こんにちは  お元気ですか(上郡町 そとかわピアノ教室)

上郡町の、小さなピアノ教室です。
ピアノを通して元気になれる教室を目指しています!

うたごえ

2011年09月23日 | その他
まだ子どもが小さかったころ。

私も、近所の若いお母さんたちも、よく子どもを散歩に連れて出ていました。

ある日、部屋におりますと、外から散歩しながらどこかのお母さんと子どもの歌う声が聞こえてきます。お母さんのソプラノの声と小さな子どものかわいい声が一緒になって聞こえてくる童謡のなんとおだやかなこと。

最近のお母さんたちはお子さんと一緒に子どもの歌を歌ってあげているのかなあ。

子どもを見ることが少なくなって、働くお母さんが増えて、お子さん連れでお散歩する親子をこのあたりでは見かけなくなってしまいました。

以前、車のラジオを聴いていると、歌手の由紀さおりさんが
「私はスマップや嵐の歌を聞くのはだいすきです。でも、子どもにはその年代に聞くべき歌があります。お母さんたちがスマップや嵐の歌を好きでもかまいませんが、お子さんたちと一緒に歌うときはどうぞ、童謡をたくさん歌ってください」
と、話しておられました。

子どもの歌の歌詞には夢を膨らませたり、ものごとの決まりごとを子どもなりに理解させるものがあります。また、そのメロディーやリズムは子どもがのりやすく、おぼえやすいものになっています。

それは、スマップや嵐の歌にはないものなのだそうです。

でも、その話の裏づけともいうべき情景は、あの、親子で散歩しながら歌っていた歌声でした。

シンプルで、ほかに何も要らない、至福のとき、とでもいいましょうか。

子どもに、そのような時間をたくさんたくさん過ごしてほしいと思います。