熱田区の魅力を発見してもらうイベントが行われました。旧跡の多い熱田区各地で、特別公開やガイドツアーをして、併せて名物食べ物などを楽しんでもらおう、という地元発信の秋まつりです。私は、普段は外から見るだけだった断夫山古墳特別入山へ行ってきました。
断夫山古墳は、この地方最大級の前方後円墳で、全長151m、前方部の幅116m、後円部の直径80m、前方部の高さ16.2m、後円部の高さ13mの規模があります。国道19号線脇にあり、ちょっとした小山がある様に見えます。6世紀、尾張氏の墓と云われています。
当日は、北側の後円部から登れるように、ロープ柵の一部が解放されていました。
後円部を登りきって前方部へ渡るには、一度鞍部へ降ります。下の写真の地面が露出しているあたりが鞍部です。
下は前方部の末端から下を見下ろした所で、斜面の下には市道があり、車の往来が垣間見られました。19号線の方からは車の走行音が大きく聞こえ、中でお眠りになっている高貴の方はさぞやうるさい時代になったものと思っているでしょう。
前方部頂上での眺め(樹木が茂っていてチラチラと市街地が見える程度)を堪能して、もと来た道を戻りました。これから登って来る人とも多くすれ違いました。
初めにとりついた後円部のあたりで、かなり急坂でした。初めが最大の難所だった?ようです。
下山して帰り道、前方部の東の角へ寄ってみました。濠がめぐらされて原形を良くとどめていることがわかります。(石垣は近年のものだと思いますが。)左上が前方部の頂上で先ほどまでいた所です。