エイリアンシリーズはほぼ観ており、第1作目を除けば個人的に好きなのはマカロニテイストふんだんで、悪そうな面構えのヤツばかりだった「エイリアン4」。
なかなか頭の痛くなる展開で、好きでもあり、困ったものでもあった「プロメテウス」の続編にして、「エイリアン」の前日譚。
今回は真っ当なストーリー展開で安心して観ていられる。本作でようやく「プロメテウス」での不可思議な展開が理解できるようになったが、時間かかりすぎじゃない?
エンジニアの星であるLV223でエイリアン(ゼノモーフ)に痛い目にあう入植者たちだが、ゼノモーフの生態が知れ渡っているだけに衝撃度は低い。考えつかないような手段で人体を侵食するのがエイリアンの凄みだったが、新種のネオモーフを含め、割と先が読めてしまうのが残念。
ちなみに、生きた人間を卵に変質させるという第1作目の設定は衝撃的だったが、それをひっくり返してクイーンエイリアンなんぞを持ち込んだ「エイリアン2」なんて大嫌い。
ここはリドリー・スコット監督の思惑どおり、アンドロイドデビッドの狂気と信念を楽しんだほうが良さそうだ。ミヒャエル・ファスベンダーが一人二役で映画を牽引してくれている。次作で何をやらかしてくれるのやら。
「プロメテウス」のバカ学者どもの無軌道な行動にはムカついたが、今回もそこは似たり寄ったり。科学者というより入植者なので多少は止む得ないか。
とは言え、未知の惑星に乗り込むのに、皆手にするのは銃火器。テイザーとか捕獲道具は一切持たず、ストーリー展開上それらが不要にしても、製作者=アメリカ人の入植感が垣間見えるようだ。
そもそも、今回の惨劇の引き金は「ツラいコールドスリープには戻りたくない」というワガママ心だが、そこに人間の身勝手さ、愚かさが表れている。
クルーの中ではテネシーことダニー・マクブライドが大活躍するのだが、タイトルクレジットの名前で、すぐに「トロピックサンダー」を思い出したのは、人生の記憶容量のムダづかい。
LV223は雨に打たれる不気味な惑星なのだが、こういった景色は大好き。雨の日の山は何とも言えない風情に満ちている。
ところで、リドリー・スコットは御年80歳。政界を引退した亀井静香と同い年だが、ここ20年の作品を見てもパワフルさが異常だよな。周りのスタッフがいいこともあるんだろうが、何食ってるんだ。
なかなか頭の痛くなる展開で、好きでもあり、困ったものでもあった「プロメテウス」の続編にして、「エイリアン」の前日譚。
今回は真っ当なストーリー展開で安心して観ていられる。本作でようやく「プロメテウス」での不可思議な展開が理解できるようになったが、時間かかりすぎじゃない?
エンジニアの星であるLV223でエイリアン(ゼノモーフ)に痛い目にあう入植者たちだが、ゼノモーフの生態が知れ渡っているだけに衝撃度は低い。考えつかないような手段で人体を侵食するのがエイリアンの凄みだったが、新種のネオモーフを含め、割と先が読めてしまうのが残念。
ちなみに、生きた人間を卵に変質させるという第1作目の設定は衝撃的だったが、それをひっくり返してクイーンエイリアンなんぞを持ち込んだ「エイリアン2」なんて大嫌い。
ここはリドリー・スコット監督の思惑どおり、アンドロイドデビッドの狂気と信念を楽しんだほうが良さそうだ。ミヒャエル・ファスベンダーが一人二役で映画を牽引してくれている。次作で何をやらかしてくれるのやら。
「プロメテウス」のバカ学者どもの無軌道な行動にはムカついたが、今回もそこは似たり寄ったり。科学者というより入植者なので多少は止む得ないか。
とは言え、未知の惑星に乗り込むのに、皆手にするのは銃火器。テイザーとか捕獲道具は一切持たず、ストーリー展開上それらが不要にしても、製作者=アメリカ人の入植感が垣間見えるようだ。
そもそも、今回の惨劇の引き金は「ツラいコールドスリープには戻りたくない」というワガママ心だが、そこに人間の身勝手さ、愚かさが表れている。
クルーの中ではテネシーことダニー・マクブライドが大活躍するのだが、タイトルクレジットの名前で、すぐに「トロピックサンダー」を思い出したのは、人生の記憶容量のムダづかい。
LV223は雨に打たれる不気味な惑星なのだが、こういった景色は大好き。雨の日の山は何とも言えない風情に満ちている。
ところで、リドリー・スコットは御年80歳。政界を引退した亀井静香と同い年だが、ここ20年の作品を見てもパワフルさが異常だよな。周りのスタッフがいいこともあるんだろうが、何食ってるんだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます