犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

犬旅 長野その7 真田氏本城跡~長谷寺~小諸城~信州そば草笛本店

2016年10月07日 | 犬旅・おでかけ

大河ドラマの撮影地となった岩手県の遠野へ行った時も、まるで理想郷だな、と思ったものだった



真田の郷はいかばかりかと思ったが、こちらも夢にでてきそうな美しい里山



九度山がいかにすばらしい場所でも、これは帰ってきたかったろうな、と、思わせる風景だった



この段階ではまだ(大河ドラマは)昌幸は生きているのだけれど、この後、真田の郷へ帰ることなく、九度山で亡くなったことを知っている




感慨もひとしお 立ち去り難い雰囲気の中、次の場所へ










そしてまた車を走らせ、山の頂にある本城あとへ



オレコちゃんのレインコートがますます真田丸っぽく見えるわのね



こんな山の上のほうにお城があったら、戦となれば攻めるのも大変だけれど、日常生活も大変だったろうな




里から食糧を運んだり、スッパが敵情を報告しに来たり、っていうこともあったと思うんだけど、わたしなら、この山道登るだけで1日かかりそう



佐助って、偉いよね



この近くに佐助が修業したという角谷渓谷というのがあって、そこには猿飛岩というのがあるんですって



スッパを目指すみなさん、ぜひ



そして・・・いよいよ昌幸パッパの墓参りである
真田家初代幸隆ととり、そして昌幸が眠る寺、長谷寺(ちょうこくじ)
静けさの中に、どこか厳かな、それでいて、ちっとも恐ろしげではない空気



左 おとりさま  中 幸隆  右 昌幸パッパ
もちろん昌幸の亡骸が眠っているわけではなく、九度山から遺髪と爪を持ち帰り、埋葬したそうな
おかえりパッパ きっと魂はここで眠っているんだろうね



とっても立派なお寺だったし、高野山のような雰囲気を醸し出していた
ドラマも佳境ということもあったし、ここは観光バスで盛んに人が運ばれた



上田城ほどではなかったにせよ、手を合わせに来る人も多く、パッパ喜んでいるかしら、と、ぼんやり思う



春にはしだれ桜がきれいなところだそうで、その季節にも来てみたい気持ちになった
駐車場の案内の方がとても親切で、にこにこと、よくしてくださった
とても涼しかったし、歩き通しだったので、犬たちは車で待っていてもらった(入れないし)



ついでに武田の軍師山本勘助が築城(信玄が命じたとも)し、徳川秀忠が陣を張った小諸の城へも足を伸ばす



犬たちの歩幅が違うので、いつのまにかはぐれてしまったが、中の庭がとても素晴らしかった




おとうさんとオレコは、隣接する小諸動物園のスター、お散歩中の川上犬さくらちゃんに遭遇したんだと(いいな)
雨ということもあって、人は少ない
こんちゃんと私は、てくてくと真面目にゆっくり歩き、思いがけない眺めにもであったり



駆け足でも来てよかった




小諸と言えば蕎麦といいつつ、草笛本店に
寒いくらいだったので、犬たちは車でお昼寝



藤村そばとか、くるみそばとか、ここしかないものもあったけど、天ぷらにしちゃったのだった
松本のこばやしもおいしかったし、ここいらの名店の草笛にも来れたし、信州そば三昧でおとうさんはかなり満足



ごちそうさまでした 美味しかったです



既に夕方に差し掛かっていたのと、台風が近寄ってきて、雨風が強くなってきたので、帰り道を急ぐ
真田三昧、そば三昧を優先したために、道の駅もSAも、ほとんどどこへも寄らず、まっすぐに帰ってきたため、おみやげを見ることもできず、ちょっと悔しい
でもまた(近いから)來るかもしれないし、だけど、折角来たんだから信州産の野菜とか、おそばとか、地酒とか、みたかったし、買いたかったなあ~



帰るとなると、わかるようで、オレコもつまらなそうだった



そしてこんちゃんはひたすら寝ていた(おしりあいのふたり)



あっという間に帰玉、翌日も若干悔しい気持ちがあったのだけれど、
昨日遊んだきた場所にことごとく、台風のための避難勧告が出ていて、考えを改めた
あのへんのみなさんが困ることにならなければいいなあ、と願いながら、パッパに祈った



またいつの日か、ぜひとも行きたい長野の旅であった
ああ、浅間温泉郷、もうすでに懐かしいったら

(完)