東京府中市の税理士 金成祐行の日々の気付き

税理士法人の経営、強度行動障害の自閉症の息子との生活、悪戦苦闘の毎日で、日々気づいたことを書いていきたいと思います。

経営革新セミナー2009開催しました。

2009-12-30 07:42:00 | ノンジャンル
ご報告が遅くなりましたが・・・・

11/27、当事務所の「TKC経営革新セミナー2009」を開催しました。
場所は東府中にある、むさし府中商工会議所の3F大ホール。
大きな箱の会場です。

当日は、当事務所の関与先企業の皆様、協定企業の皆様、70名程の出席で、
盛大に開催することができました。



この日のテーマは、現在の不況に対抗するための、
具体的な「経営戦略」としました。

私が、中小企業が取るべき「経営戦略」の全体像をお話しし、
後半のメイン講師、悠紀帆久弥(ゆうきほくみ)の福島りの先生
http://www.mimiinc.jp/
が、小売り、飲食、建設、全ての業種に共通する「売れる人のしくみ」の
お話をしてくださいました。
当事務所は悠紀帆久弥さんの税務顧問をさせていただいており、
いつも本当にお世話になっております。



私のパートでは「経営理念」からお話させていただきました。

中小企業にとって、現代の多様化した市場に対峙するためには、
こちらも、独自性をより強調したマーケティングが必要。

そのためには「経営理念」が必要不可欠。
「経営理念」とは、その会社の存在意義。
ドラッカーさん曰く「貴社がどのように社会から覚えられたいか」それが経営理念。
私は、ドラッカーさんにならって、いつもこう言います。
「貴方のお通夜の席、部屋の上から見ている貴方の幽霊が、
出席者に『どのような人であった』と言ってもらいたいか?


そして、独自性は「経営理念」から生まれるのであると・・・
だから「経営理念」こそ「最高の戦略」

中小零細企業においては、「経営理念」は経営者の生き方そのもの。
すなわち、経営者の人格こそ、最高の戦略なのです。


そして「経営戦略」と「ビジョン」


3年から5年後の具体的な戦略目標が「ビジョン」

そして、その経営理念に基づいた「ビジョン」を実現するための
架け橋が「経営戦略」


「経営戦略」は、大きく分けて、
価格リーダーシップ戦略、高付加価値戦略、ニッチ戦略があり、
我々が採るべき戦略は、ニッチ戦略が多いことをお話しました。

当日は、典型的なニッチ戦略を展開されていて、成果を上げていらっしゃる
当事務所の顧問先企業2社をご紹介させていただきました。

両社とも、見事なニッチ戦略を展開されています。

イーマイクロ株式会社様の「中古顕微鏡リサイクルセンター」
http://e-micro.jp/

株式会社アイ・ティ・エス様の「成田パッケージ」
http://www.its-smile.co.jp/narita/

是非、ご覧ください。

当日は、ご紹介しませんでしたが、株式会社API様の
東京打楽器レンタルサービスhttp://www.tokyo-dagakki.com/
も素晴らしいニッチです。

是非、ご参考にすると同時に、ご利用もお願い申し上げます。




続いて、
我々中小企業が採ると非常に効果的な、
「ランチェスターの法則」の入り口のお話をさせていただきました。

また、使えるフレームワークとして、SWOT分析、PPM、バランススコアカードの
お話をさせていただきました。


今回はTKCから提供されたレジュメではなく、
独自に自分で作成した中小企業の経営戦略のレジュメを使用しましたが、
1時間20分の講演時間があっという間!
時間配分が悪く、一番お伝えしたかったPPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)の説明ができませんでした(x_x)

当事務所のPPMは、巷に売られているようなPPMの解説本にはない、
極めて実践的なもので、ある顧問先企業の社長さんと、
PPMを改造して非常におもしろいものができあがってきているだけに、
説明できなくて残念でした。

次回は時間配分を間違えないように、頑張ります。


私達のPPMについては、個別に依頼していただければ、
すぐに飛んでいってお伝えしますので、ごらんになっている皆様、
是非、ご連絡をくださいませ。


後半は、今回のメイン講師である福島りの先生の講演でした。



ワークショップ形式で、参加者にどしどし発言をしていただくような内容でしたので、
非常に盛り上がりました!

売れる人と売れない人の具体的な対比が面白かったです。
「他責」か「自責」か。
その方の行動パターンというか、考えの癖というか、
そのあたりが売れるか売れないかに大きく関わってくるのですね。


経営者もそのところ、同じですよね。
うまくいかないのは他人のせい。
自分以外の誰かのせい。
それは、景気?お客様?市場?銀行?取引先?外注先?税理士?弁護士?
うまくいかないと、その原因を他に求め、他を責め、攻撃的になって、
こういう癖があると、この先は言うまでもなく、負のスパイラルです。
福島先生の話を聞いて、私はそう思いました。
自分自身の戒めにし、顧問先企業の社長さんにも、お伝えしてゆこうと思いました。


また、ペーシング→ラポール→リーディングという、
売る側と顧客の距離感の取り方が非常に興味深く、
会計事務所にとっても重要なものですね。



福島先生、ありがとうございました。



セミナー後は、恒例の異業種交流会でした。
沢山の顧問先企業の皆さん、協定企業の皆様、
協力してくださる銀行の皆さん。
地元のある銀行の支店長さんも参加してくださいました。
とてもうれしいことです。




異業種交流会の終盤では、恒例の企業PRが行われ、
盛大に盛り上がって終了しました。


来年も、同様のセミナー。
そして、後継者塾も継続開催してまいります。
是非、ご期待ください。


コメント
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