劇場版魔まマ前編を観てきました。
思いっきりネタバレ&後編の内容にも言及していますので、読まれる方はくれぐれもご注意を。
アニメ作品では良くあることながら、地元自治体ではやっていないので営業回りの途中の時間をぬって(専門用語でいう所の「サボって」というやつですね)都会の某映画館へ潜入してきました。レディースデーということもあり劇場は平日昼間の時間帯ながらほぼ満席でした。事前に「劇場版『魔法少女まどか☆マギカ』をほのぼのアニメと勘違いして見てしまう親子連れが続出してるらしい」という話は聞いていましたが、さすがに時間帯のせいかそういうお客さんはいませんでした(絵柄で誤解してこの作品を観たら、軽くトラウマになるほどだと観て確信しました)。
言うまでもなくこのblogでもさんざん言っていたように昨年の春、相方に勧められて見始めてどハマりしていた伝説の深夜アニメの劇場版ですから、否が応にも期待値は高まります。関連グッズが全て売り切れの売店でかろうじて購入できたパンフレットを握りしめていよいよスタート。
ということで結論から先に申しあげますと総集編映画の前編としてはとてもよくできていました。ただそれ以上に前編と後編の公開の間がわずか一週間というのもよ~くわかりました(笑)。
ストーリーは前情報通りTVアニメをダイジェストに収めたというかエピソードや場面の前後はありますが、ほぼそのままでした。ですが絵はほとんど全編書き直したんじゃないかと思うくらい綺麗な作画でした。大画面であの可愛いキャラ絵が綺麗な作画で動く、というそれだけでも十分劇場化した価値があると思いますが、なにより今回の劇場版はTVアニメの時よりも音楽が素晴らしいかったです。
TV版の時もサントラ目当てにDVDを全購入してしまったくらいいい音楽でしたが、今回の劇場版についてはおそらく全てアレンジし直した曲が使われていると思います。どのシーンも知っている曲ですが、これが格段に良くなっているんですよ。特に営業のテーマとマミさんのテーマはもう聞いてください!としか言えません。この作品のサントラだけは何としても手に入れたいとすでに堅く決意しました。
さて以下は順を追って感想を書いていきますが、ここからは思いっきりネタバレですので重ねてご注意くださいませ。
劇場版はTV版冒頭のほむほむとワルプルの闘いは無しで、鹿目家の日常から始まりそのままOPへとというスタートだったんですが、このOPがまた良いんですよ。出会った頃のほむほむとまどかが仲良さそうに二人で座ってたり、シルエットで手を繋いだりして二人の絆を描き、一方でまどかのこれまでの成長の記録から「鹿目まどか」という少女がどれほど周囲に愛されて育ってきたかが描かれているんですが、クライマックスも含めて彼女が迎える数々の結末を知っているだけにもうOPだけで、いろいろと感無量でした。
テンポよく進んでいくストーリーを追いながら、TVシリーズを最後まで見ている私はこの作品はほむほむの物語であることも知っているわけで、当然そのつもりで鑑賞するのですが、転校してくるところからファーストコンタクト、保健室への道、と一つ一つの場面での二人の会話とほむほむの表情がもう堪らないんですよね。全編を通じてそうなんですが、TV版の初見と違ってまどかとほむほむの距離をほむほむ視点で見ていると本当に居た堪れなくなりました。
そしてこの方を忘れてはいけないQB師匠は、本性も秘密も全て分かっているのに胡散臭さを感じさせないあの愛らしさには脱帽でした。むしろ反対なのは分かっているのにほむほむが師匠を苛めてるようにみえるあたり、さすがです。営業の神様の名は伊達じゃありません。
とか思っているとマミさんが登場なわけですが、マミさんのシーンはTVよりずっと丁寧に描かれているような気がしました。マミさんの強さも脆さも可愛らしさも1.5倍くらい増量されているのに、結末はやっぱりアレです。こちらも分かっているだけに神アレンジになってさらに歌がパワーアップしているマミさんのテーマを聞きながら、マミるのを見届けるというのは息苦しさすら感じました。
