今年こそはと頑張っていたのですが、ついにシモヤケになりました。コタツに入る至上の幸福の間にもカユいです。そして油断して家具の端っこで小指を打った時の通常の五割増しの痛み(当社比)に涙をのんでいます。
それでは以下は狐って本当は何て鳴くのだろうかとふと気になった今週のサンデーの感想ですコン。
第〇次高木刑事受難シリーズもすでに四回目になりました。今回で終わりかと思ったらどうやらまだ続くようです。
今回のシリーズはGODが持って行きたい方向性がよくわかりません。かねてより書いているようにこの名探偵コナンという作品は出ている情報が推理のヒントなのかミスリードなのかツッコミどころなのかコナン無双なのかがよくわからないのですが、この傾向はシリーズが長くなるほど顕著になるようです。そして次回で5話にまたがる長編になった今回も例にもれずよくわかりません。
主な理由は終始コナンが推理をリードするため知識やヒントが小出しになることであり、またこれにより知識の内容がご都合主義かつ説得力が無くなるからです。知識だけで推理できるわけではないのですし、コナンが知識・推理両方を担当するのではなく、推理をコナンが担当して知識を担当する博覧強記のキャラがいればもっと違った展開になって作品に深みが出るのにもったいないと思います。
それが無理でも例えば今回のようにカラスの画像から場所を特定するにしても、カラスの種類を見分けるのがコナンじゃなくて白鳥刑事にして(バードウォッチングが趣味とか)その情報を読者とコナンが同時に共有する、というようなワンクッションおくだけでずいぶん説得力や共感度が違うんですが。先日のバカ夫婦殺人未遂事件でも奥さんの妊娠に哀ちゃんが気付いてそれをコナンに伝えるという描写があれば(はっきりじゃなくて「ねえ、もしかして…」くらいでも)最後の推理ショーが空々しくならないで済みます。
すでにいろいろとヘタレで人としてダメダメなところを我々読者に晒しているコナン(新一)なので、今さら推理部分だけで無双にしなくても良いと思うんですけどね。
さて、前置きが長くなりましたが事件についてです。
ヨーロッパの烏やらダイヤモンドダストやらでいきなり降ってわいたように北海道で監禁という流れになってきましたが、来週以降「北海道ではなかった」という事になるような気もします。だいたいこれどう考えても時間的に高木刑事が北海道に行くというのは無茶です。
そもそも仕事が終わって出かける高木刑事は一泊して朝一で帰るという前提で予定を立てています。そして午前中から探偵団と会う約束をしているわけです。そして約束の時間になっても高木刑事はもちろん他の警察官も表れないという事とは探偵団を案内する仕事を引継ぎをしていないわけですから、高木刑事はやはりあくまでも朝一で帰ってきて始業に間に合わせるつもりだったということです。
仕事柄わりとあちこち出かけることが多いのですが、朝イチで到着して仕事ということになると実は交通手段はずいぶん限られます。京都発の新幹線の始発がだいたい6時くらいでこれならば東京に9時前に着けるし、電車の場合は夜行列車の利用もできますので朝イチ出勤は十分可能です。それから夜行バスも早朝に東京に着きますから移動手段としては非常に有効です(初めて夜行バスが着いた時の早朝の新宿はあまりに閑散としていてガッカリしたものです(苦笑))。しかし飛行機となる話は別です。飛行機利用の場合はどこに行くにしてもそれほど早くは着けません。例えば北海道から朝一番の飛行機に乗ったとしてはだいたい羽田に9時過ぎの便しかないはずです。ですから「国内で飛行機で移動をする場所」に行く場合は高木刑事の言うように「一泊して朝一」という行動は不可能なわけです。例えば最初の予定通り鳥取であれば行きは時間短縮のために米子空港まで飛行機を使い、帰りに夜行列車もしくは夜行バスという予定だったとは考えられますが、往復飛行機になる北海道ではこれはありえません。
つまり行先が北海道に変更されていたとしたらその時点で高木刑事は休暇の予定を変更する旨を警視庁に連絡しているはずです。
以上から北海道じゃないと思うのですが、しかし最初に書いたように最近のコナンではこういう点を推理材料として考慮するかどうかは判断できかねます。カラスの頭で地方を特定できるコナンがこれに気が付かないのは不自然ですし、今のGODがコナンにこういった初歩的なミスをさせるとは思えません。
