こんにちは  お元気ですか(上郡町 そとかわピアノ教室)

上郡町の、小さなピアノ教室です。
ピアノを通して元気になれる教室を目指しています!

子育てのちょっとした秘訣

2011年01月31日 | その他
最近、靴をそろえています。

誰がって?

ワタクシ、です。

玄関に雑に靴が脱ぎ捨てられている様子、情けないなあと思ったのがきっかけで、言っても右から左へ流してしまう人たちばかりの家族構成になってしまいましたので・・・・。

「私がやらねば、誰がする!?」

の、心意気でとにかく、靴をそろえるようにしています。

すると、靴をそろえることそのものに快感を感じるようになってきました。最初はそろえてもそろえても無神経に脱ぎ散らかす人たちを苦々しく思っていたのですが、最近はそんなことはどうでもよくなってきました。

ぱっと目に入る玄関の景色が整然としていることが嬉しいのです。なので、今は自分の喜びのために靴をそろえている、だけなのです。

・・・・・とまあ、何てことない日常のささやかなことなんですが、そんなある日、次のような文章を読む機会がありまして。


  「履物並べから学んだ人生観」
          
    田村一二(福祉の里・茗荷村(みょうがむら)を設立、障がい児教育の先駆者)

私は六人の息子を持っているわけですが、
彼らがまだ小さいとき、どうしても履物をきちんと
そろえられなかった。

叱っても、そのときはそろえるが、
すぐに元通りに戻ってしまうのです。

それで、私が尊敬する糸賀一雄先生にお尋ねしました。

「しつけとはどういうことですか」と。

先生は、


「自覚者が、し続けることだ」


とおっしゃる。


「自覚者といいますと?」

と聞くと、

「それは君じゃないか。
 君がやる必要があると認めているんだろう?
 それなら君がし続けることだ」

「息子は?」

「放っておけばいい」

というようなことで、家内も自覚者の一人に
引っ張り込みまして、実行しました。


実際にやってみて、親が履物をそろえ直しているのを
目の前で、息子がバンバン脱ぎ捨てて
上がっていくのを見ると、「おのれ!」とも思いました。


しかし、糸賀先生が放っておけと
おっしゃったのですから、仕方ありません。

私は叱ることもできず、腹の中で、
「くそったれめ!」と思いながらも、
自分の産んだ子供であることを忘れて、
履物をそろえ続けました。

すると不思議なことに、ひたすらそろえ続けているうちに、
だんだん息子のことも意識の中から消えていって、
そのうちに履物を並べるのが面白くなってきたのです。

外出から帰ってきても、もう無意識のうちに、
「さあ、きれいに並べてやるぞ」と楽しみにしている
自分に気がつきました。

さらに続けていると、そのうちに、
そういう心の動きさえも忘れてしまい、
ただただ履物を並べるのが趣味というか、
楽しみになってしまったのです。

それで、はっと気がついたら、
なんと息子どもがちゃんと履物を並べて
脱ぐようになっておりました。

孔子の言葉に、
「これを楽しむ者に如かず」というのがありますが、
私や家内が履物並べを楽しみ始めたとき、
息子はちゃんとついてきたわけです。


私事で恐縮ですが、ここに教育の
大事なポイントの一つがあると思います。

口先だけで人に、「こら、やらんかい」
とやいやいいうだけでは、誰もついてきません。
自分が楽しんでこそ、人もついてくるんだという人生観を、
私は履物並べから学んだ次第です。


・・・・引用ここまで。

ああ、なるほどなあと、感心しきり。ただ、残念なことに、うちにはしつけをするべき年齢の子どもはもういなくなりました。

さらに、巻き込むべき主人も、今はどうもそのような状態にはなさそう・・・・

ということで、今はせっせと一人で靴そろえに励んでいます。
家人に変化がおきたときには、またご報告したいと思いますが、もちろん最初からそのような目論見があってしているわけではなく、たんに私は楽しんでいるだけなのですが。

これがまだ子どもの小さいときならどんなによかったかという思いは、やはり、します。

自分が楽しんでもいないことを、大事なことだからという理由だけで子どもにがみがみ言っていないかな?

