さらに、次の作品を展示しました。
⑨ 馬酔木に酔う/メジロ/正法寺
⑩ 初春の活動/コゲラ/正法寺
⑪ 家族を守る/ケリ/巨椋
⑫ 急流の逃避行/カルガモ/亀岡・年谷川
⑬ 水面の飛翔/ツバメ/排水機場
⑭ 水辺の桜流/キセキレイ/亀岡・七谷川
⑮ ボクのソングポスト/セッカ/久御山
⑯ 朝の光のなかで/ウグイス/淀川河川敷
⑰ 彼岸の頃の訪問者/ノビタキ/大原野
ここでは、活動の場面を撮ることも意識しながら、その状況が特別のものであるものも含めています。⑨はメジロとなりましたが、これは初めて馬酔木の花に来てひとつひとつの小さな花に嘴を入れながら採餌するのを見たので展示したものです。また、⑪は、少し前なのですが、春の畑で子育てをしている時期にカメラを向けていると親鳥が烈しく鳴いて威嚇しながら向かってきたものがなんとか撮れたものです。⑫は、見ただけでは可愛いヒナたちなのですが、ギュッと寄り添いながら真っ直ぐ前を向いて親鳥とともに真剣な表情で流れの強いところを泳いで進んでいます。じつは、親鳥が同じカルガモ数羽に攻撃され、それをかわしてヒナたちを連れて避難しようとしているところです。なかなかそこまでは表現できないのですが、画題にそれを表しました。⑯は多くが木の枝のなかで囀り、姿が見えないことが多い鳥ですが、河川敷の木をほとんど全部伐ってしまい、鳥たちが本来はないところで活動することを余儀なくされているということも表現したいと思ったのです。写真としてなかなかその意味や本質は表現しきれないところがあるのですが、できるだけ自然の現実を表現していきたいと思っています。
つづく
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