高校時代の絵画の先生のあとは現在、水彩スケッチの指導をいただいている先生の絵です。高校の伊藤先生からは木炭での石膏像のデッサンから水彩、油彩と3年間学んだが、先生が得意の油彩の時間が最も多かった。そのため東京に出てきてからも学生時代に時々描くのは油絵だった。ただ、生協の仕事が忙しくなると水彩スケッチが多くなり、年金生活に入ると「野外で、グループで」という条件から水彩が中心になった。しかし、絵具をゴテゴテ塗る油彩に馴染んだ私は水彩は最初から学び直す必要があった。朝日カルチャーで網干啓四郎先生からダーマ―ト・淡彩画を学び、現在はこの絵を描かれた加藤正三郎先生のサークルに入り学んでいる。
この加藤先生の絵はスペインのサンセバスチャンの橋の袂でのスケッチで、昨年秋の個展で展示された作品を妻が気に入り購入した。サンセバスチャンはスペインの東北部でフランスに接している観光地で、先生の個展には南フランスの風景画も出展されていた。私も故大友弘已さんのグループと”南仏・ピレネーの旅”にいったおり、南仏では何点か風景スケッチを描いた。ピレネーの山は描いたが、スペインには行けなかった。私の作品を知っている妻がこの絵を欲しくなったのは少し悔しいが、いいセンスだと感心した。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます