2014summer特別号No. 28
ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト
〒 733-0012
広島市西区草津東3-6-11-2(橋村宅)
TEL/FAX :082-274-1634
E-Mail: mashenka@fancy.ocn.ne.jp
Blog: http://blog.goo.ne.jp/kazakhstan
[写真] セメイ市郊外平和記念塔 ポリゴン記念公園
友好の翼をひろげ 広島からカザフスタンへ 直行チャーター機飛ぶ
今年は1994年に広島でアジア大会が開催されてから、20年目の節目の年に当たります。20年前、旧ソ連から独立したばかりの中央アジアの国々から、多くの選手が広島を訪れました。カザフスタンは、本国からチャーター機で関空に来日したことで、大いに存在感を示しました。
アジア大会の際の「一館一国」運動を通じて、広島市民はボランティア意識に目覚め、その後、公民館を中心に草の根市民訪問が盛んになりました。ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクトの結成もそのような市民の交流から生まれました。旧ソ連時代に行なわれた450回以上にのぼる核実験(1949~1989)によって、セメイ(旧セミパラチンスク)周辺の住民は、長い間、放射線被害に苦しんできました。
当会は世界に多くのヒバクシャが存在していることにあらためて気づき、旧ソ連から独立間もないカザフスタン共和国に支援の手を差し伸べました。1999年から市民訪問と並行して本格的な医療訪問団派遣を始め、留学生受け入れ支援(15期21名)や両国の若者の交流活動の促進に努めています。若者たちは、国際交流グループCANVaSを結成して、独自に訪問活動を行い、若者による国際会議や対話集会を行う成果を収めています。また、福島の若者たちとも連携して、ヒロシマ、セミパラチンスク、フクシマの若者交流を深めています。
2011年3月11日、東日本大震災に伴う福島の原発事故によって、「原子力の安全神話」は完全に崩れ去りました。東京電力福島第一原発の事故による悲惨な核被害を経験することで、日本は世界で原爆と原発の被害を経験した唯一の国となりました。また、大量の放射性物質が地球環境を汚染し、日本は世界と未来に対する加害国になってしまいました。
今、全世界がフクシマの事故処理の成り行きに注目しています。
核被害を共有する、ヒロシマ、セミパラチンスク、フクシマの市民がともに核被害のない世界をめざして、友好と連帯の輪をひろげることが今ほど重要なことはありません。
今回100名を超える市民の皆様が「広島‐カザフスタン友好訪問団」を結成し、カザフスタンを訪れる予定です。直行便は広島空港から約7時間で首都アスタナに到着します。
この15年間にカザフスタンからの留学生と親交のあった皆様、カザフスタンに関心を持っておられる皆様、ぜひこの機会に現地を訪問しましょう!
セミパラチンスク核実験場閉鎖25周年を記念する年に、ヒロシマとカザフスタンの市民がともに手を結び、世界の人びとに、未来への責任と希望を届けましょう!
核兵器廃絶に取り組み、中央アジア非核地帯条約を実現させた国の経験に学び、核廃絶のエネルギーを高めるために、この友好訪問団に参加されることを呼びかけます。
世話人代表 佐々木桂一
「広島‐カザフスタン友好訪問団」説明会
日時:6月17日(火)午後5時~7時
場所:ひろしま国際センター
(広島クリスタルプラザ6階)
広島市中区中町8-18 ℡082-541-3888
内容:カザフスタン紹介ビデオ上映、民族舞踊、訪問団旅行日程、その他
紹介
8月9日から8月11日まで、カザフスタン国立オペラ・バレエ劇場ソリストのアビーロフ氏とセメイ医学大学学長のラヒムベコフ氏が来広予定です。広島大学学長や平和文化センター理事長を訪問。アビーロフ氏は「せこへい美術館」のオープニング(8月10日午後3時、旧日銀広島支店)で、力強い歌声をひびかせてくれます。
問い合わせ先は、せこへい事務局:
澤野まで(082-227-6298)。
新しい留学生の紹介
・ボロトワ・シャリアットさん( BOLATOVA SHARIYAT )
・1998年5月10日生。16歳。
2014年5月4日、フラワーフェスティバル「カーネーションステージ」でカザフスタンの歌と踊りを披露しました。
[歌]
●トイ・ジュル
カザフスタンの結婚式の歌。若い世代が幸せ、健康、甘いもの、毎日何を望んでいるかを描いています。
[踊り]
●ジェルスズ・トゥンデ・ジャルク・アイ
アバイ・クマンバエフ作詞の曲。美しい自然の中で少女を待つ男性の気持ちを描いています。
●クルマンガズーアダイ
カザフスタンの民族楽器ドンブラによる名曲に併せて踊ります。
●カラ・ジョルガ
乗馬を意味する曲名のカザフスタンの伝統的なダンス音楽。自由奔放な強い馬、ステップの息吹、広い祖国を馬に乗って疾走する情景を現わしています。
[自己紹介]
いろいろなスポーツが好きです、フィギュアースケートが好きで、サッカーを見ることも好きです。日本の学校のクラブは、書道、ESS、お茶のクラブに入りました。
日本を知るようになったきっかけは、5才の時に日本のお箸をもらったことで、関心を持つようになりました。
日本語は1年ほど前から、元留学生のマディナさんから学びました。カザフスタンで日本語検定3級に合格。2級を目指します。3月31日に来日し、4月4日に入学式に出席しました。友人も多くできました。5月10日の16才の誕生日を祝ってもらいました。
この夏、広島で平和学習に取り組みます。福島の高校生の集会にも参加する予定です。
ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト
〒 733-0012
広島市西区草津東3-6-11-2(橋村宅)
TEL/FAX :082-274-1634
E-Mail: mashenka@fancy.ocn.ne.jp
Blog: http://blog.goo.ne.jp/kazakhstan
[写真] セメイ市郊外平和記念塔 ポリゴン記念公園
友好の翼をひろげ 広島からカザフスタンへ 直行チャーター機飛ぶ
今年は1994年に広島でアジア大会が開催されてから、20年目の節目の年に当たります。20年前、旧ソ連から独立したばかりの中央アジアの国々から、多くの選手が広島を訪れました。カザフスタンは、本国からチャーター機で関空に来日したことで、大いに存在感を示しました。
アジア大会の際の「一館一国」運動を通じて、広島市民はボランティア意識に目覚め、その後、公民館を中心に草の根市民訪問が盛んになりました。ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクトの結成もそのような市民の交流から生まれました。旧ソ連時代に行なわれた450回以上にのぼる核実験(1949~1989)によって、セメイ(旧セミパラチンスク)周辺の住民は、長い間、放射線被害に苦しんできました。
当会は世界に多くのヒバクシャが存在していることにあらためて気づき、旧ソ連から独立間もないカザフスタン共和国に支援の手を差し伸べました。1999年から市民訪問と並行して本格的な医療訪問団派遣を始め、留学生受け入れ支援(15期21名)や両国の若者の交流活動の促進に努めています。若者たちは、国際交流グループCANVaSを結成して、独自に訪問活動を行い、若者による国際会議や対話集会を行う成果を収めています。また、福島の若者たちとも連携して、ヒロシマ、セミパラチンスク、フクシマの若者交流を深めています。
2011年3月11日、東日本大震災に伴う福島の原発事故によって、「原子力の安全神話」は完全に崩れ去りました。東京電力福島第一原発の事故による悲惨な核被害を経験することで、日本は世界で原爆と原発の被害を経験した唯一の国となりました。また、大量の放射性物質が地球環境を汚染し、日本は世界と未来に対する加害国になってしまいました。
今、全世界がフクシマの事故処理の成り行きに注目しています。
核被害を共有する、ヒロシマ、セミパラチンスク、フクシマの市民がともに核被害のない世界をめざして、友好と連帯の輪をひろげることが今ほど重要なことはありません。
今回100名を超える市民の皆様が「広島‐カザフスタン友好訪問団」を結成し、カザフスタンを訪れる予定です。直行便は広島空港から約7時間で首都アスタナに到着します。
この15年間にカザフスタンからの留学生と親交のあった皆様、カザフスタンに関心を持っておられる皆様、ぜひこの機会に現地を訪問しましょう!
セミパラチンスク核実験場閉鎖25周年を記念する年に、ヒロシマとカザフスタンの市民がともに手を結び、世界の人びとに、未来への責任と希望を届けましょう!
核兵器廃絶に取り組み、中央アジア非核地帯条約を実現させた国の経験に学び、核廃絶のエネルギーを高めるために、この友好訪問団に参加されることを呼びかけます。
世話人代表 佐々木桂一
「広島‐カザフスタン友好訪問団」説明会
日時:6月17日(火)午後5時~7時
場所:ひろしま国際センター
(広島クリスタルプラザ6階)
広島市中区中町8-18 ℡082-541-3888
内容:カザフスタン紹介ビデオ上映、民族舞踊、訪問団旅行日程、その他
紹介
8月9日から8月11日まで、カザフスタン国立オペラ・バレエ劇場ソリストのアビーロフ氏とセメイ医学大学学長のラヒムベコフ氏が来広予定です。広島大学学長や平和文化センター理事長を訪問。アビーロフ氏は「せこへい美術館」のオープニング(8月10日午後3時、旧日銀広島支店)で、力強い歌声をひびかせてくれます。
問い合わせ先は、せこへい事務局:
澤野まで(082-227-6298)。
新しい留学生の紹介
・ボロトワ・シャリアットさん( BOLATOVA SHARIYAT )
・1998年5月10日生。16歳。
2014年5月4日、フラワーフェスティバル「カーネーションステージ」でカザフスタンの歌と踊りを披露しました。
[歌]
●トイ・ジュル
カザフスタンの結婚式の歌。若い世代が幸せ、健康、甘いもの、毎日何を望んでいるかを描いています。
[踊り]
●ジェルスズ・トゥンデ・ジャルク・アイ
アバイ・クマンバエフ作詞の曲。美しい自然の中で少女を待つ男性の気持ちを描いています。
●クルマンガズーアダイ
カザフスタンの民族楽器ドンブラによる名曲に併せて踊ります。
●カラ・ジョルガ
乗馬を意味する曲名のカザフスタンの伝統的なダンス音楽。自由奔放な強い馬、ステップの息吹、広い祖国を馬に乗って疾走する情景を現わしています。
[自己紹介]
いろいろなスポーツが好きです、フィギュアースケートが好きで、サッカーを見ることも好きです。日本の学校のクラブは、書道、ESS、お茶のクラブに入りました。
日本を知るようになったきっかけは、5才の時に日本のお箸をもらったことで、関心を持つようになりました。
日本語は1年ほど前から、元留学生のマディナさんから学びました。カザフスタンで日本語検定3級に合格。2級を目指します。3月31日に来日し、4月4日に入学式に出席しました。友人も多くできました。5月10日の16才の誕生日を祝ってもらいました。
この夏、広島で平和学習に取り組みます。福島の高校生の集会にも参加する予定です。