ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト

NGO ひろしま市民によるカザフスタン共和国旧ソ連核実験場周辺住民(核被害者)への支援・交流

中国新聞に掲載されました。

2013-11-21 10:11:08 | Weblog
核被害の痛み 絵で訴え カザフの画家 広島で初の作品展

13年11月21日

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 旧ソ連時代に繰り返された核実験の影響で、生まれつき両腕のないカザフスタンの画家クユコフ・カリプベクさん(45)の広島市で初の作品展が20日、中区の広島国際会議場で開かれた。口や足を使って描いた、核実験を告発する作品17点を1日だけ展示。原水禁大会出席のため広島を初めて訪れた23年前から秘めていた、二つの核被害地をつなぐ念願をかなえた。

 わき上がる不気味なきのこ雲と大草原にたたずむ母子、核兵器に恐怖する被曝(ひばく)者の表情、自然を守りたいとの思いを込めた湖や山などの小品を並べた。

 旧ソ連最大のセミパラチンスク核実験場近くの村で生まれたカリプベクさん。兄や姉は生後1年以内に亡くなるなど、両親は核実験の影響を強く受けているという。作品展のオープニングに駆け付けた松井一実広島市長や、カザフスタン外務省の特使らに自ら作品の説明もした。

 広島入りした前日は、被爆者の田中稔子さん(75)=東区=から、大やけどをして死線をさまよった体験を聞いた。「被爆者の痛みは、核実験の被害者である自分たちの痛みでもある。広島の人たちと核のない世界を目指したい」と話していた。

 作品展は東京のNPO法人が主催し、カザフスタン外務省が共催した。(増田咲子)
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カザフスタンからの画家来日 同時展示

2013-11-11 15:11:43 | Weblog

日時 2013年11月20日(水)午後2時より午後4時まで
場所 広島国際会議場 会議室「ラン」
無料

中国新聞 平和メディアセンター 記事より
両腕ない画家 核廃絶訴え カザフのカリプベクさん 23年ぶり広島へ

13年11月 5日


 旧ソ連時代に繰り返された核実験の影響で生まれつき両腕のないカザフスタンの画家クユコフ・カリプベクさん(45)が今月中旬、23年ぶりに被爆地広島を訪れる。20日には、口や足を使って描いた作品14点を広島国際会議場(広島市中区)で1日だけ展示し、核兵器廃絶を訴える。

 カリプベクさんは、450回以上も核実験が実施された旧ソ連最大のセミパラチンスク核実験場近くの村で生まれた。兄と姉は1歳になる前に亡くなるなど、両親は核実験の影響を受けたという。

 絵は、子どものころから好きだった。油彩や水彩で草原や木々などカザフスタンの美しい自然を描写した作品のほか、住民の平穏な暮らしを脅かす不気味なきのこ雲、被曝(ひばく)者の苦悩を表現し、核実験を告発する絵もある。

 同核実験場を閉鎖に追い込んだ反核市民団体ネバダ・セミパラチンスク運動に参加。1990年には、代表メンバーの一員として、原水爆禁止日本国民会議の招きで広島を訪れ、原水禁世界大会に出席した。2012年には、カザフスタン政府が進めている核兵器廃絶プロジェクトの名誉大使に就任した。

 今回は、東京のNPO法人が取り組む平和活動「絵のない絵本プロジェクト」の一環で来日する。作品展は午後2~4時、この法人の理事長でグラフィックデザイナーの稲吉紘実さんと一緒に開く。無料。(増田咲子)

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