3月に行った円山応挙展(愛知県美術館)とペアになったタイトルの展覧会に行ってきました。平日でお昼近くに行きましたが、閑散とした展覧会が多い同館にしてはかなりの混みようで、ちょっとびっくりでした。
人気の高い画家であることと新聞広告がかなり目についたので、その効果かとも思いますが、ひょっとしたら県美とペアにした「作戦」が当たったのかもしれません。同館開館25周年記念と云うこともあって力も入っていたのでしょう。
作品リストから見るとほぼ制作順に、5つのテーマに分けて展示されていました。前半は小品であるためか、掛け軸に装丁したものが多くありました。やはり後半の「女心を描く」以降の作品が、松園さんらしい良く見かける作品が多くありました。
前後期で少し作品の入替があったのですが、後期に行ったことで、昨年末(12/20)に東京国立近代美術館で見た「母子」に再会することができました。遠来の?重文に指定された作品と云うこともあってか、特別に背にボード付きの展示になっていました。
別室であった下絵の展示も、本絵の基が出来る過程で、いろいろ試行錯誤していることがわかり、興味あるものでした。