たぶん、いろんなことがあるのだろうと思います。
ほかの人には表せない感情を、私に心を許しているからこそそんな態度をとるのだということも、わかっています。
だからといって・・・・・。
そういう言い方はないだろう!!
と
思った次の瞬間、
「どの口が言いよんな!!」
と、詰め寄り、言ったその口をきつくつねっていました。
普段はとてもいい子で、街で会ったときなんか駆け寄って声をかけてくるかわいい子なのに、
レッスンでは今までもちょっと間違えたり、自分の弾けないことがあると、すぐにむくれて横を向いたまま口もきかないことがよくありました。
そのたびに、そんなことではいけない、あなたのことが大好きなのに、こんなわがまま許してちゃ素敵なお姉さんになれないし、こういう態度をとるあなたのこと嫌いになりたくない、・・・・
ずっと、何回も話しかけてたんだけど。
そんな私の言葉に対してとうとうはむかう言葉を言うようになりました。汚い言葉で。
やっちゃいましたよ。
体罰。
それでも、今回はゆずれなかった。
泣いた。
そりゃ、そうだわな・・・・。
でも、そのやり方も子ども特有のずるさがあるというか。
泣いて逃げちゃうんだよなあ。いままでだって。
そりゃ、哀れに泣くのです。
どんなに自分がひどい仕打ちを受けているか、みたいな。
もう、ずるずる引きずられるわけにはいかない。
私は先生で、あなたは生徒なの。
お金払ってうちに習いに来てるんだから、そのお金はあなたのお父さんとお母さんが一生懸命働いて、しんどいときもつらい時も、我慢して働いて私に払ってくれてるお金だから、むだにできないの。
せんせいのいうことは、きくの!!!!
やがて嵐は去り、普通にレッスンは終わり、いつものように何事もなかったかのようにお迎えのお父さんに帰りに買ってほしいものがあるなどと甘えている。
きわめつけは
「じゃあね、先生、ばいばい!」
この変わり身の早さは、どうよ!?
・・・・という気持ちなどみじんもあらわさず、
「は~い。またね。来週はもっといい子でレッスンしようね」
と、にこやかに送り出す。
親御さんもうすうすは気づいておられるようで、「すみません、すみません」と何度も言いながら帰って行かれます。
さて、そんなこんなで次の週。
始める前にくぎを刺しておきます。
「今日は、ちゃんということ、きける?」
おもむろにうなづく。
「よし、がんばろう!」
途中で何回か、ダメ出し。
む。
表情が曇る。
どうする!?
おっ
弾き始めた。
えらいよ!
さいごまでがんばった!
あれだけちょっと言われただけで動かなくなってたのが、今日は最後まで頑張れた。
「はい、きょうはここまで」
「ありがとうございました!」
思わず、抱きしめる。
「ええ子やったなあ、えらかったなあ」
ぎゅうぅっーー。
しあわせの、瞬間。
兵庫県赤穂郡上郡町の「外川ピアノ教室」ホームページ
ほかの人には表せない感情を、私に心を許しているからこそそんな態度をとるのだということも、わかっています。
だからといって・・・・・。
そういう言い方はないだろう!!
と
思った次の瞬間、
「どの口が言いよんな!!」
と、詰め寄り、言ったその口をきつくつねっていました。
普段はとてもいい子で、街で会ったときなんか駆け寄って声をかけてくるかわいい子なのに、
レッスンでは今までもちょっと間違えたり、自分の弾けないことがあると、すぐにむくれて横を向いたまま口もきかないことがよくありました。
そのたびに、そんなことではいけない、あなたのことが大好きなのに、こんなわがまま許してちゃ素敵なお姉さんになれないし、こういう態度をとるあなたのこと嫌いになりたくない、・・・・
ずっと、何回も話しかけてたんだけど。
そんな私の言葉に対してとうとうはむかう言葉を言うようになりました。汚い言葉で。
やっちゃいましたよ。
体罰。
それでも、今回はゆずれなかった。
泣いた。
そりゃ、そうだわな・・・・。
でも、そのやり方も子ども特有のずるさがあるというか。
泣いて逃げちゃうんだよなあ。いままでだって。
そりゃ、哀れに泣くのです。
どんなに自分がひどい仕打ちを受けているか、みたいな。
もう、ずるずる引きずられるわけにはいかない。
私は先生で、あなたは生徒なの。
お金払ってうちに習いに来てるんだから、そのお金はあなたのお父さんとお母さんが一生懸命働いて、しんどいときもつらい時も、我慢して働いて私に払ってくれてるお金だから、むだにできないの。
せんせいのいうことは、きくの!!!!
やがて嵐は去り、普通にレッスンは終わり、いつものように何事もなかったかのようにお迎えのお父さんに帰りに買ってほしいものがあるなどと甘えている。
きわめつけは
「じゃあね、先生、ばいばい!」
この変わり身の早さは、どうよ!?
・・・・という気持ちなどみじんもあらわさず、
「は~い。またね。来週はもっといい子でレッスンしようね」
と、にこやかに送り出す。
親御さんもうすうすは気づいておられるようで、「すみません、すみません」と何度も言いながら帰って行かれます。
さて、そんなこんなで次の週。
始める前にくぎを刺しておきます。
「今日は、ちゃんということ、きける?」
おもむろにうなづく。
「よし、がんばろう!」
途中で何回か、ダメ出し。
む。
表情が曇る。
どうする!?
おっ
弾き始めた。
えらいよ!
さいごまでがんばった!
あれだけちょっと言われただけで動かなくなってたのが、今日は最後まで頑張れた。
「はい、きょうはここまで」
「ありがとうございました!」
思わず、抱きしめる。
「ええ子やったなあ、えらかったなあ」
ぎゅうぅっーー。
しあわせの、瞬間。
兵庫県赤穂郡上郡町の「外川ピアノ教室」ホームページ