子育てのころって、余裕がなくてつい、子どもに当たってしまうことはよくあることで、私もそういう道を通ってきました。

勉強でも、ピアノでも、楽しい時間を作ることができるから大事なんだよ、って伝えることができたら子どもにもきっと分かりやすいでしょうね。

そして、その楽しい時間を一緒に作れると、もっといいですよね。

夏休みの自由課題も、私がかかわっている絵マップも、そしてピアノのホームコンサートなんかも、全部家庭で楽しもうと思えばできることばかり。

そういう時間を、子どもたちともっと持つ努力をすればよかったと、先輩ママは思っています。
        





温度差

2011年01月30日 | その他
英国BBC放送がお笑い番組で、世界一不運な男として広島と長崎で二重被爆した山口彊(つとむ)さんのことを取り上げたというニュースを聞き、私も非常に不愉快に思った一人として、ここに意思表明したいと思います。

ふたつのきのこ雲にはさまれた山口さんの写真の前で出演者たちがトークし、時々笑いも起こっていたとか。

ああ、これが被爆した国とそうでない国の人の温度差なんだな、とまず悲しく思いました。

そして、自分の周りにない厳しい環境の中にいる人たちのことをちゃんと理解できなくて自分もまた誰かを直接的に、または間接的に悲しませているのかもしれないということをあらためて思いながら、

苦しみの中で生きてきた人のことをお笑いの種にするようなことは許されることではない

と、言いたい。

たまたまその場所にいたというだけで、その後の人生に重いものをしょって生き続けなければならなかったひとの、長い、長い苦しみは想像しただけでも耐え難いものです。

それを、一時の快楽の種にしてしまう感覚が許せないし、恐ろしいと思います。

人間に与えられたすばらしい能力である「想像力」。
これがなくなったとき、悲しみの連鎖が始まります。
メディアで働く人たちのいちばん問われるべき能力ではないでしょうか。







継続は力なり

2011年01月29日 | レッスン室便り
とかく色んなものに興味があって、さらに人から誘われたり頼まれたりするとイヤと言えない性格もあって、あっちをかじり、こっちをかじりどれだけのことに今まで首を突っ込んだことか・・・・。

それでも、ピアノの勉強だけはずーーっと続けてきました。

ふらふらしている自分が時々いやになるのですが、この部分があることで自分を救うことができるとありがたく思っています。

一万時間の法則というのがあります。
1万時間何か1つのことに打ち込めば、プロのレベルになれるという法則です。
 (「天才! 成功する人々の法則」より
      マルコム・グラッドウェル著 講談社)

この歳になるまで発表会やいろいろなコンサートに参加してきたということは、たぶん
1万時間は練習していると思うんです。(実際、一日1時間練習したとして一万時間がどのような日数になるか計算したところ、27年とちょっとという数字が出ました)

・・・・まあ、でもプロにもいろいろありますし、何より自分にその意識があるかといえば、優先順としてはどうしても日常の家庭生活のほうが高いので、とてもプロとは言えませんが。

「ちょっとピアノを弾いてもらえませんか?」
と、言われればよほどのことがない限り
「ええ、いいですよ」
と、答えられる自分がいます。

あと、何年続けられるかな?
スポーツと違って体力が落ちても続けられる音楽は、まだまだこれからも勉強しなくてはならない課題に向かっていける気がします。
(あ、でも集中力とか、根気とか、視力とかはだんだんと自信がなくなってきてますけどね)

目標は、100歳までピアノを弾くこと。

なんだか、ワクワクしてきます。





<夕べの献立>
お好み焼き

おばちゃんの知恵袋

2011年01月28日 | その他
お金を使わず工夫するって、楽しいですよね。

私、残飯かごをシンクに置くの、嫌いなんです。どうしてもその部分が汚れてしまう。こまめに洗えばいいとは言うものの、どうしても黒ずみが・・・。

私の母も残飯かごを置くのが嫌いな人でした。家で食べる野菜は自家製だったから、野菜くずも半端ではなく、小さいかごでは間に合わなかったので、洗いおけを野菜くず入れ代わりにつかっていました。

私もボウルをそうやって使っていましたが、水分がたまるのが難点でした。実家は、小さなレンコン畑があったので、水分ごと水を張った畑に捨てに行っていましたが、うちにはレンコン畑ないし・・・。少々困っていたところです。

そこに、粗品でいただいた目の粗い網袋。排水口に取り付けるにはちょっとごみが通り抜けそうで使えなかったのを、このように、牛乳パックで支えのワクを作り、簡易残飯かごに!


