いいなぁ~この表情!
ほんわかとした雰囲気に心もやわらかくなります。
紙の持つあたたかさ、やわらかさ、やさしさが伝わってくる張子。
手に取ると、紙から出てくる「控えめな力」をも感じることができます。
人形の目や口を描き入れるとき、豊永さんはきっと
穏やかな心持なのでしょう・・・・
お人柄が伝わってきます。
沖縄の張子は、昔、主にユッカヌヒー(旧暦の5月4日・沖縄では
ハーリーが行われます)のお祭りで売られていたそうです。
(代表的なものに、チンチングァー、ウッチリクブサー<起き上がり子法師>)
ミルク神は、沖縄(主に八重山地方)で古くから豊穣の神様として
崇められている神様で、「弥勒信仰」の「ミロク」が沖縄方言で
「ミルク」に変わり、「ミルク神(ミルクガン)」となったようですよ。
この張子のミルク神は、豊永さんのオリジナル。
入れ子になっていて、お面を取ると・・・・???
な~んていうお楽しみ付きなんです。
プラスチックのおもちゃにはないやさしさ、あたたかさ・・・
今の子供たちにも、こういうほのぼのとした紙のおもちゃの良さを
伝えていけたら・・・と思います。
心豊かに育ってほしいから・・・・