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成田 正の楽屋入り口 by STHILA COMMUNICATIONS

マックス・ベネットとT-100

2007-12-25 01:02:42 | ●Weblog
 「1週間をメドに聴き進めてみて下さい」との島元さんの言葉通り、全取っ替えしてもらった分電盤の非磁性体ネジも落ち着いてきたらしい。と同時に、T-100の方もあちこちの関節がほぐれてきた感じが強い。NYヴォイセズ、ソフィ・ミルマン、エリザベス・シェパードら女性ヴォーカルにかつてない潤いが付いてくるようになったのと、前にイントロ買いした『ジス・イズ・ミー...ゼン/ジェニファー・ロペス』「アゲイン」のイントロで、金物類の倍音らしきものが聞こえてきたからだ。KEFのLS3/5AとロジャースAB1の公称帯域は、55Hz~20kHzで、そこにムラタのスーパー・ツィーターを載せたところで限界があるはずが、ソース内の情報を根こそぎ引っ張り出す、あるいは、眠っていたSPの筋力を目覚めさせるアンプとは、どうやらこういうことらしい。そこで、T-100の四つ脚の話題になった時、島元さんが珍しくわずか弱気になったものだから、BDRのピラミッド・コーン・スパイク(Mk4)で遊ばせてもらったところ、フロント△×2、リア△×1でプレゼンスが痩せる以外に大差ないことが分かって、これでは本格的にひと皮剥けるまで下手な手出し禁物かと。そんな中、昨日聴いた中で「こんなにイイ音だったのか」と見直したのは、『マックス・ベネット・プレイズ』と、それを作ったベツレヘム・レコード。これにはビクターエンタテインメントの「K2HDマスタリング」効果も見逃せない。