6日の広島につづき9日には写真のように長崎の平和祈念式典などの一連の行事が行われた。日本生協連のピースアクションINヒロシマ・ナガサキはオンラインで実行され、8日は長崎で「虹のひろば」が開催された。zoomを使ってオンラインでおこなわれている「虹のひろば」の様子はyuotubeでみた。田上長崎市長の挨拶や藤井日本生協連専務の挨拶、被爆者の田中重光さんの被爆体験と被爆者団体代表としての訴えなどのほか、2日間にわたって行われた諸企画の報告があった。会員生協の写真を使っての活動報告が東京の東都生協、福岡のエフコープ、コープおきなわからあった。NPOピースデポ事務局長の中村桂子さんは核兵器の現状と問題点を分かりやすく話された。
今年の広島と長崎の平和行事をTVやオンラインで見聞きしての感想。核をめぐる情勢の悪化=核兵器禁止条約の批准国が3つ増え43になったといった前進面はあるが核保有国米ロ間+中国の関係の悪化、核兵器の近代化・悪質化、核兵器禁止条約批准拒否など世論に背を向ける安倍政権など。その動きを打破するための国際世論を広げる、被爆や核兵器の実相を伝えることがさらに大切だということが共通認識だと思えた。被爆者の平均年齢が83歳をこえ、生きた証言が聴けなくなる状況のもと、被爆の実相を伝えることの大切さが改めて語られた。エフコープの活動報告でも「伝えてください明日へ」という被爆体験聞き書き活動の様子が述べられていた。80年代から90年代にそのような伝承活動に取り組んだものとしてさらに今こそ大切だと感じた。
これまでに被爆の実相の伝承、被爆者の体験を記憶遺産として残す取り組みは生協などで取り組まれてきたが「ノーモアヒバクシャ記憶遺産を継承する会」では、日本被団協などと協力し幅広く取り組みを進めている。それは遺産として継承し残すことが目的ではなく「広げる」ことにあるが、自分の協力できる活動としてこの会を支援していきたいと思う。
私が学生時代(1958年)に初めて訪ねたのは「原爆落下中心地碑」が立つこの公園だった。
映像はNHKTVから。
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