宮古島から ~ 琉球モノ語り

沖縄の伝統工芸品をはじめとする、「琉球モノ」の魅力をお伝えいたします。

房指輪 お嫁入り  (金細工またよし)

2006-08-15 | Weblog

 

    7月26日放送のNHK「ゆるナビ」で、「房指輪」が紹介されてから
    というもの・・・・・「叶」にも問い合わせの電話やメールが殺到!!

    ネットショップでもご紹介させて頂いているので、在庫だけでは
    注文に対応しきれず、又吉さんにお願いして、出来上がり次第
    2,3個ずつ送って頂いています。

    「房指輪」をご注文くださった皆様、ありがとうございます。
    今しばらくお待ちくださいね。。。


                那覇市首里の石嶺町
                路地裏に入ると・・・・・

    「カーン カーン カーン ・・・・」 と銀を打つ音が聞こえてきます。

                 「伝統」 を刻む音

    「私の仕事は原形を変えることなく、忠実にその形を再現し、それを
    次の世代に伝えること」・・・・・とおっしゃる又吉さん。

    「そこに<自分>というものを出しちゃあいけないんだよ。」

    ”伝統を守る” ことを信条としている又吉さんからこぼれた言葉です。

    「変える」ことは簡単だけれど、「変えない」ためには相当の努力と
    忍耐を要するのでは・・・・・

    「変えたいと思う心」、「変わろうとする手」 を抑えて無心に作り続ける
    職人の「変えない努力」 があってこそ、私たちは古代の美を今もなお
    堪能することができるんですよね。

    伝統を守り続けておられる職人さん達に、心から感謝!! です。

    
    又吉さんの工房に行くと、職人の魂が支配する凛とした空気を
    感じます。

             こじんまりとした又吉さんエリア
             お座布団をコの字に囲む作業台
             受け継がれたシンプルな道具達 

    打った数だけ想いがこもる ・・・・・ そう感じさせてくれる工房です。

         工房の様子は、金「細工 またよし」 こちらでどうぞ!

             (ブログは今お休み中ですが・・・)

             
     「作り手」 から 「使い手」 への橋渡しが私の仕事。

    丹精込めて作られた「房指輪」・・・又吉さんにとっては、きっとお嫁に
    だすような気持ちに違いありません。

    嫁ぎ先でかわいがってもらってね!

 

    このブログの写真の桐箱の裏には、又吉さん作の琉歌が。

    歌の内容は次回・・・・ 

 

 

 

 


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