この後のさやか編もそうなのですが、魔法少女としての幸せ→絶望がダイジェストな分ストレートなんですよね。
そしてマミさんがマミッたところで今度はさやか編です。主な流れはこちらもTV版と一緒なのですが、さやかが追い詰められていく過程を見るのは劇場版でダイジェストで見るときついものがあります。さやかと杏子、さやかとまどかの関わりはTVよりずっと丁寧に描かれているような気がしました。TV版の時はまどかの親友としてさやかを見ていましたが、今回はさやかという少女を中心にまどか、杏子、ほむほむのそれぞれの気持ちが展開していたように思います。
にしてもさやか編になるといよいよ活躍が本格化してくるほむほむですが、スタイリッシュ着地やスタイリッシュ仲裁など相変わらずカッコいいです。ほむほむがふわっと動くだけで、思わず息を飲んでしまうのは私だけではないハズです。
そしてどんどん追いつめられるさやかにQB師匠の
「この国では成長過程の~」
という外道発言が出て、さやかが魔女化したところで前編は終わり。もう後編を見るしかないじゃない!というところで私は今作のメインだと勝手に思っているEDです。
このEDもまた素晴らしい出来でした。曲はTV版と同じですが、アレンジは完全に変わっていてより壮大になってました。歌も良いし、メロディーも劇場版に相応しいスケールだと思います。そして映像はOPと打って変わってのどシリアス、魔法少女たちのシルエットがいろんなことを暗示していきます。前編の事やこれから迎える後編について影だけ表現されていくのですが、最後に光に向かおうとするまどかに手を伸ばそうとするほむほむの影がもう…ね。
おそらく後編は今作以上にほむほむの物語になって行くのでしょうが、今から公開が待ちきれません。早急に時間を作って見に行きたいと思います。
にしても総集編なのにこのクオリティの高さ。全くすごいの一言につきます。後編も期待大です。
思いっきりネタバレ&後編の内容にも言及していますので、読まれる方はくれぐれもご注意を。
アニメ作品では良くあることながら、地元自治体ではやっていないので営業回りの途中の時間をぬって(専門用語でいう所の「サボって」というやつですね)都会の某映画館へ潜入してきました。レディースデーということもあり劇場は平日昼間の時間帯ながらほぼ満席でした。事前に「劇場版『魔法少女まどか☆マギカ』をほのぼのアニメと勘違いして見てしまう親子連れが続出してるらしい」という話は聞いていましたが、さすがに時間帯のせいかそういうお客さんはいませんでした(絵柄で誤解してこの作品を観たら、軽くトラウマになるほどだと観て確信しました)。
言うまでもなくこのblogでもさんざん言っていたように昨年の春、相方に勧められて見始めてどハマりしていた伝説の深夜アニメの劇場版ですから、否が応にも期待値は高まります。関連グッズが全て売り切れの売店でかろうじて購入できたパンフレットを握りしめていよいよスタート。
ということで結論から先に申しあげますと総集編映画の前編としてはとてもよくできていました。ただそれ以上に前編と後編の公開の間がわずか一週間というのもよ~くわかりました(笑)。
ストーリーは前情報通りTVアニメをダイジェストに収めたというかエピソードや場面の前後はありますが、ほぼそのままでした。ですが絵はほとんど全編書き直したんじゃないかと思うくらい綺麗な作画でした。大画面であの可愛いキャラ絵が綺麗な作画で動く、というそれだけでも十分劇場化した価値があると思いますが、なにより今回の劇場版はTVアニメの時よりも音楽が素晴らしいかったです。
TV版の時もサントラ目当てにDVDを全購入してしまったくらいいい音楽でしたが、今回の劇場版についてはおそらく全てアレンジし直した曲が使われていると思います。どのシーンも知っている曲ですが、これが格段に良くなっているんですよ。特に営業のテーマとマミさんのテーマはもう聞いてください!としか言えません。この作品のサントラだけは何としても手に入れたいとすでに堅く決意しました。