水分がよくぬけて、ある程度野菜くずもためられるので、便利!
汚れたら取り替えるだけだし。
我ながらグッドアイデアに、自画自賛しております。ハイ、失礼いたしました。





<夕べの献立>
肉じゃが
味噌汁
大根の浅漬け

初心者に使える教材・2

2011年01月26日 | レッスン室便り
そして、テクニックの訓練には、「スーパーフィンガーズ」。



私たちがピアノを習っていたころのテクニックの練習といえば、「ハノン」という、見開きのページいっぱいに黒々とたくさんのオタマジャクシが並び、ひたすら指を動かすというものでした。

もちろん、こういったマニアックな練習はするにこしたことはないし、テクニックの精度は上がります。でも・・・いきなりオタマジャクシだらけの練習は初心者にはきついものがありますよね。

この「スーパーフィンガーズ」は、短いパターンをコンパクトに片手ずつ練習するというもの。
たとえば、連続する三つの音を1・2・3(親指・人差し指・中指)の指だけで順番に動かすというもの。


この音の動きを、同じ音で次は2・3・4(人差し指・中指・薬指),3・4・5(中指・薬指・小指)で動かしていく、というもの。

さあ、どうです?初心者のアナタ。

これなら自分にもできそう、って思いません?




<夕べの献立>
丸岡のギョウザ(有名なんですってね!)
味噌汁
キャベツ千切り
大根の酢漬け


初心者に使える教材

2011年01月26日 | レッスン室便り
今まで一度もピアノを弾いたことがない、という若いおとなの生徒さんがうちの教室に来ることになりました。

さて、どんな教材を使ってもらおうか・・・。

やはり、目で楽譜を追うという作業ができるようになってほしい。やっぱりこれかな・・・。ということで、

「5指のテクニック」


指を鍵盤の上にのせたまま、本に書いてある指番号を見て指を動かしたり、音符の玉を追って、その動きの通りに指を動かすもの。

この本では、音符を音名で考えるのではなく、記号のように見ていきます。
  

ピアノで大事なことは、楽譜を目で追いながら指を動かし、指が動く間に次の音符を目で追うという、一度にいくつもの処理を瞬時に行う複雑な作業ができるようになること。

その作業を細分化し、ひとつずつクリアできるように考えられた教材です。

初めてその中身を見た生徒さんのアタマの上にはきっといくつものが飛んでいたことでしょう。

まずは、習うより慣れろ。(いや、この場合は、習ってから慣れろ!?)

今は、目で見たことを、指の動きに置き換えるという神経回路がつながってない状態なので、きっともどかしいことでしょう。

だから、練習して少しずつ回路をつなげていくんです。
そう、練習に勝るものはないんですね。

自分でやろうという意欲を持ってきている生徒さんですから、きっと努力されると思います。一ヵ月後が楽しみです。


タイガーマスク現象

2011年01月25日 | その他
このニュースを聞いてると、ひとって、いいことをしたいって思ってるんだなあと気持ちが明るくなりました。

やり方がいかにも現代っ子らしくって、ああ、私たちの時代なんだなあと実感します。

あんまり関係ないのですが

中学生のとき、家の手伝いもあんまりしない私だったのですが、あるとき、ふと目にした洗濯物の山に気まぐれを起こし、さっさとたたんでしまいました。

ふだん手伝いをしないので、なんだかかえって居心地が悪く、知らん顔をしていたら、たたんである洗濯ものを見た母が、

「これ、あんたがたたんでくれたん?」

と、私に聞きました。

内心、おおっ、さすがハハオヤ・・・・と、半分びっくりしながら
「いいや」
と、言ってその場を離れました。

まあ・・・・
そんな感じと似てるのかな。

そうよ、私よ

なんて、くすぐったくて、言えない。

でも、喜ぶ顔は見たい。

そんなアナタに、一枚虎皮のマスクを!