きちんと材料が出そろってフェアな状態で読者が推理をする要素がないと推理漫画にはなりません。そういう意味では推理の判断材料が読者に判別できない今のコナンは推理漫画とは言えません。かといって主人公が無双過ぎて読者と共感できない今の状況ではラブコメとしても中途半端ですし、さらに主人公だけが突出している現状では群像劇にもなりえません。ここいらで方向性をはっきりさせないと迷走していくような気がして甚だ心配な今シリーズです。
最後に真冬の北国で監禁されている高木刑事がどうして凍死しないのか?を考えてほしいというリクエストがあったのですが、凍死は寒いから死ぬのではなくて体温が低下するすなわち低体温症による死のことを言います。もちろん外気温は大きな原因ではありますが、低体温症の原因はそれだけではありません。端的に言うなら夏でも条件さえ揃ったら凍死することはあります。実際夏山で遭難して亡くなる人の中には低体温症で凍死する人も少なくありません。
今回の高木刑事の場合を見てみると外気温はともかく天気は良いようなので乾燥していて衣服が濡れていないので不必要に体が冷えることはありません。
次にスーツ及びネクタイを着用していますが、この服装は地肌の外部露出が少なく実は防寒になかなか適しています。特にネクタイは首元までばっちり覆ってくれるので防寒着としてはなかなかすぐれているのです(登山家のマロリーがエベレストに挑戦するときの写真を見てるとネクタイ着用だったりします)。
さらに四方を囲まれた工事現場という状況は意外と防風に優れているので、体温低下は吹きさっらしで放置されるよりもずっと少なくてすみます。
これらから寒いのは寒いですが、それほど重症の低体温症には至っていないことが考えられるため凍死の心配は今のところないと思われます。
だらだらと書いてきましたが、とりあえず来週でいい加減にラストを迎えてくれて少なくとも婚約ぐらいまでは持って行ってくれることを切に願っておきます。
それでは以下は狐って本当は何て鳴くのだろうかとふと気になった今週のサンデーの感想ですコン。
第〇次高木刑事受難シリーズもすでに四回目になりました。今回で終わりかと思ったらどうやらまだ続くようです。
今回のシリーズはGODが持って行きたい方向性がよくわかりません。かねてより書いているようにこの名探偵コナンという作品は出ている情報が推理のヒントなのかミスリードなのかツッコミどころなのかコナン無双なのかがよくわからないのですが、この傾向はシリーズが長くなるほど顕著になるようです。そして次回で5話にまたがる長編になった今回も例にもれずよくわかりません。
主な理由は終始コナンが推理をリードするため知識やヒントが小出しになることであり、またこれにより知識の内容がご都合主義かつ説得力が無くなるからです。知識だけで推理できるわけではないのですし、コナンが知識・推理両方を担当するのではなく、推理をコナンが担当して知識を担当する博覧強記のキャラがいればもっと違った展開になって作品に深みが出るのにもったいないと思います。
それが無理でも例えば今回のようにカラスの画像から場所を特定するにしても、カラスの種類を見分けるのがコナンじゃなくて白鳥刑事にして(バードウォッチングが趣味とか)その情報を読者とコナンが同時に共有する、というようなワンクッションおくだけでずいぶん説得力や共感度が違うんですが。先日のバカ夫婦殺人未遂事件でも奥さんの妊娠に哀ちゃんが気付いてそれをコナンに伝えるという描写があれば(はっきりじゃなくて「ねえ、もしかして…」くらいでも)最後の推理ショーが空々しくならないで済みます。
すでにいろいろとヘタレで人としてダメダメなところを我々読者に晒しているコナン(新一)なので、今さら推理部分だけで無双にしなくても良いと思うんですけどね。
さて、前置きが長くなりましたが事件についてです。
ヨーロッパの烏やらダイヤモンドダストやらでいきなり降ってわいたように北海道で監禁という流れになってきましたが、来週以降「北海道ではなかった」という事になるような気もします。だいたいこれどう考えても時間的に高木刑事が北海道に行くというのは無茶です。
そもそも仕事が終わって出かける高木刑事は一泊して朝一で帰るという前提で予定を立てています。そして午前中から探偵団と会う約束をしているわけです。そして約束の時間になっても高木刑事はもちろん他の警察官も表れないという事とは探偵団を案内する仕事を引継ぎをしていないわけですから、高木刑事はやはりあくまでも朝一で帰ってきて始業に間に合わせるつもりだったということです。
