犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

夢か現(うつつ)か。

2012年05月22日 | おせわがかり日誌


「なんですか、おかあさん、おうちゃんを起こして、聞いてほしいことって。」


夢で。

根っこのはぐきごと、歯が抜けた。

歯が抜ける夢は見たことあるけど、こんなグロテスクなのは初めてだったので“ぎょっ”とした。

原因は、はっきりしている。

悪い歯があるからだ。

歯医者に行かなければならないのにぐずぐずしているのだ。

たぶん、そのせい。





「うん、うん、それで?」


夢で。

歩くのではなくて、ふわふわと飛んで移動していた。

『飛んで移動』の夢は、子供の頃から見ていて、時により、

水の中を泳いでるような、ものすご~く、もどかしく、のろかったり、

ひゅんひゅん、と移動する、暗闇の中の、懐中電灯の光のように、速かったりする。

だから「ああ、今日も飛んでるな」という、余裕がある。

いつか若い時に旅をしたバリで、パラセイリングをして、上空から島全体を俯瞰するように、見たことがある。

あの感じが、どこか脳の一部に格納されていて、実に具体的かつ現実的な飛び方をするのだ。

そして今回はパラセイリングな浮遊感だった。

原因は、よくわからない。

わりによく見るので、そんなに気にしていない。






「・・・ねえ~。そのおはなし、まだつづくのかなあ・・・(おうちゃん、ねむいんだけどお)」


そして。

大きなウシガエルを見た。

道端に、どかん!

という感じで、座っていたのだけれど・・・。

それを見たのだけれど・・・、これが夢だったのか、現実だったのか、よくわからないのだ。

それで悩んでいるのだけど・・・。

夢だったのではないか、と疑う理由のひとつに、

自宅周辺の田んぼが、まだ水はリをしていなかったこと、があげられる。

代掻きは今朝やっていたのだ。

田んぼより、かえるの記憶のほうが、前だ。

ということは、かえるは一体どこから来たのか・・・。

川はないこともないが、汚くて細い小川1本、やや太めの小川1本。

どちらも川底はコンクリートで固められているような川だ。

そんな川で生きていけるものかな。

うん。まあ、生きていけるとしよう。

でもねえ、奴は、特定外来種のウシガエルさんなんですよ。

とてつもなく、でかいわけですね。

そんなかえるが、水の張ってない田圃の近くをうろうろするもの?

道路をのそのそ移動するもの?

「あら?田植えまだなの?」

ていうかんじで来ちゃったのかもしれないけどもさ。

確かに、例年より、遅かったみたいだけど、田植え。

どうも、様子から、たまごを産む直前のメスのようだった。

でもあんまり調べる時間がなくて、すぐに退散したのだった。

ああ、でも、そもそもそのとき、自分が歩いていたのだったか、自転車だったのか。

それすらも思い出せない。

そしてあとになって、家の人に、「私はウシガエルを見た」といおうとして、

はて、夢だったか?現実だったか?と、思い出せなくなってしまったのである。

冬眠から覚めるにしては遅すぎるし、独特の歌はまったく聞こえてこないし、

産卵しようにも田んぼに水が張っていないし、いつ干上がるかわかんない小さな川しか、無いのだ。

やっぱり夢だったのかなあ。

ちなみに、ウシガエルの夢は、人により、よかったり悪かったりするようだ。

「金運がよくなる」

という人もいれば、

「かえるの夢は最悪。怪我か病気になることも」

という人もいる。

・・・何を信じたらいいのだ。

かえる自体はスキだが、ウシガエルはどうかというと、微妙だ。

かわいいというには、でかすぎる。おっさんくさい。

ちなみに、彼らは今は、特定外来種になっているので、無断で飼ったりすると、

罰金300万円を支払わないといけなくなる(かも)だそうです。

飼うのには申請がいるらしいよ。

どこへ?なんて聞かないで。

かえる博士ではないのでさ。

自分でしらべてけろ。