ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト

NGO ひろしま市民によるカザフスタン共和国旧ソ連核実験場周辺住民(核被害者)への支援・交流

カザフ留学生、広島友の会の催しに参加

2007-06-29 20:48:51 | Weblog

 カザフからの留学生アイジヤは、6月29日(金)、広島友の会幼児生活団の6歳組と交わり、カザフスタンの国の話を分かりやすく話しました。
 6歳の子どもたちは、しっかり聞いて次々と質問をし、的確な質問はアイジヤを感心させました。なごやかなちびっ子国際交流ができ、良い会になりました。

 8月7日(火)には、広島友の会の平和例会に出席します。子どももおとなも一緒に平和について語り合う集まりです。
 27回目の今回は、講師に広島平和研究所長の浅井基文氏を迎え、アイジヤも参加して、今、平和について思っていることを語ります。
 多くの若い人の参加があると良いと思います。

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ナザルバエフ大統領へ広島からのメッセージ

2007-06-16 20:12:33 | Weblog

 中国新聞、毎日新聞、中国放送等でも報道されましたが、セミパラチンス市を訪問したカザフスタンのナザルバエフ大統領に広島からのメッセージを届けました。
 2007年6月16日日本時間午後1時過ぎ、次に文章で掲載する平岡敬さんの要望がロシヤ語通訳者による同時通訳で大統領に伝えられる様子が、山陽女学園に集まった一同から確認されました。

(写真は毎日新聞社広島支局の好意によります。)

   ナザルバエフ大統領への要望

私は1999年8月に、初めてセミパラチンスクを訪れました。
 以後、毎年カザヒスタンを訪問し、広島大学の研究者と一緒に、核実験の被曝者の医療支援と、被曝者の証言の聞き取り調査をしています。
 広島大学はセミパラチンスクの研究者と共同で、土壌や水などの残留線量を調べ、低線量被曝に関する調査・研究を進めています。
 私たち広島市民プロジェクトは、広島の医師とともに被曝者の検診や検診車、医療器具、医薬品を寄贈するなどの活動を行なってきました。
 今年も9月に10回目の医療支援訪問団を送ります。
 これらの財源は、すべて市民の寄付金で賄われています。
 また、これまで13人のカザフスタンの留学生を受け入れて、相互理解と友好の促進を図っています。
 こうした活動に対して、昨年、大統領閣下から大変名誉ある「友情勲章」を頂戴いたしました。これはセミパラチンスクの被曝者への広島市民の支援に対する賞を、私が代表して受けたのだと思っています。
 私は、毎年カザフスタンを訪れる度に、急速に発展している貴国の状況を見て、心強く思っています。どうか、カザフスタン政府による被曝者援護をさらに充実して頂きたいと願っています。
 私は先般、貴国のリーダーシップによって、中央アジア非核地帯条約が調印されたことを、高く評価しております。2年後には、最初の核実験から60年を迎えますが、この機会にカザフスタンで核兵器廃絶のための国際会議を開催され、世界平和への展望を切り開かれることを期待します。

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