カンテレあんさんぶる

エレクトリックカンテレⅡ

今年5月にカンテレ奏者のエヴァ・アルクラさんが音響デザイナ-のヴィレ・ヒュボネンさんと共に来日して、各地でコンサ-トを開催した。
エヴァさんは”エレクトリックカンテレで演奏したい”旨を私に言ってきていたので、開催地担当の方にそのことを告げるとどの方も難色を示した。
実は私もその一人だった。
何といってもカンテレはアコ-スティックでなければと思った。
アコ-スティックはどの種類の楽器もそうであるが音に深みやソフト性、そして広がりがあり聴く人を和ませる。


   アコ-スティックカンテレ       エレクトリックカンテレ

”エレクトリック”というキ-ワ-ドを聞いただけで、大音響や激しいリズムなどをつい連想してしまう。
だが私は最近ではエレクトリックカンテレも悪くないと思うようになった。私の気持ちの中では2/3は絶対にアコ-スティックで1/3はエレクトリックでも良い。
        
   それは選曲と楽器の使い方にあるからだ。





エレクトリックはメカニックの楽器である。楽器をどのように扱うかでどのようにもなるのである。エヴァさんの演奏はクラシックスタイルの現代曲。そしてエレクトリックカンテレ奏者の一人にティモ・ヴァ-ナネンさんがいる。CDも何枚か出している。

(写真はエレクトリックカンテレを使用したCD)

ティモさんはフィンランドの伝統的な音楽をポップス調にアレンジしていてどの曲も聴いていて非常にリズムカルで楽しい。
彼も私の大好きなカンテレプレイヤ-の一人である。

エレクトリックカンテレもまんざら悪くもない。

下記のアドレスをクリックするとティモさんの曲を何曲か視聴することができる。

http://www2.siba.fi/kamu/index.php?id=26&kukaid=78&la=en

またエヴァさんの現代曲をお聴きになりたい方へ:メムノンHP 
http://www.memnon.fi


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