ソングです、と言って「俺たちの明日」(ギターもって)。
 たまにメンバーをいじりながら(石君の胸を叩いたり、Tシャツを引っ張ったり)、ステージを動いて動いて。ワンマンのように思われながら、メンバー紹介のときには、いつも愛を感じてしまう。今回もそうだったな。
 最後は、なんか叫びながら、左のそでから右のそでまで走って、白いシャツのボタンを例によって引きちぎって(ボタンが零れ落ちるさまがスクリーンにきれいに映っていた)、そして去っていきました。
 ああ、やっぱりエレカシ宮本さんはスゴイ! このまま、どこまで行っちゃうんだろう・・・。

はじめてなんです、ACIDMAN
 ACIDMANはじめてライブを見た。失礼を承知で言うけど、ああ、こんなに人気のある、支持を受けているバンドなんだ~と認識。
 イントロが流れるたびのオーディエンスの反応がハンパじゃなくて。
 私は今回のセットリストでは「赤橙」と「ある証明」しか知らなかったけど、これを書くにあたって改めて歌詞を検索してみたら、スケールのでかい浮遊するような言葉を駆使するバンドなのですね。
 ボーカルのMCからも、こだわりが感じられたし。
 新曲の「アルマ」は、チリのアタカマ砂漠に建設中のアルマ望遠鏡に思いを馳せて作ったものだそうです。
 スクリーンに大きく映ったボーカルの、涼しげな様子と激しく盛り上がる様子の落差がなかなかでした。

 
 長くなってしまったので、No.2 はコチラへ。

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