『感性創房』kansei-souboh

《修活》は脱TVによる読書を中心に、音楽・映画・SPEECH等動画、ラジオ、囲碁を少々:花雅美秀理 2020.4.7

〇演劇案内:『私たちは陰キャです。でも、楽しいです!』(2018年度・九州大学演劇部前期定期公演)

2018年06月29日 21時26分17秒 | ○福岡の演劇案内

 新入生デヴューと3年生の引退の季節

 “九演”にかぎらず、どこの大学演劇部もこの季節は「新入生」の「デヴュー」のときであり、大学によっては「3年生の引退公演」を兼ねてもいるようだ。

 といっても、この数年来「演劇鑑賞」にブランクがある筆者にとって、部員諸君の「学年」など知る由もない。「新入生」については、今回新たに目にする氏名であるため、ある程度は分かるだろう。しかし、「2年生」と「3年生」の区別など不可能に近い……と思いながら、“九演”との出会いから間もない十数年前のことを何気なく思い出していた……。

 当時存在した「六本松校舎」は、筆者の住まいから歩いて5分ほどの所だった。そのため、何度か演劇部員諸君と、六本松界隈の通りや飲食店、喫茶店等で顔を合わせることがあった。あるとき6、7人の男子が、界隈の通りを歩いている場面に出くわしたことがある。

 当初、筆者はその一団が「演劇部員」ということなど露ほども思わなかった。だが一人の学生から会釈を受けたとき、条件反射的に会釈を返しながら、筆者は猛烈な速さで「会釈の主」が誰であるのか想い出そうとしていた。すぐには浮かばなかったものの、“学生諸君全体の雰囲気”からして「演劇部員」ということに気づいた。

 まさにその瞬間、他の何人かが「筆者ということ」に気づいた様子がうかがえ、何人かが時間差の会釈を返してきた。

 ……今思い出しても、印象的なシーンだった。いかにも「世間の大人」に対する「男子大学生」の挨拶という、どこかぎこちないものだったが、それでいて爽やかな感じが残った。なんとも心地よく、ひたむきな学生という好感を持ったことを、今でも鮮明に記憶している。

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   2018年度 九州大学演劇部前期定期公演   

『私たちは陰キャです。でも、楽しいです!』

●作:川口紗椰、東馬場 徳                                    ●演出:川口 紗椰 ●助演:東馬場 徳、橋本 大智 

 19歳のある日。怪しい工場で出会った、冴えない男子大学生〈波留彦〉と、おバカでキュートな女の子〈さと美〉。

 立場も考え方も異なる二人。たった一つ同じなのは、どちらも「陰キャ」であるということ。
 友達がほしい! 恋がしたい! 

 変わることを望む彼らの前に、立ちはだかるたぬきたち。そして容赦なく「世界の終末」が訪れる……。
 愛と滅亡をかけた、陰キャたちの魂の物語。                     

【日程】7月・18:30~

     7月日()・13:00~/17:30~

    ※「開場」は「開演」の30分前となっています。

【会場】 ぽんプラザホール

   アクセス:福岡県福岡市博多区祇園町8−3 ☚クリック!

【チケット】・前売り:500円 ・当日:800

  👇予約はこちらからとなっています。

  https://t.co/kAQc9FfbRk


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