スイートな二人（拍手返信あり）

　祇園小石季節限定栗飴を舐めてまして、栗の話とか良いよなあ～と書きはじめたら気が付けば、あり得ないほど甘い話になってしまいました。ちょっと自分でもびっくりです（苦笑）


「何だ？イガ栗？」
「あら工藤君、いらっしゃい。博士が子供達とキャンプに行って山栗をたくさん拾ってきたのよ」
「たくさんってレベルじゃねーぞ。ったく元太の奴だな。で、オメーは何してんの？」
「御明察。張り切って抱えて帰ってきたわ。せっかくだから子供達が来た時にお菓子でも作ろうかと思って下ごしらえをね」
「オメーほんとあいつらに甘いよなあ。あ、もちろんそのお菓子はオレの分もあるんだろうな？」
「そうね…はい」
「何だよ、これ？」
「働かざる者食うべからずってね。食べたいなら手伝ってちょうだい」
「ちぇ、わーたよ」

<剥き剥き剥き剥き…>

「つっ！」
「大丈夫？気をつけてね。ルミノールに反応するモンブランなんて私、嫌よ」
「ウルセー。……けどさ、オメーって栗みたいだよな」
「何それ？ツンツン尖がってるとでも言いたいわけ？」
「ちげーよ。栗ってさ、棘の下には鬼皮があって渋皮があるけど、ちゃんとその中には最高に美味い実が隠れてるだろ。オメーみてーじゃん」
「な、何言ってるのよ///。そ、それって面倒な女ってことでしょ」
「バーロ―。栗はパティシエの腕と手間をかければかけるほど美味くなるんだぜ」
「もう！ば、バカな事言ってないで手を動かして///」

<剥き剥き剥き剥き…>

「はあー！終わった！！手がイテー」
「お疲れ様。おかげで美味しいお菓子ができそうだわ。珈琲淹れてくる…キャッ」
「その前に…オレはこっちを食べてーんだけど」
「ちょっ、何言って…ん」
「腕によりをかけて料理してやっからさ」
「お、お菓子作りはデリケートなんだからね///」
「了解。モンブランみたいに甘くしてやるよ」



　秋の夜長は甘いものが美味しいですよね。




　以下は拍手返信です。いつも拍手をありがとうございます。励みになってます。ここ数日blogにたくさん拍手をいただいているようで、今の小話をお好きな方がいらっしゃるのでしょうか？


＞ 10/06 01:13 哀ちゃんの～の方
拍手小話へのコメントありがとうございます。
哀ちゃんの感想文は「この言葉にはもうちょっと踏み込んだ説明が欲しい」とか冷静なツッコミがあったんじゃないかと思ったりしています。コナンとは別の意味で小林先生が頭を抱えたことでしょう。
哀ちゃんは案外真面目に宿題などには取り組むタイプじゃないかと思います。






＞雅さん
何度かここの感想でも書いているように、蘭というキャラクターは嫌いじゃありません。蘭については原作が無駄に引き延ばされた最大の被害者だと思ってますし、今は新蘭には辛口な感想を書いていますが、連載開始当初の新蘭には好意を持って見てました。
うちは灰原中心サイトですからコ哀が大きな位置を占めますが、必ずしもコ哀至上主義というわけではありませんし、特に私に関してはサイトを見ていただければわかりますがＣＰについてはかなり雑食なこともあり新蘭完全否定というわけでもありません。もちろんコ哀好きの方に新蘭が全く受け付けない方がいることも分かっていますが、だからといって私がコ哀ファンを裏切っているという認識もありません。そもそもファンサイトなんですし、趣味の世界なんですからみんなそれぞれに自分のスタンスで好きなように楽しめばいいと思います。