カイツブリの親鳥が、羽を広げて、何かを威嚇するような動きをしていました。なんだろう思ってよく見ると、草陰にヒナが縮こまっています。どうやら、親がヒナを怒っているようです。怒られているヒナは、しょんぼりしています。
ある時には、親鳥がヒナを追いかけて、ヒナは全速力で逃げている場面に出会いました。違うファミリーの領域に入ってしまって追い出されているのかと思いましたが、どうも違うようでした。
どうやらこれは、餌を採ろうとしないヒナを叱っているようでした。ヒナが大きくなってくると、給餌もしながら、時にはこのようなことをし始めるようです。自分で餌を採る力・技術を身につけないと、これから生きていけないからなのです。
そんな子育てをしながら、親鳥は子どもたちが成長していくことに力を注ぎ、子どもたちは次第に自分の力で餌を採り、さまざまな力をつけていくのです。