犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

好きなおやつをあげると・・・。

2012年02月13日 | おせわがかり日誌


「おれこ、こまっちゃうの」


おれこが好きなおやつは、さつまいもにささみを巻いたもの。

これをあげると、くわえて、うれしそうに、あっちこっち移動して、

食べる場所を決めようとするのだが、あそこでもないここでもない、

というような感じで、移動し、落ち着かない。

その間に、ちょっと、よだれなんかが出てしまうことがある。

食べる場所が決まらないからか、

「くーん、くーん」

などと、かわいらしい声で鳴いたりもする。

もしかしたら、穴掘って、埋めて、あとで食べたいのかもしれない。

それができなくて、くーん、くーん、なのかもしれない。

昔飼っていた犬は、なにかいいものをもらうと、必ず、

庭のどこか、自分がいいと思った場所に穴掘りし、そこに宝物を埋めたものだった。

(掘り出したのを見たことはないので多分忘れちゃったんだろう)

そう考えると、ささみおいも巻きはおれこにとって、

かなり『大切なもの』なのだということがわかる。

ほかのおやつも大好きなものがいくつかあるけれど、

『くーんくーん』が出るのは、このおやつだけなのだ。

犬の言葉を理解できる機械があるというが、

そんなものではなくて、本当に言葉がわかるようになったらいいなと思う。

そうしたらもっと面白いんだろうな。

電話で話しができたら、楽しいだろうな。

「あ、もしもし、おれこちゃん。おみやげ何がいいかしら?」

「ささみまきまき!」

なんてね。