ねこかすの みちばた自然録

更新再開しました!昆虫・野鳥や鉄道の写真、畑の様子など、色んな趣味を投稿します🍀

さらば E4系~Multi Amenity Express

2021-09-07 | 日記
鉄道雑誌がそれなりに並ぶ本棚の中から、なんとなく鉄道ファン441号(1998年1月)を見た。
表紙はE4系P1編成。今から23年前の姿だ。

臨時列車情報を見てみると、機関車はもちろん、客車も電車も気動車も、今とは比べ物にならない程豪華な車両が残っていた。
すでに碓氷峠は閉まっていたが、あのキハ80もまだ頑張っていた。一方で、
当時銀ピカだったE217系と223系は製造から25年が経過しており、確実なる時の流れを感じる。

さて、20年後の鉄道界隈は一体どうなっているだろうか。非常に楽しみである。

話を戻すと、E4系の情報ページには、今では忘れてしまったようなことが沢山書いてあった。

トータルデザインコンセプトはBIG WAVE(雄大)、エクステリアはELASTIC(しなやか)。
言葉の通り、巨大ながら流線型が美しくて好きだった。

インテリアのキーワードは、ADVANCE(先進性・魅力的・未来的)とCOMFORT(くつろぎ)とあった。
今は更新されているが、グリーン車の奇抜な黄色い座席が印象的だった。ちなみに、普通車は落ち着いたシートだ。
確かに未来的、くつろぎを表現しており、間違ってはいない。

100系のグリーン車に始まり、200系、E1系、E4系と登場した2階建て車両だが、残念ながらそれらの後継車は現れそうにもない。
コロナが蔓延る今となっては、乗客数を優先する車両の存在意義があまり大きなものではなくなってしまった。

世界最大の座席定員数1634人を誇るE4系にも、いよいよ終わりの時が近づいてきたのだ。
古いDVDでも見て、二階建ての巨漢の思い出に浸るとしよう。

上野駅にて、在りし日のE4系P1編成。



春の蝶たち 総集編

2021-09-07 | 散策記

何か月遅れなんだという内容だが、今年はかなりの数のゴマダラチョウが見られた。
冬の落ち葉めくりでも、宿敵アカボシゴマダラの数を上回り、
本家ゴマダラチョウ復活を感じさせていただけある。
しかし、増えた翌年は一気に減るという話もよくあるので油断はできない。

一方、ナラ枯れの影響もあってか、ゼフィルスは例年と比べてほとんど見られなかったためロクな写真が無い。
更に、心配で訪れた磯子方面の公園では壊滅的で、見られたのはウラナミアカシジミのご遺体一つのみだった。
このままでは、ナラ林に依存する生物全体の今後が危惧される。




イボタにダイミョウセセリ。残念ながら、イボタをホストにするチョウは生息していない。


今年もギンイチモンジセセリに会いに行ってみるも、去年より一週間早いせいかほとんどがオスだった。
毎度のことだが、こちらが真横を通ったりしないと自主的に飛んでくれず、探すのに苦労した。

また、ここで大量発生するジャコウアゲハはまだ羽化しておらず、
代わりにフチグロトゲエダシャクの幼虫がそこら中を這いまわっていた。
このまま地面で蛹化していると思うと、周りを歩くのもおっかない。

下の線が濃い”銀二文字”なオス春型。


メスは一匹だけ。