さて以下は順を追って感想を書いていきますが、ここからは思いっきりネタバレですので重ねてご注意くださいませ。
劇場版はTV版冒頭のほむほむとワルプルの闘いは無しで、鹿目家の日常から始まりそのままOPへとというスタートだったんですが、このOPがまた良いんですよ。出会った頃のほむほむとまどかが仲良さそうに二人で座ってたり、シルエットで手を繋いだりして二人の絆を描き、一方でまどかのこれまでの成長の記録から「鹿目まどか」という少女がどれほど周囲に愛されて育ってきたかが描かれているんですが、クライマックスも含めて彼女が迎える数々の結末を知っているだけにもうOPだけで、いろいろと感無量でした。
テンポよく進んでいくストーリーを追いながら、TVシリーズを最後まで見ている私はこの作品はほむほむの物語であることも知っているわけで、当然そのつもりで鑑賞するのですが、転校してくるところからファーストコンタクト、保健室への道、と一つ一つの場面での二人の会話とほむほむの表情がもう堪らないんですよね。全編を通じてそうなんですが、TV版の初見と違ってまどかとほむほむの距離をほむほむ視点で見ていると本当に居た堪れなくなりました。
そしてこの方を忘れてはいけないQB師匠は、本性も秘密も全て分かっているのに胡散臭さを感じさせないあの愛らしさには脱帽でした。むしろ反対なのは分かっているのにほむほむが師匠を苛めてるようにみえるあたり、さすがです。営業の神様の名は伊達じゃありません。
とか思っているとマミさんが登場なわけですが、マミさんのシーンはTVよりずっと丁寧に描かれているような気がしました。マミさんの強さも脆さも可愛らしさも1.5倍くらい増量されているのに、結末はやっぱりアレです。こちらも分かっているだけに神アレンジになってさらに歌がパワーアップしているマミさんのテーマを聞きながら、マミるのを見届けるというのは息苦しさすら感じました。
この後のさやか編もそうなのですが、魔法少女としての幸せ→絶望がダイジェストな分ストレートなんですよね。
そしてマミさんがマミッたところで今度はさやか編です。主な流れはこちらもTV版と一緒なのですが、さやかが追い詰められていく過程を見るのは劇場版でダイジェストで見るときついものがあります。さやかと杏子、さやかとまどかの関わりはTVよりずっと丁寧に描かれているような気がしました。TV版の時はまどかの親友としてさやかを見ていましたが、今回はさやかという少女を中心にまどか、杏子、ほむほむのそれぞれの気持ちが展開していたように思います。
にしてもさやか編になるといよいよ活躍が本格化してくるほむほむですが、スタイリッシュ着地やスタイリッシュ仲裁など相変わらずカッコいいです。ほむほむがふわっと動くだけで、思わず息を飲んでしまうのは私だけではないハズです。
そしてどんどん追いつめられるさやかにQB師匠の
「この国では成長過程の~」
という外道発言が出て、さやかが魔女化したところで前編は終わり。もう後編を見るしかないじゃない!というところで私は今作のメインだと勝手に思っているEDです。
このEDもまた素晴らしい出来でした。曲はTV版と同じですが、アレンジは完全に変わっていてより壮大になってました。歌も良いし、メロディーも劇場版に相応しいスケールだと思います。そして映像はOPと打って変わってのどシリアス、魔法少女たちのシルエットがいろんなことを暗示していきます。前編の事やこれから迎える後編について影だけ表現されていくのですが、最後に光に向かおうとするまどかに手を伸ばそうとするほむほむの影がもう…ね。
おそらく後編は今作以上にほむほむの物語になって行くのでしょうが、今から公開が待ちきれません。早急に時間を作って見に行きたいと思います。
にしても総集編なのにこのクオリティの高さ。全くすごいの一言につきます。後編も期待大です。
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