先日のオオタカの食事場面に、コメントをいただきました。「わたしも雄姿が見たい」と書かれていましたので、オオタカを撮った田園地帯でわたしの出会ったタカ類を紹介してみようと思いました。
わたしはあまり遠くへ出かけて撮るのではなく、車で30分以内のところへ行って、じっくりと撮るスタイルが多いのです。そのほうが何度も出かけられて、鳥との出会いのチャンスが増えます。そして、近くの地域であるだけに愛着も持て、その生命活動が実感として感じられるのです。
よく出会うタカ類に、チョウゲンボウがいます。この鳥は小型のタカで、田園地帯・河川敷など、ネズミなどの小動物がいるところに来て餌を捕ります。小さいので、虫たちも捕るので、撮影のチャンスも多くあります。
次に、ノスリともよく出会います。トビぐらいの大きさで、これもネズミなどの小動物などを狙います。このタカも比較的よく出会うタカ類です。この写真はホバリングしている場面です。
ここで出会ったなかなか出会えないタカ類に、ハヤブサがいます。水無瀬の山奥や宇治の山にいると聞いたことがありますが、かなり前、枚方の淀川の中州で、二羽(ペアだと思います)がじゃれあいながら飛んでいるのを撮ったことがありますが、それ以来の出会いでした。ハヤブサがケリを捕らえ、飛び立ったところに背後からトビが来て横取りしようとしたのですが、体は小さくてもパワーは違うので、何度かモビングされたものの悠々と振り切って飛び去りました。
そのハヤブサとよく似ているのですが、目の上に白い線がはっきりとわかるのは、オオタカです。この四種類をこの地域で見たのですが、やはり猛禽類と呼ばれる鳥たちとの出会いには心が躍るものがあります。
しかし、タカ類の種類を判断するには難しさもあり、図鑑と照らし合わせながら確定していくのですが、よく間違うこともあります。もっと経験を積みたいと思いますし、また写真作品としても評価されるものにしたいと思っています。