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犬旅 長野その5 上田城~真田神社

2016年10月03日 | 犬旅・おでかけ

安曇野大王わさび園ではどしゃぶりに遭ってしまったので、早目に宿に戻って、のんびり過ごし、翌日の計画を練ったり寝たり



そして翌日
台風は近づいているし、曇天は曇天だったけれど、夜中のどしゃぶりもなんとか上がり、小康状態を保っていたので、旅の目的のひとつ、真田丸ツアーを敢行



まずはやっぱり上田城へ行かねばまいねな、ということで、向かう
駅から徒歩圏内ということもあって実に大盛況



そしてうれしいことに、人だけでなく、犬もけっこういる




かつてあの強い徳川の大軍を二度も退けた、知勇に勝る真田家(まあ諸説あるんじゃけど)をまつった実に縁起がよい神社、というので、真田神社には参りそうらへ



なんとも気持ちの良い音のする真田鈴(赤いの)と、厄除け守を購入
(なんといっても不落の城なので、受験生にはもってこいではないだろうか)



上田城はたびたび城主を変えている
真田家のあとに仙石家が入るまでしばらくあり、その後も城主が変わるごとに、空白期間があったそうなのだが、真田の殿さま(多分信之)をお慕いする人々の手によって、守られてきたそうな



しかし昌幸パッパだって負けてはいない
「なめんなよ」




沼田の城あとも立派だったが、かの城は真田が沼田氏よりかすめとったもの
それにひきかえ、この上田城は、上杉対策のため徳川の財によって作ったものだが、はじめから真田の居城でありました
そこかしこに昌幸の知恵が溢れ、沼田にもひけをとらない立派なつくり



今のところ大河ドラマでは無能のフリをしている秀忠だが、家康死後の1622年、信之から上田城を取り上げ、松代城(信玄が勘助に命じてつくらせた旧海津城)へ転封を命じています



秀忠は戦下手といわれたり、凡庸だといわれることも多いが、実は内政向きの人で、福島正則をはじめとする大名の大改易や転封を行ったりと、征夷大将軍を継いでから、家康に勝るとも劣らない政治的手腕を発揮していたのです




そしてドラマでは悪役に徹している本田正信であるが、真田家はどちらかといえば、実は信之義父の忠勝よりも、この正信に守られ、ほかの大名より優遇されてきたところがあり、東の地では、もとより縁のある地にとどまっているのは真田家のみだったと言われています

理不尽を強いられた他の大名の中には、不満を訴えるものもいたとか




一説によると、家康が、真田家を移封すべからず、といったそうで、家康にしてみれば、徳川の目や手の届くところへ真田を置きたかったのかもしれないのですが




この移転の折、犬伏の別れより父弟と敵味方に別れ、ひたすら徳川に忠義を尽くしてきた信之が珍しく立腹し、腹立ち紛れに上田城の山門にある石を持っていこうとして叶わず、置いていったのが後に真田石と呼ばれるようになったそうです

いずれかに通じる抜け道があるという真田井戸、信之無念の真田石、こんちゃん守であたふたしていて、見事みはぐりました

偶然とった写真に写りこんでいましたが何が何やらわからず