アクティブシニア支援機構から「アクティブICT学修会」開催のお知らせが届きました。
ITやAIの発達や新興国の能力向上により、労働環境の変化が予想されています。このような変化の中において、シニア層の就労分野をより付加価値の高い分野に拡大していくため、「アクティブシニアICT学修会」を次のとおり開催します。
ICT事業の分野に関心がある方、現在または近い将来、こうした事業分野での就労を考えている方はご応募ください。
1. 開催日時 平成30年10月16日(火)12時から
2. 開催場所 TKP東京駅八重洲カンファレンスセンタ
東京都中央区京橋1-7-1
3. 募集締切 平成30年9月10日(月)まで
4. 応募方法 受講希望者は「氏名」「年齢」「連絡先電話番号」「メールアドレス(お持ちの方)」を関東電友会関東中支部事務局までご連絡ください。
■学修会の概要
・1クール5コマの講義形式
(全体テーマを深く理解するための基調講演(1コマ)と個別テーマ(4コマ)で構成)
・基調講演は40分、個別テーマは講義30分+質疑応答10分
・参加者にはNTT-OBの他、NTT関連組織の現役の方も参加予定
<スケジュール> (タイムスケジュールは多少変更になる可能性があります)
10月16日(火)
12:40 受付開始
13:10 開会・鈴木理事長ご挨拶
13:20 基調講演
14:00 講義①
14:40 講義②
15:20 休憩
15:40 講義③
16:20 講義④
17:00 ディスカッション
17 : 30 閉会 アンケート記入・回収
■学修会会場
TKP東京駅八重洲カンファレンスセンター
カンファレンスルーム 1-G(予定)
東京都中央区京橋1-7-1戸田ビルディング1F
クリックすると大きな表が見られます。
基調講演講師
柳川 範之(やながわ のりゆき)
東京大学大学院経済学研究科教授
1988 年 慶應義塾大学経済学部通信教育課程卒業
1991 年 東京大学大学院経済学研究科修士課程修了
1993 年 東京大学大学院経済学研究科博士課程修了
1993 年 慶應義塾大学経済学部専任講師
1996 年 東京大学経済学部助教授
2007 年 東京大学大学院経済学研究科准教授、総合研究開発機構理事
2011 年より現職
■想定される論旨
・これからの社会はシニア層の時代である。寿命も延びているし、シニアの体力も気力も、かつてとは比べものにならない位高まってきている。その活力を個人も社会も積極的に活かしていくことが大切である。
・しかし、その一方でこの 10 年、15 年というのは、社会や経済環境が大きく変化する時代でもある。多くの会社の仕事内容や働き方も大きく変わり、今までと違う形になっていくことが予想される。 変化の柱の一つは「IT や AI の発達」。
・以前であれば「単純労働は機械に置き換わるが、頭脳労働は人間がする必要がある」と言われてきた。しかしいまや頭脳労働もかなりの部分が、コンピュータの方がより正確に早くできてしまうようになっている。今後、AI で人手がいらなくなるということがあちこちの産業で起こってくることだろう。そして大事なのは、その変化が IT 産業だけではなくて、他の産業にも波及すること、かつ波及のスピードが速いことである。コンピュータがみんなの仕事を、だんだんいろいろな形で侵食していくという可能性がある。
・大きな変化の二つ目は、新興国の能力の高まりである。日本は、まだまだ新興国を下に見ている面があるが、能力の面、特に言語的な面からすれば、新興国は日本よりも優位性を持っている。その一方で賃金は日本よりも安い。工場や生産設備の立地の選択ということを通して、日本の人たちは、このような新興国の人たちと間接的に競争することになる。
・この「IT や AI の発達」と「新興国の技能の高まり」という二つは、日本だけでなく先進国が直面する大きな変化である。しかし、この変化の動きは、大きなチャンスでもある。そもそも変化のないところにチャンスはなく、大きく変化する時代というのはチャンスがたくさんある時代である。自分の夢を実現したり、あるいは自分が大事だと思う社会貢献をするうえでも、これからは大きなチャンスがやってくるはずである。