そんなアナタが日本全国そこかしこに。

いいなあ、このノリ。

たくさんの人がこういう気持ち、持ち続けられるよう、私も何かできればいいな、と思います。





<夕べの献立>
赤飯
お吸い物
メバルの煮付け
大根浅漬け



心が折れそう・・・・

2011年01月24日 | 生き方
豪雪の被害にあった農家の方が、倒壊した農業施設の前でテレビのインタビューに
「もう、心が折れそうです」
と答えておられました。

「心が折れる」



読んだだけで

「ポキリ」

という音が聞こえてきそうで、いかにも現代のにわか作りのものにあふれた生活の中でたやすく壊れてしまうものを象徴しているようです。

私は「心が折れそう」という気持ちになる時がないわけではなりませんが、(また、上記のような深刻な経営難に陥るなどの経験もないわけですが)

そんな心理状態に陥ったとき、なぜかいつも特攻隊に飛び立った人たちのことを思い出してしまいます。

その方たちとは縁もゆかりもないですが、今の日本があるのはこういった方たちの犠牲があったからということを考えると、こんなことでくよくよしててはいけないなあ、と(じっさい、「こんなこと」なんですけど)思えるんですよね。

ナチスの迫害にあったアンネ・フランクが日記の中で、母親が自分たちよりもっとひどい状況の中にいる人たちのことを想像しなさい、というのにたいして反発する文章を書いていましたが、それでも彼女は希望を捨てませんでした。

時々、ため息つきながら、先人の生き様を振り返りながらもうひとがんばり、と元気を出していきましょう。




<夕べの献立>
おばあちゃんのお赤飯(急に食べたくなったそうで)
とりもも肉と淡路のタマネギいため(甘くておいしい!)
キャベツ千切り

・お料理ひと口メモ
  余った千切りキャベツは次の朝、卵と混ぜ合わせてキャベツ卵焼き。
  ボウルの中で味付けした卵とキャベツをフォークでかき混ぜるのがポイント。
  弱火のフライパンでじっくり焼けばふわふわの卵焼きの出来上がり。
  ケチャップをかけていただきます。

断捨離!断捨離!

2011年01月23日 | 生き方
日曜洋画劇場のレッドクリフを見ながら、思い立って本棚の整理。

出てくる、出てくる。

イラナイと決心すれば要らないものだらけ。

本棚はたちまちすっきり。

何にそんなにしがみついていたかったのだろうね?






<夕べの献立>
野菜たっぷりラーメン

だいすき!

2011年01月22日 | レッスン室便り
クリスマス発表会のとき、ちょっとしたゲームがあると楽しいね、と上級生の子に相談持ちかけたら、なんと!

大きなすごろくを作ってくれました!

クリスマス会のときだけではもったいないので、教室の壁に貼り、レッスンが始まる前に一回ずつさいころをふって進み、止まったところの指示を「実行」して、レッスン開始となります。

先日さいころを振ったCちゃん、「好きな言葉を叫ぶ」というマスに止まりました。

「え~・・・すきなことばぁ~?」

しばらくかんがえてかんがえて、お姉ちゃんがさいころをふっている間めいっぱい考えて、

やがてにっこりと私のほうに向いて
「きまった」

「ん?なあに?じゃあ、どうぞ、言ってくださーい」

すると、Cちゃん“BIGSMILE”で私に顔を近づけて、

「だいすき~!」

って。

もう、みなさん、どうしましょう!
私もCちゃんにおでこをくっつけて、

「だいすき~!!!」

・・・・・こんなしあわせって、あるぅ~?


中学生のMちゃんが作ってくれた、力作のすごろく!
中には、とんでもない指示もありますが。




<夕べの献立>
味噌汁
鶏手羽中のレモン塩焼き
ほうれんそうおひたし
カブの漬物
大根とベーコンの煮物