アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

スバル360

2012-05-02 06:00:01 | ノスタルジー
富士重工業が軽自動車から撤退したというニュースが先日あったが、軽自動車を語る上では、スバル360を忘れるわけにはいかないだろう。

 空冷のRRという構造はフォルクスワーゲンのビートルやポルシェなどと同じであり、現にそのビートルそっくりな形から和製ビートルなんていわれたりした。
 385kgという超軽量ボディを活かして、大人4人が乗って軽快に走る・・・というふれこみは今の感覚だとかなりつらいだろうが、それでもこの車が日本の車の普及に大きく寄与したのは間違いない。

 今の車と大きく違うのは、ドアが前開きになっていたこと。後席への乗り降りがしやすいのかしらん・・・
 もちろん、スバル360の登場は他社にも大きく影響した。例えば、マツダはキャロルの4ドアバージョンを出した。当時の軽自動車の規格ではかなり難しいものだったはず。


 ホンダがミニクーパーのデッドコピーとも言われたN360を出したのもその流れだろうか。当時の軽自動車の世界は、ホンダとスバルの争いだった。
 もちろん、スズキやダイハツ、三菱なんかも参入していたから競争はかなりのものだったが・・・その後、スバルはトップをホンダN360から奪還すべく360をモデルチェンジし、R2へと進化させた。

 だが、結果的にはR2のセールスはイマイチだった様子で、N360の進化形であるNⅢとの水は開いたようだ。
 やがて、ホンダが4ドアのライフを発売するや大ヒットとなった。

 当時の軽自動車の規格は、全長3000mm、全幅1300mm以下であり、現在の3400mm、1480mmと比べるとさらに小さかったが、このライフは室内長1660mmという驚異的な数字を確保していた。
 話を戻すと、スバルというメーカーは、もともと飛行機を作っていたこともあり、エンジンには定評のあるところだし、もはや軽自動車で勝負をするよりも・・・という選択をしたのだろうが、一ファンとしては、限られたスペックの中でこそ輝くスバルをまた見たかったと思う。



 スバルの技術でシティコミューターに徹した三輪車などどうだろう。高速動は禁止と割り切り、せまい道での取り回しに優れ、買い物とかの足代わり。
 今だからこそ売れると思うんだがなあ・・・

 とここまで書いたら、ビックリもののニュースが飛び込んできた。

懐かしの三輪軽、EVで復活 ベンチャー、7月から受注(産経新聞) - goo ニュース

 おお、なんというタイミングだろう・・・とりあえずはEVで、貨物配達用のようだが、シティコミューターとして、ぜひ発展してほしいものだ。
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2 コメント

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札幌では (ゆきこママ)
2012-05-02 09:27:17
ベロタクシーなるものが走ってます。三輪車で後ろに二人乗れるようになっていて、体育会系のお兄さんが一生懸命こいでくれます。札幌の街中を自転車のスピードでみるのも新鮮でいいものです。
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丸の内なんかにもありますね ()
2012-05-02 20:02:52
最近あちこちでそういうの見かけますね。
エコでいいですよね。
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