仕事柄わりとあちこち出かけることが多いのですが、朝イチで到着して仕事ということになると実は交通手段はずいぶん限られます。京都発の新幹線の始発がだいたい6時くらいでこれならば東京に9時前に着けるし、電車の場合は夜行列車の利用もできますので朝イチ出勤は十分可能です。それから夜行バスも早朝に東京に着きますから移動手段としては非常に有効です(初めて夜行バスが着いた時の早朝の新宿はあまりに閑散としていてガッカリしたものです(苦笑))。しかし飛行機となる話は別です。飛行機利用の場合はどこに行くにしてもそれほど早くは着けません。例えば北海道から朝一番の飛行機に乗ったとしてはだいたい羽田に9時過ぎの便しかないはずです。ですから「国内で飛行機で移動をする場所」に行く場合は高木刑事の言うように「一泊して朝一」という行動は不可能なわけです。例えば最初の予定通り鳥取であれば行きは時間短縮のために米子空港まで飛行機を使い、帰りに夜行列車もしくは夜行バスという予定だったとは考えられますが、往復飛行機になる北海道ではこれはありえません。
つまり行先が北海道に変更されていたとしたらその時点で高木刑事は休暇の予定を変更する旨を警視庁に連絡しているはずです。
以上から北海道じゃないと思うのですが、しかし最初に書いたように最近のコナンではこういう点を推理材料として考慮するかどうかは判断できかねます。カラスの頭で地方を特定できるコナンがこれに気が付かないのは不自然ですし、今のGODがコナンにこういった初歩的なミスをさせるとは思えません。
きちんと材料が出そろってフェアな状態で読者が推理をする要素がないと推理漫画にはなりません。そういう意味では推理の判断材料が読者に判別できない今のコナンは推理漫画とは言えません。かといって主人公が無双過ぎて読者と共感できない今の状況ではラブコメとしても中途半端ですし、さらに主人公だけが突出している現状では群像劇にもなりえません。ここいらで方向性をはっきりさせないと迷走していくような気がして甚だ心配な今シリーズです。
最後に真冬の北国で監禁されている高木刑事がどうして凍死しないのか?を考えてほしいというリクエストがあったのですが、凍死は寒いから死ぬのではなくて体温が低下するすなわち低体温症による死のことを言います。もちろん外気温は大きな原因ではありますが、低体温症の原因はそれだけではありません。端的に言うなら夏でも条件さえ揃ったら凍死することはあります。実際夏山で遭難して亡くなる人の中には低体温症で凍死する人も少なくありません。
今回の高木刑事の場合を見てみると外気温はともかく天気は良いようなので乾燥していて衣服が濡れていないので不必要に体が冷えることはありません。
次にスーツ及びネクタイを着用していますが、この服装は地肌の外部露出が少なく実は防寒になかなか適しています。特にネクタイは首元までばっちり覆ってくれるので防寒着としてはなかなかすぐれているのです(登山家のマロリーがエベレストに挑戦するときの写真を見てるとネクタイ着用だったりします)。
さらに四方を囲まれた工事現場という状況は意外と防風に優れているので、体温低下は吹きさっらしで放置されるよりもずっと少なくてすみます。
これらから寒いのは寒いですが、それほど重症の低体温症には至っていないことが考えられるため凍死の心配は今のところないと思われます。
だらだらと書いてきましたが、とりあえず来週でいい加減にラストを迎えてくれて少なくとも婚約ぐらいまでは持って行ってくれることを切に願っておきます。
わぁい!ありがとうございました♪
言ってみるもんだなぁ~ ←
えええ!?北海道じゃないかも!?
子どもたちの言葉は、北海道弁を強調してるのかと思った。
いやぁ、もう「カッコイイコナン物語」になってるよね・・・
こないだの「妊娠で解決事件」も、やたらそう思ったです~。
高木、晴れてるから偶然生きていられるのかな。
ハルさんが「0度くらいなら大丈夫なのでは」と教えてくださったのですが。
シートで0度になるかなぁ?
コメントでまた宿題を頂いてしまって、考えなくちゃならない~!
しもやけちゃんかゆそう・・・早く治るといいね~。お大事に~
>ハルさん
一泊もせず時間だけでが過ぎるとは恐ろしい世の中ですねえ。
そういえば新幹線のせいでうちから九州も日帰り圏内になってしまいましたorz
やっぱり出張したら遠くの街まで来たという雰囲気は欲しいです。
せっかくなので高木刑事には北海道はカシオペアで新婚旅行とかでゆっくり行かせてあげたいものです。
>Qきちさん
女性の期待には応えるのが手作りチョコを貰うほどモテる秘訣なのです(笑)
GODは方言ネタ好きですからあれもわざとらしい気がしますけどね。松本清長の「砂の器」にあるような方言周圏論的なミスリードだったりするのかな、と思ったりしてます。