保護活動に興味を持ってくれて
始められる方もいると思うので
【雑記】カテゴリーで
少しずつコツや注意点を書いていきたいと思います。
猫を保護したら
病院で初期検査。
いろいろ移るものもあるので
先住さんがいない場合は急ぎませんが
いる場合はは出来るだけ早めにしたほうが
安心です。
私がだいたい診てもらってるものは
・検便(お腹の状態)
・耳の状態(耳ダニ等)
・歯の状態(歯石等)
・皮膚の状態(ダニやシラミや真菌等)
・抗体検査(エイズ&白血病)
・血液検査(3歳以上、もしくは環境の悪い場所にいた子は特に)
です。
その他は必要に応じて。
この中で、
まず検便について。
主によく出るのは回虫。
野良はほぼみんな回虫持ちだと思って良し。
家出身の子でも
半外で飼ってたり
外から拾ってきた子を
検査せずにそのまま飼ってる場合もあるので
わりと出てくる率があるし、
保健所内で移っている可能性も
無きにしも非ず。
回虫を含め
虫の種類としては
私の知ってる範囲では
・回虫(輪ゴムみたい)
・条虫(お米粒みたい→長いけど千切れて出てくる)
・マンソン(ホタテのひもみたい)
・鉤虫(回虫より短いやつ)
・コクシジウム(肉眼では見えない)
・トリコモナス(肉眼では見えない)
・ジアルジア(肉眼では見えない)
→こちらを参照(写真付き)
上記サイトに載ってないものは
調べてみてください。
その他も色々マニアックなものもあると思います。
虫によって
駆虫の薬や
消毒の仕方が違ったりします。
猫同士しか移らないものもあれば
犬や鳥や人に移るものもあります。
分からないものは
その都度調べたり
病院で指示を受けてください。
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猫が緊張状態の時は
虫が直ぐ出ない事もあります。
腸のひだひだの間に
卵や原虫が隠れていて
数週間~数か月後に
急に出てくる場合があります。
あと
病院によっては
検便が苦手だったり、
原虫レベルのものを見逃す&見間違うことがあります。
(特に野良や多頭崩壊系の臨床経験のあまりないインテリな病院は)
念のため
一度虫無しと結果が出た後も
10日間~1か月間ほど空けて
2~3回は検便した方が無難です。
譲渡する時も、
また虫が出る可能性が0ではない事を
一言伝えた方がいいかと思います。
場合によっては
5回以上再発したこともあるし
1年経ってから出た例もあるので
検便は安いですし
気が向いた時に検便をしてみるのがおススメです。
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消毒は
私の場合はですが
キッチンハイターなどを薄めた
塩素消毒。
買えるなら
次亜塩素酸水を購入。
ペットの口に入っても安心。
(楽天などで買えます)
熱湯消毒。
スチームクリーナー等。
熱湯消毒は虫によってですが。
(主にコクシ)
できる方は念のためやった方がいいかも。
虫が落ちるまでの間は
トイレの砂は毎日そう取り換え。
トイレの容器は毎日消毒。
(便をした毎にだと尚良し)
※トイレ容器に新聞紙を敷いたり袋などでカバーをして
カバーごと砂をマルっと捨てるやり方もあります。
ケージ内も消毒。
砂が飛び散った
周りの床も消毒。
トイレスコップも
他のトイレと使いまわしせず。
布や猫ベッドなども消毒した方がいいので
面倒だと思う方は
虫が落ちきるまでは
使い捨てにできる古タオルなどだと
いいと思います。
ここまでやらなくても
落ちたりしますが
きっちりやると
やはり落ちるのが早いです。