kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル

2018年04月23日 | ★★★☆☆
日時:4月22日
映画館:イオンシネマ広島

第1作の「ジュマンジ」が20年前、続く「ザスーラ」が10年前。10年ごとに着実に新作リリースというのも稀有だな。
予告編では「ガンズ・アンド・ローゼズ」のタイトル通りの「ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル」が流れ、ヘビメタファンでないワタシでも知っている有名曲に懐かしさを感じてしまう。(「ダーティーハリー5」でも使われており、同作で被害者のロッカー役を演じたのが無名時代のジム・キャリーだったのだから、間違いなく年を取っている訳だ。)

ゲームの不条理な世界に巻き込まれるという設定の本シリーズ、前2作ではボードゲームだったが、本作では家庭用ゲーム機とソフトに変更されている。時代的にはちょうどスーファミかプレステ1がモチーフ。

話の前段として、縁もゆかりもない高校生4人が居残りさせられるだが、このシチュエーションが「ブレックファーストクラブ」みたいだという辺りですでに年寄り。観客の3/4は分からない。

高校生4人は現実の性格とはかなりギャップのあるキャラになり、ミッションをクリアしてゲームからお脱出を図ろうとする。ゲームの世界に入り込んだ映画というのはよくあるが、TVゲームの文法(お決まりごと)を現実世界に落とし込んだストーリー展開というのはあまりお目にかかった覚えがないのでなかなかユニーク。

ゲーム中のキャラでは、やはりドゥエイン・ジョンソンとジャック・ブラックが抜きん出いて、オイシイ役回り。劇場では吹き替えだったが、ぜひオリジナルの声で聞きたい。

これまた、今までと同じく、過去にゲームに閉じ込められたキャラクターが登場。彼は1995年に閉じ込められたという設定で、使う言葉が何かと古いというキャラなのだが、ここで「チョベリグ」なんて使うあたり、訳が上手い。(「もう使わないのか・・・」と思うあたり、すでにジジイ。)

何度も前述したように、今回、このジェネレーションギャップネタが頻発し、第1作目から知っている昭和な世代でも楽しめるようになっている。まあ、主人公たちなんて、ワタシの子ども世代だもんな。(いつまでたっても成長しないヤツ)

そう思えば、第1作のCGなんて、やはりチャチだったと思う。(遠い目)

10年後にまた本シリーズに再会できることであろう。

ところで、ワタシは時空を超えた再会モノにとても弱い。読めているとは言え、本作のエンディングでもちょっと涙してしまった。たぶん、「時をかける少女」以来の刷り込みなんだろうな。
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